映画時々サッカー観戦ブログ -1010ページ目

映画ブログ2017:24「クリミナル」

を観た。

ケビン・コスナー主演。

ラスト以外は面白かった。登場人物のほとんどが悪人だから、発言や行動も説得力がある。だけどラストは…。まず主人公の本来の人格は「死刑囚」。この作品の中だけでも十分に死刑に値することをやっている。それに対する「応報」がないのが「?」。それと奥さんや娘にも「?」。いくら死んだ夫の記憶を持っているからと言っても、やはり主人公は別の人。そう簡単に割り切れるものなのかな。

見方を変えれば、これがアメリカ人なんだなとも思う。

 

映画ブログ2017:23「トリプルX:再起動」

を観た。

ヴィン・ディーゼル主演。

「X-ミッション」を「ワイルドスピード」っぽく仕立てました、という感じの作品。

映像の迫力が凄すぎて、ストーリーが全く頭に入らないウッシッシ。はっきり言ってアクションやスタントシーンをひたすら楽しむためだけの作品。あと中国資本のおかげで?最初のスケボーのシーンなんかは特に「ジャッキー・チェン」っぽい感じもした。中国とアメリカは一見すると正反対な印象なんだけど、実は似たもの同士。最近の中国資本入りまくりのアメリカ映画を観てるとそう感じる。

あと、ネイマールが出演していたことも驚いた。これだけでも十分に観る価値はある。

 

映画ブログ2017:22「キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち」

を観た。

韓国の時代劇。これぞ「韓国」という感じの作品。

韓国の「修正主義」を思い切り楽しめる、突っ込みどころ満載の作品。

まずラストの河口堰。木造であんな建築技術、今でもあり得ない。当時の韓国の大工さんは、21世紀を遥かに超える建築力学と技術を持っていたようだ。またあんな河口堰、作るのにどのくらいの人数、期間が必要だったんだろう。そしてあんなに凄いのを作れるなら、王宮や民家は勿論、船だってもっと凄いの出来たはず。

次に王宮にあった本。文字が綺麗すぎる。しかもそれを偽物とすり替える。手書きであんな綺麗な書体で結構な厚さの本を短時間で作れるかな?どうやらあの王宮には既にワープロやプリンターがあったらしい。

そもそもこの作品にもハングルが沢山出てきてたけど、あの当時「ハングル」なんてあったのかな?そして朝鮮人の当時の識字率はどれくらいだったのか?という疑問もある。

そして最後に、一番の敵が朝鮮人の役人というのもおかしい。話の流れからすると、朝鮮人の役人は確かに同胞を裏切っている悪い奴だけど、それよりも何故清の方に敵意が向かないのか。どうして朝鮮人の役人を叩いて終わるのかが理解出来ない。

確かに時代劇だけど、もはやこれはコント。「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」、いやそれよりも「志村けんのバカ殿様」みたいな感覚で観た方がいいと思う。そもそも主人公、名前が知られるようになったのは老人になってかららしい。