映画時々サッカー観戦ブログ -1011ページ目

映画ブログ2017:41「キングコング 髑髏島の巨神」

を観た。

ストーリー自体は「GODZILLA」に近い。いかにも「アメリカ」な作風。どちらの作品も突き詰めて考えていくと、一番悪いのは人間になる。「結果的に」人間の行為が引き金になって話がスタートするところはよく似てる。また、スカルクローラーの設定を考えたら「パシフィックリム」の影響も感じる。

物事の「道理」を考えたら、地球の視点で物事を考えたら、この作品の「侵略者」は人間。でも、だからと言ってこの作品で人間が殺されるべきと言えるのかどうかというと、話は別。アメリカ合衆国も元々は、「フロンティアスピリッツ」で原住民をどんどん追いやって領土を拡大してきた歴史がある。現在の倫理観からしたら間違いなく「悪」。しかしだからと言ってアメリカ人自身が「アメリカなんて滅ぶべき」とは言えない。

そういう、人間の「原罪」みたいなものを描いている作品なのかなと思う。そう考えたらなかなか深いメッセージを持った作品。

続編も楽しみ。
 

 

映画ブログ2017:40「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」

観た。

「劇場版ウルトラマンオーブ」よりは断然良かったけど…、やはり最初の「スーパーヒーロー大戦」に比べたら「劣る」と言わざるを得ない。

せっかく歴代のヒーローを出すなら、俳優もそれに合わせて出さないと。平成の、しかもここ数年の俳優ばかりじゃ力不足。スーパー戦隊なら西村和彦、嶋大輔、大葉健二、仮面ライダーなら村上弘明、藤岡弘、、宮内洋あたりを呼びないと、僕らの世代はピンと来ない。「超電子バイオマン」のレッドワンこと坂元亮介さんがスクリーンで復活した時のあの感激、今回は無かった。

ストーリー自体は面白かっただけに、キャスティングでもっと頑張ってほしかった。

 

 

映画ブログ2017:39「劇場版ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!」

を観た。

「ゴーカイジャー」や「仮面ライダーディケイド」のウルトラマンバージョンな作品。更に怪獣まで合体の対象になるらしい。感じたのは「絆の力」よりも、グッズをたくさん作って売ろうという「スポンサーの圧力」。ウルトラマンオーブだけでいくつフィギュア作れるんだ?

こういうのは、特番や劇場版だけでやると「おおっ!」となる。毎週レギュラー番組でやられたら「ありがたみ」がなくなる。しかも「スーパー戦隊」や「仮面ライダー」は世界観が繋がっていたからまだ許せるけど、ウルトラマンはそうではない。「大決戦!超ウルトラ8兄弟」あたりから出てきた「パラレルワールド」の概念が「何でもあり」という悪い方向に育ってしまった感じ。

一応最後に、森次晃嗣さんことモロボシダンがウルトラセブンに変身するシーンを出してファンサービスはやってくれたけど、「歴代ウルトラマン」の力を使えるはずのウルトラマンオーブが、何でウルトラセブンより弱いのか説得力を感じない。ついでに黒部進さんも出せば良かったのに。

ウルトラマンシリーズは大好きなんだけど、「ウルトラマンサーガ」以降は好きな作品に出会ってない。一度「原点」に戻るべきシリーズかもと思う。