映画日記2024.70.SALAAR
を観た。
バーフバリの俳優が主演なんてのが売りらしいけど、まさかストーリーまでバーフバリそのものだとは思わなかった。あと、主人公を二人にしたのは多分RRRの影響。
両方の作品から美味しいところを取って、更に大ヒットを狙おうとしたんだろうけど…。やはりそう都合よくは行かない。
まず、回想や説明のシーンが長過ぎる。ただでさえ上映時間は長いんだから、回想や説明の場面もアクションや歌をもっとバンバン入れていかないと眠くなる。これを最後まで楽しめた人、インド人でもそんなにいないのではと思う。
そしてその説明はまだ終わらず、次回作に持ち越しらしい。果たして次回作の上映時に、ストーリー覚えているか自信がない。
改めて、バーフバリはよく出来た作品だと思った。
映画日記2024.69.レイニーデイ・イン・ニューヨーク
を観た。
ウッディ・アレン監督の作品。過去にも「それでも恋するバルセロナ」、
「ミッドナイト・イン・パリ」
「サン・セバスチャンへようこそ」
などタイトルに地名を入れた作品を多数作っている。
それだけ場所に対する拘りが強い。というより主役は人ではなく土地なのかも。今回ならまずニューヨークがあって、ニューヨークと言えば雨。で、雨と言えばこういうストーリーで…という感じで作品が出来た気がする。だから人物像はあまり深く描かれていない。日本人にはなかなか出来ない発想だし、日本人好みではない作品。
日本の作品で言えば、枕草子
が近いかも。「ニューヨークは雨、パリは真夜中」から始まる彼の作品。「春は曙、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて」で始まる枕草子はスタイルが似てるかも。つまりこの作品は、随筆と思って楽しむべきなんだと思う。ちなみに枕草子も人気は源氏物語
に及ばない。それは今年の大河ドラマ
が証明してる。誰が主役なのか、そしてその傾向は今も続いてる。
あと役者もティモシー・シャラメにレベッカ・ホールと何気に豪華。特にティモシー・シャラメは「普通の人」で主演。これまではSFやファンタジー
ばかりだったから新鮮だった。