日曜なので通常は休みですが、定期試験前ということで、朝から自習室を開放しました。
午前9時半から中2の1人が自習に、10時から高1の1人が自習に来ました。
よく勉強していました。
生徒の中には、いくら注意しても言うことを聞かない生徒が(結構な割合で)います。
「時間を測って、制限時間内に仕上げて」
そう言ったところで、言うことを聞かない生徒は、「はい」と返事だけして、タイマーや時計を見ることなく、ただダラダラとやっています。
こういう生徒を見ると、「普段から、家で言うことを聞かなくても、なんやかんやで許されてきてるんやろうなあ」と思います。
また、日本語がムチャクチャで会話が成り立たないような生徒もいるのですが(「日本人か??外国人留学生の方がうまいんとちゃうか?」と思うほどです)、そういう生徒の特徴として、
①単語のみ発する場合が多い
②説明が不十分(言葉が抜ける)
③指示語が多かったり(「あれ」だの「その」だの)、言葉で説明せず「これ」と指で指し示すことが多い
があります。
まるで赤ちゃんが「うーうー」と言ったら「あ、○○が欲しいのね」と意を汲むように、恐らく保護者や周りの人が、不十分な所を補って子供の言いたいことを理解し続けてきたのでしょう。
そうやって不十分な所を直されることなく、保護者側が理解して「あげる」ことで、子供は甘やかされ、わがままに育ち、結果的に日本語もろくにしゃべることもできず、会話すら成立しない人間になってしまうわけです。
そんな子を「塾に入れれば成績が上がる」なんて考えるのは、虫が良すぎるでしょう。
家庭でできる当たり前のことをして、子供が当たり前のことをできるようになってから、塾に通わせた方が良いのではないでしょうか。