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最後まであきらめない気持ちが一番大事--。それを地でいくような浅田真央選手のフリー演技に、世界中から賞賛の声が上がりました。このため、小ブログでも再取材をし、「改訂版」として記事をアップしました。
浅田選手はソチに向かうため、搭乗前の成田空港で報道陣に次のように言いました。「調子はまずまず。やり残したことはありません。準備はできています」。やれるだけのことをやって、あとは天命を待つという心境だったのでしょう。
日本中が浅田選手のメダル獲得を期待していました。もちろん、その色は一番美しい色です。強いては、ライバルのキム・ヨナ選手(韓国)へのリベンジを期待していたはずでした。
ですが、小ブログ速報で伝えたように、SP、まさかの16位--。
勝負は時の運という言葉がありますが、まさしくこのようなことを言うのでしょう。調整もうまくいっていましただけに・・・。やはり、ジャンプ失敗の減点は痛かった。
ですから、浅田選手が自ら、「失敗の原因が分からない」と言ったのは理解できます。強いて言えば、団体のSPの演技でトリプルアクセルに失敗したように、体調より、メンタルな部分の要素がうまくかみ合っていなかった可能性がないとは言いきれません。
20日に行われたフリー。浅田選手はこの日、フリーのみでは、全体で3位でトータル6位入賞。駅伝で言うと、「10人のゴボウ抜き」と同じです。戦意喪失してもおかしくない状況の中、よく頑張りました。
日本との関係が冷え切っている中国のツイッター「微博」でも、浅田選手の演技が多くの賞賛を集めました。浅田選手のすべりに改めて魅了された方も多いでしょう。
「人の息を止めさせるほどの素晴らしい演技。金メダルは獲得できなかったが、すべての人の尊敬を得た」「失敗しても立ち上がった。あなたは氷上の女王だ」「浅田真央の演技で涙が止まらなかった」などと続々と書き込まれました。
中国でもキム・ヨナとのライバル関係は知られており、「キム・ヨナの演技も優雅だと思ったが、浅田真央の今日の演技はもっとも完璧で美しかった」などと、両選手を比較するコメントも相次ぎました。
フリー演技の解説を少し。冒頭のトリプルアクセル。今季は主要国際大会で3回認定されましたが、出来栄えは今一つでした。が、この日はパーフェクトに決めました。
続く3-3回転連続ジャンプは、惜しくも後半のループが回転不足。それでもうまくまとめました。苦手な3回転ルッツは踏み切り違反。ダブルアクセルー3回転不足に。バンクーバー五輪では跳ばなかった3回転サルコウは成功しました。
結果論になりますが、浅田選手のSPの自己ベストは75・84。総合3位の選手を追い抜くためのSPの得点は74・02でしたから、決して高い壁ではありませんでした。
浅田選手は、これまで周囲や報道関係者に「最後の五輪」と言い続けてきました。集大成として臨んできたかけですが、残念な結果に終わりました。
ですが、浅田選手はやるべきことは全てやりました。結果がついてこなかっただけです。浅田選手はこれで、緊張の呪縛から解放されたことでしょう。お疲れさまでした真央ちゃん。数々の感動をありがとう。