奇天烈音楽館・別館 -5ページ目

はじめてのベース

冠に「はじめての」をつけてしまうとどうしても話題が
古くなってしまうことをお許しください。

はじめて「ベース」という楽器を意識したのは、
やはり先日3回目の結婚をしたポール・マッカートニーだと思います。
元々はギタリスト志望だったマッカートニーは、ただベースをベースとして弾くのではなく、
メロディーラインを強烈に意識した奏法を生み出しました。
これは彼が作曲を担当していたことも大きいと思います。
また、当時としては珍しいことにピックを使いアタックを強くすることで、
これまでどちらかと言えば「日陰の存在」だったベースを
主張する楽器へと昇格させました。

まぁ、そのあたりもマッカートニーの自己顕示欲の表れでもあるわけですが。

そんなマッカートニーの本質が見える2曲を。
1964年のアルバム「Beatles For Sale」からEight Days A Weekと
1966年のアルバム「Revolver」からTaxmanです。
Taxmanはハリスンの曲ですが、リードギターまでマッカートニーが「横取り」しています。
Beatles for Sale/Beatles

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Revolver (Dig)/Beatles

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はじめてのパクリ

もうタイトルなど、どうでもよくなってきていますw

日本の歌謡曲の多くは洋楽を参考に作られている場合が多いのですが、
なかには参考にしすぎたために、オリジナルの「パクリ」になってしまうことが
多々あります。

洋楽ファンにとって有名な「パクリ事件」と言えば、
「ナイト・レンジャーとシブがき隊事件」でしょう。

ナイト・レンジャーは1980年代に活躍したアメリカンHRバンドですが、
彼らの代表曲「Don't Tell Me You Love Me」(1982年)と
シブがき隊「Zokkon命」(1983年)のイントロがまるで同じだったという事件です。

当時の歌謡界はアイドル全盛期で、
(私も若干仕事として片足だけ突っ込んでましたw)
作詞・作曲陣は大量生産を強いられていました。
音楽不況のいまでは考えられないほどのサイクルで、
多くの楽曲が生産され、消費されていたのです。

なかなか素敵なイントロが思いつかない。
でも期日までに作らないとJがつく事務所から仕事が来なくなる。
おっ、このナイト・レンジャーってバンド、けっこういいじゃない。
まだ、日本では無名なのね。
ちょっと参考にしますかね…

こんな思考回路だったどうかは今となっては
わかりませんが、
粗製濫造の「ツケ」は2011年になったいまでも
格好の話題になってしまうことは肝に命じないといけません!

作曲は水谷公生という人です。




さすがにイントロはカットされていたので、
偽シブがき隊をどうぞw

はじめてのECM

ドイツのジャズ系レーベルECM(Editions of Contemporary Music)は1960年代後半に産声をあげました。
そのレーベル名のとおりジャズの枠内だけに収まらず、クラシック、民族音楽、ロックなどさまざまな音楽的要素を融合した意欲的な作品を送り出しています。
同時に数々の優れたミュージシャンを発掘し、輩出してきたことも特筆できます。

1976年にリリースされたこの盤もそのひとつ。
Pat MethenyとJaco Pastoriusという当時はまったく無名だった若手ミュージシャンを発掘し、
この後世まで語り継がれる名盤を作り上げました。
二人に活躍の場を与えたECMの総帥、マンフレード・アイヒャー氏の慧眼にはいつも驚かされます。
その後の二人の活躍ぶりについては説明不要でしょう。
Bright Size Life/Pat Metheny

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もしECMがなかったらいまのジャズシーンもまったく違ったものになっていたでしょう。
あまりにお約束すぎるセレクトですがやはりこの曲に尽きます。