2024年12月11日、スウェーデン王室のソフィア妃はストックホルム王宮で開催されたカール=グスタフ国王主催の2024年ノーベル賞受賞者のためのロイヤルディナー(授賞式の翌日)でスパンコールドレスを着用されました。
このドレスは、2011年12月10日にスウェーデンのストックホルム市庁舎で行われたノーベル賞授賞式で第一子エステル王女を妊娠中だったヴィクトリア王女が着用されたものです。その後、第二子オスカー王子妊娠中の2015年のノーベル賞受賞者のためのロイヤルディナー(授賞式の翌日)でも着用されました。
2024年9月に第4子を妊娠していることを発表したソフィア妃は、義姉ヴィクトリア王女から譲り受けたマタニティドレスに9年ぶりに袖を通したようです。このドレスはスウェーデンのデザイナーPär Engshedenによるもので、ヴィクトリア王女のウェディングドレスが有名です。
続いてもマタニティドレスです。
妊娠期間中しか着用する機会が無いので、ロイヤルファミリー達の中でもお譲りすることがあるようです。
2013年4月30日、ウィレム=アレクサンダー国王の戴冠式に出席したフロリス王子(国王の従弟)の妻で第三子妊娠中のエイミー妃が同じドレスを着用されました。正式には分かりませんが、マキシマ王妃からお譲りされたのではないでしょうか。

2018年4月、オランダ王室はウィレム=アレクサンダー国王の即位5周年を記念して新しい写真を複数公開しました。その中の1枚で次女アレクシア王女は母マキシマ王妃のVALENTINOのブラウスを着用されました。

2006年7月6日、イタリアのタヴァルネッレにあるイタリアの夏の別荘で過ごすマキシマ皇太子妃(当時)はVALENTINOのブラウスを着て、フォトコール(写真撮影会)に出席しました。
長女アマリア王女と手を繋いでいます。

2018年4月27日、オランダのフローニンゲンで行われた「国王の日」の祝賀行事でアレクシア王女はポケットや袖のフリンジが特徴のデニムのジャケットを着用されました。
このデニムジャケットはマキシマ王妃が着用していたもので、14年前の同じ祝賀行事でも着用されました。
2004年4月30日、マキシマ皇太子妃(当時)はフローニンゲンで行われた「女王の日」の祝賀行事で同じデニムジャケットを着用されました。マキシマ王妃の赤い帽子も14年前と同じものでしょうか?
4月30日はユリアナ女王(ウィレム=アレクサンダー国王の祖母)の誕生日でしたが、今でも4月の第4日曜日が祝日とされ、国王(または女王)の誕生日を祝います。
このAlaïaのワンピースは母ソフィー妃が何度か着用されていたものです。中でも2016年3月7日のケイマン諸島訪問でのAlaïaのボレロとワンピースは2018年のレディ・ルイーズ・ウィンザーと同じコーディネートでした。

2022年8月1日、レディ・ルイーズ・ウィンザーは両親のエドワード王子、ソフィー妃、弟のセヴァーン子爵ジェームズ(当時)とイギリスのバーミンガムで開催されたコモンウェルスゲームズに出席。レディ・ルイーズ・ウィンザーが着用していたPETER PILOTTOのワンピースは母ソフィー妃が着用していたものでした。
2015年8月30日、ソフィーはロンドンにあるリーバレーホッケー&テニスセンターで開催されたユニベットユーロホッケー選手権で同じドレスを着用されていました。

2023年3月8日、結婚式を控えたヨルダンのイマン王女は結婚前のヘナ・パーティーに出席。ヨルダン人とパレスチナ人の血を引くデザイナー リーマ・ダブールのドレスに、母ラーニア王妃が1993年の結婚式でウェディングドレスに身に着けていた特徴的なベルトをコーディネート。
※ヘナパーティーとはイスラム教の結婚式の数日前に行われる女性の身が出席するパーティ

2013年6月8日、スウェーデン王室のマデレーン王女はクリストファー・オニール氏と結婚式を挙げました。結婚式の夜に開催された披露宴でマデレーン王女は母シルヴィア王妃のドレスを着用しました。クリスタルと真珠の刺繍が施されたボディスが付いたNINA RICCIのチュールドレスは2001年に国王夫妻の銀婚式で、また同年末のノーベル賞授賞式でシルヴィア王妃が着用したものでした。

※このドレスは現時点で公の場ではシルヴィア王妃とマデレーン王女のみが着用されています。ネット上にヴィクトリア王女が着用している画像が出回っていますが、そちらは2001年のノーベル賞授賞式でシルヴィア王妃とヴィクトリア王女の顔を入れ替えて加工しているものです。

イギリス王室のベアトリス王女は2020年の結婚式で祖母エリザベス女王のドレスをリメイクして着用されました。エリザベス女王はこのドレスを少なくとも3回は着用されました。画像は1967年の議会開会式です。
ロイヤルファミリーではありませんが…
キャサリン妃の弟ジェームズ・ミドルトンと結婚したアリゼ・テヴネは2019年9月に婚約を発表し、2020年夏に結婚する予定でしたが、新型コロナウイルスのパンデミックにより2度結婚式を延期しました。 2人は2021年9月11日にフランスのフランスのボルム・レ・ミモザのブドウ園シャトー・ルーブで、キャサリン妃一家も出席したプライベートな結婚式を挙げました。その結婚式で花嫁アリゼが着用したのは義母キャロル・ミドルトンが1980年の結婚式で着用したウェディングドレスでした。

ナチュラルな雰囲気ですが、スカートのレースもとても美しいですね。(キャロル・ミドルトンの着用画像は残念ながら公開されていません)
ウェディングドレスの選択について、アリゼはHELLO!誌に「私が借り物として着たのは、実は義母のキャロルのドレスでした。彼女は41年前の1980年6月の結婚式で最後にそのドレスを着ていた。」と語りました。さらに、ロックダウン中にバークシャー州バックルベリーにあるジェームズの両親の自宅に滞在していたときに初めてドレスを試着したと明かしました。「ロックダウン中にキャロルとドレスについて話し、インスピレーションを得るためにアイデアを交換していたとき、彼女のウェディングドレスを試着して一目惚れしました。ぴったりフィットし、まさに私が求めていたものだった。」

愛犬のエラとメイベルがリングガールを務めたそうです。愛犬も出席するアットホームな式にナチュラルな雰囲気のウェディングドレスが花嫁のイメージにぴったりだったのでしょうか。
アリゼは「ウェディングドレスは一度しか着ないというのがいつも気になっていたので、こんなに美しいドレスに2度目の命を与えることができて本当にうれしかった。」とも語りました。
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