
2024年11月10日、イギリスのロンドンで行われた戦没者慰霊碑での追悼式に出席されたキャサリン皇太子妃。キャサリン皇太子妃はパテントフェイクレザーの花、カットフェザー、そしてベールのアクセントで飾られたJuliette Botterillの帽子を新調。

エリザベス女王の葬儀、フィリップ殿下の葬儀でもそれぞれベール付きの帽子を着用されました。
カトリックの葬儀では身内の女性がベール付きの帽子を着用する事がありますが、イギリス王室の宗教はキリスト教の一派である「イングランド国教会」です。
他国の王族の女性たちもベールの有無は様々でした。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教では、頭を覆うという概念は礼儀正しさや慎み深さと関連づけられており、キリストの母である聖母マリアの伝統的な描写のほとんどがベールを着用しています。ベールをかぶって髪を覆うことは、少なくとも19世紀まではキリスト教徒の女性の標準的な習慣でした。現在でも特にカトリックやルーテル派の女性、また一部の保守的な改革派キリスト教徒の女性は、少なくとも祈りと礼拝の際にはヘッドカバーを着用し、一部のカトリック諸国では葬儀の際に女性の親族がレースのフェイスベールを着用することが多いようです。

1953年2月15日、エリザベス女王はウィンザーのセントジョージ礼拝堂で行われた父ジョージ6世国王の葬儀で、長いところで腰まで届きそうなベールを着用されました。エリザベス女王の母エリザベス皇太后もベールを着用しています。
時代とともに変化していったのでしょうか。夫フィリップ殿下の葬儀ではこのようなベールの着用はありませんでした。2024年11月15日に101歳で亡くなられた三笠宮妃百合子さまの葬儀にあたる「斂葬(れんそう)の儀」が11月26日に東京の豊島岡墓地で行われ、女性皇族はベールを着用されました。

喪主を務めた彬子さま。

初めて喪服を着用された愛子さま。
日本の皇室は明治以降、イギリス王室に習って黒い洋服を喪服としてきました。
ベールもイギリス王室を参考にされたのでしょう。

ここからは、葬儀以外の機会でもベールを纏ってより高貴な魅力あふれるロイヤルファミリー達の画像を集めてみました。

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