前回の記事の続きです。
今回はハロウィン以外の仮装をまとめました。

エリザベス王女は第二次世界大戦中に祝祭の雰囲気を盛り上げるため、戦時中に不足している娯楽を提供するために、1940年から1944年までウィンザー城で妹のマーガレット王女とともにクリスマスパントマイム公演を行いました。 公演はウィンザーのコミュニティやロイヤル・ウィンザー・スクールの子供たちとともに、ウィンザー城のウォータールー チェンバーで行われました。
※イギリスにおけるパントマイム(pantomine)は、流行歌やダンス、ジョークなどが盛り込まれた大衆的な笑劇のことで、家族で楽しむ芝居としてクリスマスシーズンを中心に演じられます。(クリスマス・パントマイム)『シンデレラ』や『アラジン』など、有名なおとぎ話を元にしたものが多く、出演者と観客が一緒に歌ったり、掛け合いをしたりするもので、無言劇ではありません。いわゆる無言劇のパントマイムは、イギリスではマイム(mime)と呼ばれています。また、アメリカではパントマイムは日本同様無言劇のことを意味します。
1942 年 12 月、英国ウィンザー城で上演されたクリスマス公演『眠れる森の美女』のプログラム。エリザベス王女がサルバドール王子を演じ、マーガレット王女 がアザミの妖精を演じたようです。残念ながら舞台衣装の画像が見つかりませんでした。もし見つかれば追記します。

1943年12月、ウィンザー城で上演されたクリスマスパントマイム『アラジン』の衣装を着たエリザベス王女(17)とマーガレット王女(13)。主演はエリザベス王女 とマーガレット王女で、アラジンとロクサーナ王女役でした。
エリザベス王女(18)はクリスティーナ・シャーウッド夫人、マーガレット王女(14)はルシンダ・フェアファックス卿を演じました。
それぞれのパントマイムは3回上演され、王女たちの両親である国王ジョージ6世とエリザベス王妃も他の王室メンバーとともに鑑賞されました。
パントマイムでは役柄の男女が入れ替わるのは一般的で、エリザベス女王は4つの劇のうち3つで男性の役を演じました。
カラーの写真も見つかりました。
『アラジン』でロクサーナ王女役を演じたマーガレット王女と'Old Mother Red Riding Boots'でクリスティーナ・シャーウッド夫人を演じたエリザベス王女。
チケットの売り上げは、前線で戦う兵士たちに掛け布団を作るための編み物用毛糸を供給している王室ウール基金に寄付されました。

エリザベス王女とマーガレット王女が着用されたは華やかな舞台衣装は、2021年11月25日から2022年1月31日までウィンザー城で展示されました。


2014年7月にメール・オン・サンデーで独占公開された写真は1953年に撮影されたもので、その後バッキンガム宮殿の夏の展示会「ロイヤル・チャイルドフッド」の一部として初めて展示されました。カメラに向かって微笑み、片手に弓を持つチャールズ皇太子(当時)は、ロビンフッドの仮装をしています。
これらの写真は、母エリザベス2世女王が戴冠した5か月後の1953年11月14日、母の戴冠と同時に皇太子となったチャールズ皇太子の5歳の誕生日の記念に撮影されました。

1964年7月1日、マーガレット王女はロンドンのマンションハウスで行われたセントジョンズ友の会を支援するチャリティーイベント、ジョージアン・ボールに18世紀の舞踏会用ドレスとかつらを着けて出席されました。


1970 年 2 月 23 日: チャールズ皇太子(当時)が在学中のケンブリッジ大学で学部生向けレビュー、原作ミハイル・ショーロホフ「Quiet flows The Din(静かなるドン)」のステージに登場。
2008年9月17日、結婚前のキャサリン妃はオックスフォードでローラーディスコをテーマにしたチャリティーイベントに出席。
母ヨーク公爵夫人セーラ元妃が映画の製作に関わっていた事からセリフ無しのエキストラとして出演しました。イギリス王室メンバーがドキュメンタリー以外の映画に出演したのは初めてのことでした。

2013年7月9日、チャールズ皇太子とカミラ夫人(当時)はロンドンにあるクラレンス・ハウスで、野生のアジアゾウを絶滅から救うために活動する慈善団体「エレファント・ファミリー」のレセプションを主催し、マスクを着けました。

2019年6月13日、チャールズ皇太子とカミラ夫人(当時)は、ロンドンのクラレンス・ハウスで行われたエレファント・ファミリー・アニマル・ボールのレセプションで仮面を付けました。エレファント・ファミリーは、野生のアジアゾウを絶滅から守ることに専念する国際NGOです。皇太子時代の住まいであるクラレンス・ハウスで度々イベントを開催。かなり力を入れて支援している団体なのでしょう。
長くなりましたので、次に続きます。
次回以降で他の王室の仮装もご紹介予定です。
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以上です。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。