8月と9月の読書記録
だいすきな秋、到来!先日、慶應義塾大学の図書館旧館につくられたという喫茶店へ。ところどころに本のモチーフがあったり、メニューが貸出カードだったり、ときめく...ナポリタンも、チーズケーキも、紅茶牛乳も、丁寧につくられていて美味しかった〜教えてくれた友人に感謝です!さて、8月と9月の読書記録『河童が覗いたヨーロッパ』/妹尾河童ヨーロッパのホテルや寝台車のスケッチ。エッセイもかなりの分量なのに全て手書きで文字も可愛い。"得点法で旅を楽しんでいるアメリカ人夫婦に会った。ナポリでスーツケースを一つ盗られたという。「ナポリで盗られるなんてスバラシイ。これで完全にナポリが我々のものになった。いい記念だ」と逆にオモシロがっていた。"『洞窟オジさん』/加村一馬両親からの虐待から逃れるため13歳のときに家出し、後を追ってきた飼い犬シロと山で獣を捕ったり山菜を採って空腹を満たしながら生きる生活を選択。43年間に渡り人里離れた山の洞窟などを転々サバイバル生活を送り、今は社会復帰している男性の物語。ヘビの生き血を飲んだり凄まじい生命力。その反面、後年人の優しさに触れてもやはりうまく関係が築けず逃げ出してしまうのが印象的だった。障がい者施設で働いている現在も描かれていて、とても興味深い人生。『フーテンのマハ』/原田マハ旅エッセイ。色々な交通機関をつかって移動を重視した旅いいなぁ。さまざまな人生の転機を互いに迎えながらも続いている三十数年の付き合いである同級生とのふたり旅もとても良い。"職業的にも立場的にも人生の状況的にも、一致点は皆無といってもいいふたりではあったが、そこは旧友同士、一緒に旅しているときは、難しいことは一切抜きにして、まったく人間的にすっぴんでいられた。"『ゆるやかな家族』/眉村卓ごく普通の三人家族が次々と遭遇する日常の中の異空間を描いたショートショートストーリー。気になっていたゴールデン街の本がズラーっと並ぶ、立ち飲みBARにひとりでふらりしてきた。拘りのレモンサワーおいしかった!『世界あちこち旅日記』/益田ミリコロナ禍前までの過去の海外旅行を回想するエッセイ。台湾のお花の香りがする温かいお団子いいなぁ。おいしそうなごはんやおやつがいっぱい。"その日、その日のことだけ考えて過ごすのっていいなと思う。バイトのことも学校のこともなんにも考えなくていい。今日一日をどう楽しく生きたらいいかを考えるだけでいい。" ーあとがきより『ミナトホテルの裏庭には』/寺地はるな"「昔から、猫に異常に好かれるんです」唯一の長所です、と照れくさそうに言う花岡に芯は唯一じゃないよ、と言ってあげたかったが、なにやら気恥ずかしくて言えなかった。"