アマゾンのミニPCを買ってみた(TRIGKEY S5、Ryzen5 5560U) | a24a24a24のブログ

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アメピグ残党。
釣り、温泉、お出かけ、パソコン。最近、電子工作。

先日ブログに書いた、アマゾンの格安ミニPC。

人柱覚悟で購入してみました。

 

 

 

 

 

 

買ったのはTRIGKEYという中国メーカー、CPUがRyzen5 5560Uのモデル。

メモリ16GB+SSD500GBで4万円台と破格。

しかしネットを調べても情報がほとんどなく、不安。

 

一方私は約十年ぶりのパソコン買い換えです。

新しい規格のRyzenだのNVMe SSDだのさっぱり、Windows11すら触ったことがなく

ますます不安だらけ。

 

 

以下、主観の無責任レビューです。ミニPCを購入検討される方の参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

届いたパソコン本体。

予想以上に小さく、スーパーで売っている豆腐1パックほどの大きさ。

 

 

 

 

 

前面はUSB3.0×2、USB-C×1。

背面はHDMI×2画面、USB2.0×2、LANポートが付いていました。

電源は19VのACアダプタです。

上部の隙間に見えるのがCPUファン。

 

 

 

 

 

底面のネジ4点を外すと、メモリ・SSDが触れます。

バラしやすい造りで良いと思いました。

 

Crucialのメモリ8GB×2枚、インテルのM.2 NVMe SSD×1枚が入っています。

この価格で有名メーカーの部品を使っているのは驚きです。

 

 

 

 

 

底面には2.5インチSATA HDD/SSDの取付スペースがあります。(1台、厚さ7mmのみ)

ここも丁寧な造りと思いました。

SATAケーブルは特殊なフレキシブルケーブル、

なんと付属品に予備が1本入っています。親切すぎ。

 

 

 

 

 

OSはWindows11。

初めて触りました。操作が変わりすぎて違和感しかない。

 

 

 

 

 

タスクマネージャーを表示。

CPUが6コア12スレッドなので、負荷グラフが12個並びます。

処理能力が余裕ありまくりでスッカスカですね。

 

メモリはOSだけで4GBほど消費。

要注意なのは、総メモリ量が「12.9GB」なこと。

これは搭載メモリ16GB中、内蔵グラフィック機能に3GB取られているため(BIOSで変更可)

搭載メモリが8GBの場合、同じ設定では余裕がないかもしれません。

 

 

 

 

 

SSDはインテル SSDPEKNU512GZでした。文句なし。

 

 

 

 

 

SSDの速度を測定してみました。

M.2 NVMe規格なので爆速。

SATAのSSDが500MB/s、HDDが200MB/sと考えると、5~10倍ほど速い計算です。

実際、何をやってもキビキビと動いて快適です。

 

 

 

 

 

これは「3GBのZIP圧縮ファイル」を解凍しているところ。122MB/s。

解凍処理なのに、HDDの単純ファイルコピー並みの速度が出ています。

 

 

 

 

 

Arduino IDEで、ESP32ボード向けにコンパイル+プログラム転送をやってみました。

待ち時間が短くなるかな?

 

 

 

 

 

後半のプログラム転送はUSBシリアル通信なので変わりませんが、

前半のコンパイル時間は明らかに早くなりました。

タスクマネージャーでCPUを見ると、12スレッド全部で「ガッ」と計算している瞬間があります。

 

プログラム作成が少し快適になりそうですね。

 

 

 

 

 

というわけで、アマゾンで買ったミニPC。予想以上によく出来ていました。

性能も期待以上でした。

 

 

しかし注意点があります。

メーカーのサポートが貧弱すぎる。

上の画像はTRIGKEYの公式サポートページですが、ブログにアップローダーのURLを貼っただけ。

https://trigkey.com/blogs/news/trigkey-s5-5560u-support-document

不具合が起きた時、自力で対処できる人でないと厳しいと思います。

 

実はこの製品、アマゾンのレビューによるとスリープ後に動作不良が起きるとのこと。

メーカーサイトには情報も対処も全く載っていません。

私はBIOSでそれらしき機能をオフにしましたが、自己判断、自己責任です。

 

自分だけならいいけれど、他の人に勧める物ではないな、というのが本製品の感想です。

今はHPなど大手メーカー製のRyzen搭載ノートPCが10万円以下で買えます。

安さだけでなくメーカーサポートの手堅い製品を含めて、検討するのもアリかと思います。

 

 

以上、人柱報告でした。

おしまい。

 

 

 

 

 

※2023.10.21追記

掲載から半年以上経ちますが、未だに多くの方が見に来て下さっているようで

ありがとうございます。

以下のミニPCに関する記事もご参考になれば幸いです。

 

アマゾンのミニPCで、3Dゲームを試してみた(TRIGKEY S5、Ryzen5 5560U) | (ameblo.jp)

Amazonで11000円の新品パソコンが販売中(TRIGKEY Green G3) | (ameblo.jp)

ミニPCにChrome OSをインストールして、Androidアプリを動かしてみた | (ameblo.jp)

仮想化環境 Proxmox VEを、Celeron J4125のミニPCで動かしてみた | (ameblo.jp)

 

価格は月日の経過と共に下落傾向です。

最新の相場や人気動向は「5ch.net ミニPC」などとネット検索すると情報が拾えます。

気になる性能(速度)はPassmarkでCPU型番(Ryzen 5 5560U等)を入力すれば

目安のベンチマーク値が出てきます。(数字が大きいほどCPUが速い)

GPUのグラフィック性能は判断が難しいです、YouTubeのレビュー動画が役立つかもしれません。

 

通販の詐欺サイトが存在するようです。

安すぎる通販は避け、Amazonでレビュー/販売者を十分確認してから購入をお勧めします。

Amazonならば返品が手厚いというメリットもあります。