ロジックの河村です。
今週はいよいよ私立高校の入試の週です。
ほとんどの中学生が人生初の入試に臨みます。
実力が十分にだせるよう我々も力を注ぎます。
僕の人生初の入試は中学入試です。
12月23日でした。
僕は入試対策を始めるのが遅かったので練習として受験した中学校でした。
どこの中学校とかは言わないでおきますが、正直簡単すぎました。
塾の模試の方が難しく、「何の練習だったんだ??」と素直に思ったのを覚えています。
しかし、塾で僕よりはるかに偏差値の高い子がその中学校の入試で不合格になっていました。
緊張したとのことでした。
何回か喋った程度でそんなに仲の良かった子ではありませんが、泣いていたその子の顔は今でも忘れません。
そういう子もいるんだな...。と驚きでした。
特に声を掛けることはしませんでしたが、同じ塾の仲間として僕は同じ自習室で勉強をすることだけはしました。
僕も目標はその中学校より偏差値が10以上も高い学校でしたので、こんなもので喜びはしません。
その時期に授業はもうほとんどありませんから、とにかく一緒に自習しました。
(その当時常に自習室にいたのは僕を含めて3人でした。)
実際その子はその経験をきちんと活かして不合格になった学校より偏差値が20くらい高い学校に合格し、進学しました。
大学入試でも普段のセンター模試では890/900くらいの得点の子が本番で周りの受験生に気を取られて630点くらいしか取れなかった話を聞きました。
同じ塾に通っていた違う学校の子です。(話したことはありません。)
その子はとりあえず京大理学部と慶応医学部に合格したのですが、浪人したという話を聞いています。
東大理三志望だったそうです。
その後の話は知りません。
受験にはこういった「失敗談」がたくさんあります。
ロジックの生徒には経験してほしくありませんが、そんな経験をしてもそれを成長に繋げてほしいですね。
高校入試だけでなく、大学入試も私立はどんどん始まっています。
私立大学についてはここ最近難化している傾向が見られます。
その原因は一般入試の募集人数の減少です。
地名が名前になっている私立大学のW大学はここ20年で1000人近く減っているそうです。
この大学に限った話ではありません。
関西圏の大学でも同じような現象が起きています。
この減少は少子化の影響ではありません。
なぜなら入学者数は20年で変わっていないからです。
推薦入学者の増加による影響です。
推薦入学の良し悪しは分かりませんが、理系の人間的には、推薦入学の魅力は分かりません。
理系の私立大学で魅力のある大学は非常に少ないです。
文系は入ったもの勝ちみたいなことを聞きますので、推薦の恩恵は非常に大きいのでしょう。
文系のことは教室長に任せます。
ただ、個人的には、理系なら国公立に行った方が良いです。
私立なら早稲田か慶応、東京理科くらいです。
関関同立やMARCHもちょっと微妙です。
単純な難易度の話ではなく、研究にどれだけお金をかけているかの話です。
国公立大学の方が、実は圧倒的にお金をかけています。
あと、学費に対して恩恵が受けにくいのは私立大学理系の特徴です。
関関同立やMARCHの理系学部を卒業するのには700万ほどかかります。
国公立なら200万円です。
就職での扱いはそんなに変わりません。なんなら国公立の方が扱いがいい場合もあります。
それならその500万円を違うものに使った方がいいなと僕は考えてしまいます。
例えば留学とか、アルバイトをしないで済むように仕送りして生活費にするとか、受験勉強の費用にあてるとか。
※僕の価値観の話ですので、ロジックとしての意見ではありません。
受験を控えている生徒にも自分の価値観を押し付けるようなことはしていません。
人生には色々な選択があります。
選択を迫られる時期ですが、どの選択も成功するか失敗するかは自分次第です。
選択した道で自分がどう振る舞うか、一生懸命頑張ってください。
選択した人生は戻せないことはありません。
何度かはやり直せます。
後悔したならもう一度受験なり就職活動なりやったらいいんです。
決して簡単ではありませんが、やり直したいと思うならやるしかありませんので。
どんな選択をしても幸せになる道はあります。
幸せになるために、今日も一日頑張りましょう。