お世話になります。ロジックの高岡です。

 

GWも明け、各学校では1学期の学習がより本格的になっているかと思います。

特に数学では、1学期の学習は計算問題などを含む基礎的な単元の学習が中心となりますので、1年を占う非常に重要な時期になります。

 

ところが、最近困っているのは「中間テストがない学校」の存在です。

当塾の近隣の、ある中学校では「コロナ禍」を契機として2020年度より、1学期の中間テストが実施されなくなりました。

中には、「テストが減った!ラッキー!」と喜んでいる子たちもいるかもしれませんが、これ実はあまり良いことではありません。

 

「中間テストが無い」ということは、そのぶん「期末テストの範囲が広くなる」ということです。

また、中間テスト範囲に相当する単元の「理解度・定着度の確認が遅れる」ということにもなります。

 

確かに、4月からの新学期では、新しい学校・新しい学年・新しいクラスと、大きく環境が変わり、浮き足立ってしまいがちな時期ではあります。また学年によって、一泊移住・修学旅行などのイベントもあります。

GWの連休などもあり、学習リズムも作りにくいかもしれません。

 

でも、だからこそ「中間テストがあること」「そのための学習に取り組ませること」が必要なように思います。

定期テストというのは、単に「学力を測る」だけのものではなく、結果を目の当たりにすることで、これまでの学習の仕方を振り返り、「改善を図る」ためのものでなくてはなりません。

そうした視点から見ると、「1学期の中間テスト」というものは必要不可欠なものに思えてなりません。

 

もちろん、学校側には学校側の狙いや事情もあるのでしょうが、そこに通う生徒の成長のために、少しでも良い取り組みが行われることを切に願います。