新型コロナ感染症予防のためのマスク着用。
すっかり日常となってしまいましたね。
多くの人が街中で、マスクをつけて歩いています。
学校でも授業中、会話する時など、すでに日常的にマスクを着用しています。
子供たちも登校時から下校時までマスクをつけての生活。
ただ、これって結構息苦しいですね。
気温も高くなってきて、息苦しさ倍増です。
ちょっと前までなら、マスクをずっとつけている子供は
何か不安を抱えている可能性がある…
という理由で、気になる子供として、教職員の中で情報共有していました。
マスクで表情を見せないようにすることで、
身を守っているということだそうです。
現代の子供たちは、これだけ便利で豊かな環境にいるはずなのに、
自分の気持ちを相手に見せることに不安を感じている…。
SNSやLINEなどこれほどまでに自由に使えるはずなのに
人と人とのコミュニケーションが苦手っていう子供は多くなっているように思います。
この新しい生活様式。
新型コロナ感染症予防のためとは言えども、
子供たちにはどれほどの影響があるのでしょう。
いつもマスクをしているのが普通。
つまり、人に表情を見せないことが普通ということ。
相手に表情から心を読まれないという安心感…
相手の気持ちが表情からわからないということは、
自分の気持ちは言葉にしないと伝わらないということ。
今まで以上に、子供たち自身が自分の気持ちを言葉にできなければ
相手に何も伝わらない。
それが苦手な子供たち…。
相手はこう思ってるに違いない…こう言われた気がする…。
自分の勝手な思い込みでトラブルを起こす最近の子どもたち…。
そして、そんなトラブルにすぐに介入してしまう最近の保護者…。
学校では自己解決できるように教育していこうとしていても、
保護者が介入して、単純な話がこんがらがってしまう…。
マスク着用が普通になった世の中…学校…。
こんなトラブルが急増することは、
もはや、想定の範囲内。
本来の教師の仕事ではない仕事は増えそうです。
子供たちの学力や授業時間の確保ばかりが話題になっていますが
最大の問題は、
言葉や表情など子供たちのコミュニケーション能力が、
大きく低下することではないでしょうか?
学力の低下は、コミュニケーション能力の低下が原因の一つである気がします。
そう思っていても
明日もまた、マスクをつけて、学校生活を送るんですけどね…。