子どもの幸せを願うなら、まず、自分が幸せに
子どもにかかわるすべての人を
小さな調和から幸せに導くハーモニスト
「ちいさなハーモニー」
どひたかこです。(プロフィールはこちらをどうぞ)
始業式当日に、友達をビンタした女の子のお話、
最終編です。
前編はこちら
後編はこちら
「Aさんって、言葉が乱暴でちょっと怖いやつ」
「Aさんは優しくて面倒見のいいところもあるけれど、怒らしたら怖い人」
こういう認識を周りの人ももっているし、
何よりAさん自身がそう思われていることに違和感を感じていません。
だから、いつも言葉が乱暴で怒らしたら怖い人という姿を見せてしまいます。
この認識を自他ともに変えるために、私は考えました。
名付けて・・・
「Aさん、乙女化計画」
でもね、勝手には始められませんから、
まずはAさんにお話。
「あのさ、先生は、Aさんって本当はめっちゃ優しい人やと思うんよね。
でも、ついつい癖で乱暴な言葉を使っちゃったり、することあるやん。
もったいないと思うんよねぇ。
だって、本当の優しいAさんをもっとみんなにわかってもらいたいんよ。
ホンマは、怖い人じゃないんよ!って。」
すると、Aさんもその話を静かにうなずきながら聴いています。
さらに私、
「でね、ちょっと先生考えたことがあるねん。
言うで。
『Aさん、乙女化計画』を実施しようと思うねん。
どう?」
すると、Aさんもまんざらでもなさそう。
ちょっと照れながら、私の話を聴いてくれ、
『乙女化計画』に賛成してくれました。
でもね、こんな計画は、Aさんと担任である私だけが知っている状態で始めると、
うまくいかないときがあるんですよ。
絶対にちゃかす人が出てくるから…そうなると、Aさんはもっと態度を固くしてしまいます。
じんわりと、クラスのみんなに知らせておくことが大事。
それも、「ああーそういうことやねんな。」と見守ってもらえるように伝えること。
ああ~そういうことね~わかってるで~という空気が大事!
さて、
Aさんと『乙女化計画』を始めて間もない日、
やっぱり日頃の癖はすぐに出ます。
何かでみんなの話し声が大きくなった時があったんです。
すると、
「おい○○うるさい静かにせえ」と叫んだAさん。
そこで私は、ちょっと小さめの声で、
「Aさん、乙女乙女」と声をかけました。
その時にクラスのみんなにこう話しました。
私 「あのね、みんなもずっと一緒に過ごしているからよく知ってると思うねんけど、
Aさん、ちょっと乱暴なことを言ったりしたりすることがあるでしょう。
でもね、本当は、めっちゃ優しい人やねんよ。わかると思うけど。」
クラスの子たちも「うんうん。」とうなずいています。
私 「それでね、本当のAさんの優しいところが出て、よく伝わるようにするために
先生から時々Aさんに声をかけようと思っています。
でも、みんなは見守っといてください。
だから、『そういうことやねんなぁ。』と思っといてくれたらいいです。」
それからも、Aさんの癖が出てしまう時はあったんですよ。
「お前!うるさいんじゃ!」みたいにね。(笑)
でもね、
「Aさん、乙女乙女」というと、
「あ!そうやった。・・・・・あなた、うるさいですよ。お静かに。」
と笑いながら言えるようになりました。(笑)
それを観ているクラスの子たちも、
優しい笑顔で見ていました。
しばらくすると、だんだんそれが普通になってきます。
それからは、たまたま廊下で会った時などに、
「Aさん、すっごく優しい笑顔になったね。ステキ」と
ちっちゃな声で伝えていました。
だから、卒業するころには
本来の優しいAさんになっていました。
素敵でしたよ。
本当の思いに気づいたら、
一緒に調和を創ることが出来るんです。
楽しい方法でそれが出来ると、めっちゃいいですよね。
明石市の「藤江駅前オアシス」で、
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Re・rise Newsさんにインタビューしていただきました。ぜひ観てください
https://rerise-news.com/children/dohi_takako/
私が定年間際に退職した理由、これからやりたいこと、私の夢などについて、お話ししています。
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「ちいさなハーモニー」
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