子どもの幸せを願うなら、まず、自分が幸せに
子どもにかかわるすべての人を
小さな調和から幸せに導くハーモニスト
「ちいさなハーモニー」
どひたかこです。（プロフィールはこちらをどうぞ）
コスモスの花は、とてもやわらかで優しいですね。
今日は、コスモスのような思いをもつ人なのに、
荒々しい鎧をかぶっていた
女の子の話です。
ある学校で、６年生を担任した始業式。
そう、新しいクラスが発表されて、担任も発表されて
新しい教室に入った日のことです。
私は、５年からの持ち上がりだったので、
約半分の子ども達はよく知っている、という状態でした。
けれど、私は比較的小さな学校でお仕事することが多かったので、
別のクラスだった女の子Aさんのことも、ある程度は知っていました。
そのAさんが私のクラスになったのです。
Aさんは、普段から言葉使いが荒っぽく、腹を立てると思い切り蹴りを入れることもある人。
友達に圧をかけることもあり、５年生の時もAさんのクラスの担任と一緒に生活指導する、ということもありました。
どちらかというと、学級作りをしていく中で、
ちょっと注意のいる人です。
けれど、Aさんは、友達からの人気もある人なのです。
わからないことがある友達に、一生懸命教えてあげる姿もあるのです。
さて、その始業式の時、教室に入り、
何か集めるものがあったのです。
私が、一人ひとりから次々それを受け取っている時でした。
「ぺシッ！！」という音が聞こえたんです。
ん？何？
と思って見たその先には、
Bくんのほっぺたに思い切りビンタをしたAさんがいました。
なんで？この短時間にどんな大変なことが起こってたん？
全くわかりませんでした。
ホンマにビックリです。
子ども達に尋ねても、みんなただただビックリしているのです。
ビンタをしたAさん、
ビンタをされたBくん、
もう一人かかわっている子がいました、Cくん。
事情を聴いてわかりました。
話はこうです。（訳のわからない話になりそうなので、A、B、C、色分けしております。）
Aさんが集めていたものを提出するために前に出てきたとき、
Bくんの足に引っかかって、つまずき、こけそうになりました。
Bくんは、足を引っかけようなどどは一切思っておらず、別の子の方を向いており、
たまたまちょっと出ていた足にAさんがつまずいてしまったのです。
すぐそばにいたCくんが、こけそうになったAさんの様子を見て大笑いしたんです。
そして、Aさんは足を引っかけたBくんを思い切りビンタしたのです。
・・・・・
いやいや・・・
Bくん気の毒すぎ
この学級開きは、忘れられません。
けれど、その後Aさんと話をし、
１年間を共に過ごし、
本当に優しい姿で卒業したんです。
この続きは次回のブログで
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