2018年4月に再開したこのブログ。

今後は下記サイトにて書くことになりました。

(2018年5月)

 

ブログ名はこれまでと同じです。

「小学校教師の知的生産術」

https://masaki39.com/

 

これまで読者になってくださった皆様、本当にありがとうございました。今後も引き続き読んでいただけたら幸いです。

 

私が読者登録させていただいた皆様のブログは、今後もときどきのぞかせていただきますね。

 

それではまたお目にかかりましょう!!

 

 

 

4年前には決断できなかったことが、決断できました。他人からみれば小さなことかもしれませんが、プロコーチによるコーチングを受けることを決めたのです。

 

自分自身がコーチングに出会ったのも4年ほど前。本格的に学び始めたのが昨年。認定試験には合格したので「認定コーチ」と名乗ることができ、セルフコーチングもだんだんできるようになってきましたが、プロによる本格的な個人コーチングを受けるのは初めてです。これで「認定コーチ」でありながら、本格的なコーチングを自分が受けたことがないという変なループからは抜け出せます。

 

4年前には決断できませんでした。

4年前と同じプロコーチの方に再会し、今度は決断できました。

 

何が違ったのでしょう?

 

4年前は変化を望みながらも、同時に怖れも感じていました。結局怖れにきちんと向き合うことが出来ず、コーチをつけませんでした。

 

今回は、少し決断まで時間がかかりましたが、決断できました。変化に対する怖れはやっぱりありますが、それをも楽しんでみよう、という余裕と、自分自身に対する深いレベルでの信頼ができたからだと思います。これもコーチングを学んだ成果なのでしょう。

 

「決断」について深く考えたい方は、こちらの本がお薦めです。

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「偶然というものはこの世には存在しない」

本田健さんの著書「大富豪からの手紙」にも書いてありました。

 

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すべてのことには意味があって、自分を幸せにするために起こっている、という可能性を見てほしいとのことです。

 

「シンクロニシティ」とは、一見偶然に見える、意味ある必然です。

 

 

私の場合は、本を通じてシンクロが起きることが多いです。

 

書店でふと目に留まって手に取った本が、後の人生に大きな影響を与えることになったケースが何度かありました。

 

・教師を志すきっかけとなった灰谷健次郎の本

 

・自分の成長を加速させるきっかけとなった勝間和代さんの本

 

・資産形成を考えるきっかけとなった投資に関する一冊の本

 

などです。

 

 

また、一見不幸に思えることでも、それがきっかけとなって、後になってみれば好転したこともあります。

 

・実家がオレオレ詐欺未遂にあい、それがきっかけで家族との関係を見直すことができた。

 

・通勤中の交通事故で車を買い換えたことがきっかけとなって、意識が変わり、エネルギーアップした。

 

 

 

自分の過去を振り返ってみると、どちらかというと受け身的なので、自分から「シンクロニシティ」を起こせるように、普段しないことをやってみる、普段よりも少しだけ積極的に動いてみる、ことを意識してみます。

 

 今夜は占星学的には、非常に強運を引き出すことのできる星の配置になっているそうです。そんな夜にこの記事を目にしたあなたは強運の持ち主かもしれません。今夜は物語の力を活用した目標設定法を紹介します。

 

 最初に1つ質問をします。
 なぜ、私たちは学校の国語の時間に何時間も何時間もかけて物語の学習をするのでしょう?
 学習指導要領の解説は別に譲りますが、そこに書かれていること以外に子供が物語を学ぶ意義として、次のような側面もあるのです。

 

・  未知を読む力がつく。自分の知らないことが書いてあっても読むことができるようになる。
・  物語にたくさん触れることでメンタルカタログが増える。自分の人生の脚本をつくる。
・  困難に直面したとき、物語を描くことで乗り越えることができる。

 

 物語を描く力は人類最古の知性であるとともに、現代においてもなお個人や組織を突き動かす原動力となっています。そんな物語の力を活用したツールがフューチャーマッピングです。

 


 紙とカラーペンがあれば子供でも描けます。
 以下に描き方を紹介しました。ご家庭で親子で対話しながら描いてみてください。
 (ただし、ここでは子供でも描きやすいように、オリジナルを少しアレンジして紹介しています。)


     フューチャーマップの描き方

 まず、主人公を一人決め(①)、7月20日の時点で主人公が目標を達成し、幸せになっている未来をイメージします。主人公は自分でもよいですし、身近にいる誰かを主人公にしてもよいです。次に、エンディングをイメージします。7月20日の時点で目標を達成した主人公がどんなセリフを言っているかを想像し、できるだけ具体的に書きます(②)。同様に、現在の主人公の気持ちやセリフを簡単に書いておきます(③)。

 次に、未来から現在に向かって曲線を描きます(④)。できれば利き手と反対の手でペンを持ち、気の赴くまま自由に曲線を描きます。山や谷はいくつあってもよいですが、始まりと終わりだけは図のようにマスの角に合わせます。図の曲線の形状は一例です。曲線の上昇・下降は主人公の感情です。上昇するほど主人公が幸せな未来に向かっていると考えます。なぜ直線でないかというと、現実には一直線に上がっていくストーリーはほとんどないからです。曲線を描き終えたら、大きく下降しているところ、反転して上昇し始めたところなど、気になる数箇所に矢印を入れておきます(⑤)。

 次に、物語を書きます(⑥)。主人公が目標を達成して幸せになる物語をイメージして、他の登場人物、出来事(事件)・セリフなどを、曲線の上昇・下降に合わせて箇条書きしていきます。先ほど記入した矢印の箇所は上昇・下降のきっかけとなった出来事です。どんな出来事があったのか想像して書きます。最下段には日付を書きます。このタイムラインに合わせて物語を作りますが、現実に何か予定(イベント)が決まっていれば記入し、そのイベントも念頭に置きながら物語を作ります。
 どんな物語も基本は三幕構成なので、はじめ・中・終わりを意識して物語を作ります。古今東西の神話や人が共感する物語の多くは、主人公の「旅立ち」「試練・変容」「帰還」の三幕で共通しています。達成不可能だと思われることもどんどん書いていきます。

 物語が完成したら、ここから現実に戻って具体的な目標や、行動すべきことを曲線の上に書き出します(⑦)。作った物語をヒントにして、どうすれば物語のようにハッピーエンドになるか、できそうなことをできるだけ多く書き出します。曲線の下にどうしても気になる言葉があったら丸で囲み、その言葉から連想される行動を書きます。曲線が急激に下降する箇所、つまり主人公が困難な課題に直面する箇所は、「現実にそうならないようにするにはどうすればよいか?」」あるいは「もしもそうなってしまったら、どう乗り越えるか?」と考えてリスク回避のためにできそうなことをリストアップします。あらかじめリスクを想定しておけば現実に問題が起きたときに慌てず対処できるというわけです。自分だけで解決しようとせず、誰に助けてもらえばよいのか、どんな人と出会い、どんな情報があればよいのかなどを考えられるだけ書いておきます。

 曲線の上に目標や行動のリストが書き出せたら、タイトルを付けて完成です(⑧)。映画のタイトルになりそうな印象的なタイトルを付けると、この行動計画を本当に実行してみたいという気持ちが高まります。 ここでは夏休みまでの計画を例にフューチャーマップの描き方を説明しましたが、三日間、三週間、一年間など、目的に合わせて期間を自由に変更して描くこともできます。

 

 現在メジャーリーグで大活躍している大谷翔平選手は、高校時代に目標設定シートを作成して練習に励んでいたそうです。メジャーで数々の記録を打ち立てたイチロー選手や、サッカー日本代表の本田圭佑選手の小学生時代の作文が話題になったことがありますが、小学生の頃から将来プロになって活躍することを明言しており、驚かされます。
  未来の姿を強くイメージすることや、それを実現するまでの物語を描くことは、一部の人にしかできないことでは決してありません。誰でも自分がワクワクする未来を描くことができるのです。

 

★フューチャーマッピングの背景や活用事例などの詳細は下記のサイトをご覧ください。

https://future-mapping.com/

 

★最近では高校生が使う手帳にも活用されているようです。マインドマップが学校現場に入ってきたのと同様に、フューチャーマッピングが子供の目標設定法としてスタンダードになる日も近いのかもしれません。

https://find-activelearning.com/set/2518/con/2515

https://find-activelearning.com/set/2651/con/2645

 

 

ガイアの夜明けで特集していたスタバの新作を飲んでみたくなり、試してみた。

 

長年のスタバユーザーだけど、フラペチーノは初めて。

名前は「エスプレッソ アフォガート フラペチーノ」

トールサイズで税込600円くらい。

 

 

 

甘いのが苦手な人も

ほろ苦く後味すっきりで、これはおすすめビックリマーク

暑い日に、グランデかベンティサイズで飲みたいです。

 

 

 

 

 

 

 

今回は、帰りの会でおすすめのワークの紹介です。
もちろん学校でなくても、家庭でも使えます。

 

「ありがとうを3つ書く」


連絡帳に、
明日の時間割だけでなく、
今日あった出来事を振り返って「ありがとう」を書くのです。

書けた子から教師のところに持ってきます。

 

すると、こんなことを子供は書いて持ってきます。

 

 「○○ちゃん、鉛筆を貸してくれてありがとう。」

 

 「○○ちゃん、遊びにさそってくれてありがとう。」

 

3つというと、

「3つもないよ~」

と言う子が必ずいますが、

よく振り返るように声かけすると、

 

 「調理員さん、おいしい給食を作ってくれてありがとう。」

 

 「先生、べんきょうを教えてくれてありがとう。」

 

 「お母さん、朝ご飯を作ってくれてありがとう。」

 

というように、当たり前に思っていたことにも感謝の気持ちがもてるようになります。

 

私たちは多くのつながりの中で生きていますが、

普段のくらしの中ではそのことをつい忘れがちです。

 

鉛筆1本をとりあげてみても、

 木を切ってくれた人

 木を育ててくれた人

 原料(黒鉛)を掘り出してくれた人

 木や原料を日本まで運んでくれた人

 運ぶための船を作ってくれた人

 製造してくれた人

 製造するための機械を作ってくれた人

 お店まで運んでくれた人

 売ってくれたお店の人

 買ってくれたお家の人

 そもそも鉛筆というものを考えてくれた人・・・    ・

というように無数のつながりを経て

私たちの目の前に存在してくれています。

 

 

ぜひやってみてください。

 

 

 目標が達成できるかどうかは、「象」(感情)が大きく関わっていることは昨日のブログで述べました。

 

★2018年5月14日エントリー記事

「目標達成における象(感情)と象使い(思考)」

https://ameblo.jp/88rx88/?frm_id=v.mypage-ameblo--myblog--blog

 

だからといって、

「象使い」(思考などの理性)を軽視してよいということでは決してありません。

 

 「マシュマロ・テスト」という有名な実験があります。スタンフォードの3歳児に「今すぐ食べられるマシュマロ1個」と「大人が来るまでがまんすれば食べられるマシュマロ2個」のどちらかを選ばせたところ、がまんできる自制心を持った子供ほどその後の学生時代に成績が高く、社会人になると成功していて病気にもなっていない傾向があるという研究です。(ただし、これは統計上の一般論であり、必ずしもすべての子に当てはまるということではありません。がまんできなかった子の中には大人になってできるようになる子もいるし、その逆もいるということです。また、「成功」の解釈にも注意は必要です。) この研究の詳細は、研究者自らが「マシュマロ・テスト 成功する子・しない子」という一般向けの本にまとめているので分かります。

 

 

 この本には以下のようなことが述べられています。

 

・ 子供たちが生まれたときに持っている自制心の種は、3歳から7歳の間に大きく成長していく。強いストレスにさらされることなく、的確な刺激や愛情を与えることによって育っていく。

 

・  自分の将来(目先ではなく遠い先)をどれだけリアルに考えることができるかで自制心は育つ。

 

・ 目的に向かって思考や行動を思慮深くコントロールし、目的を達成することを継続的に重ねることで、「やればできる」 という気持ちが強まる。さらに、自分が状況をコントロールしていることを信じる「自己効力感」が高まる。結果として、 楽観した予測を将来にもつことになる。

 

・ これらが相まって、自制心の好循環が始まり、自分の考え方の主軸となっていく。一方、こういう好循環に乗れなかった子供たちは短絡的な悪循環にはまってしまい、自制のスキルが育たなくなる。

 

 自制心は生まれつきの問題ではなく、後天的に伸ばすことが可能だということです。そのためには適切な環境や自ら育成しようとする意思があるかどうか、また自分でその伸ばし方を知っているかどうかが大切だと述べています。

 

 IQや学力テストなどで計測される能力を認知的能力と呼び、自制心、思いやり、意欲など、その人の気質や性格的な特徴のようなものを非認知的能力と呼ぶことがあります。ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のヘックマン教授は、この非認知的能力こそ人生の成功において重要であるといい、その中でも誠実さ、忍耐強さ、社会性などの非認知的能力は、他者から学び獲得するものであると主張しています。

 

 国が示す新しい学習指導要領でも、「学びに向かう力」「人間性」という言葉で、こうした能力の重要性が説明されています。

 

 目標を達成するのに必要なことは、象(感情)と象使い(思考)をバランスよく働かせることでしょう。学校は、幅広い学習や体験を通して子供たちが大好きなことや心からわくわくすることを見つける場であると同時に、自制心や忍耐強さ、他者への思いやりなどを学び育んでいく場でもあるのです。


                 <参考>
・ ウォルター・ミシェル著

  柴田裕之訳

 「マシュマロ・テスト 成功する子・しない子」(早川書房)


・ 中室牧子著

 「学力の経済学」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 

「学力」の経済学 「学力」の経済学
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・ 勝間和代サポートメール  2015年6月22日~6月28日

  勝間さんのサポートメールについては↓
               http://www.katsumaweb.com/support2.php
  

 

 

 

 

「算数の成績を上げたい」

「次の漢字テストで100点を取りたい」

「50m走のタイムを○秒にしたい」

 

 子供たちは様々な目標を持って生活しています。

 

 私たち大人も同じです。

 

目標を達成するのに必要なことは何でしょう?

 

 ダイエットをしたい人がいるとします。

 例えば「○kgやせるためにケーキを控えよう」と考えるのは理性で、これを「象使い」にたとえます。

 

 象使いは「○kgやせる」というゴールまでの道筋、つまりダイエットに必要な行動(例えば食事や運動に関すること)をリストアップし、実際の行動をコントロールしようとします。


 ところが、目の前に大好きなケーキがあったとき、どうしても「食べたい」という気持ちになります。こうした人間の本能的な部分、ここではケーキを食べたいという感情「象」です。

 (「象」、「象使い」という比喩は、心理学者ジョナサン・ハイトが使用した表現です。)

 

 

 象さんと象使いの長所・短所は上の図の通りです。

 

 注目してほしいのは、その力関係です。

 

 圧倒的にパワフルなのは象(感情)なのです。

 

 したがって、ダイエットの成否は目標達成の主人公である象(感情)にかかっています。象さんが本心からダイエットをしたいと願っていれば、象使い(思考)による自己コントロールもしやすくなり、適切な行動を取り続けることで目標を達成できるでしょう。

 

 反対に、いくら象使い(思考)を働かせようとしても象さん(感情)が本当は乗り気でなかったり、目先の快楽ばかり追いかけていたりすると、○kgやせるというゴールまではなかなかたどり着けないでしょう。

 

 子供たちの学習や、私たちの生活・仕事の場面に置き換えてもこの仕組みは同じです。

 

 <参考>

 チップ・ハース&ダン・ハース著 千葉敏生訳

「スイッチ!変われないを変える方法」(早川書房)

 

 

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この記事に衝撃を受けました!

      ↓↓

「簡単にやる気を出す方法を教えてください!」→脳研究者「やる気なんて存在しない」(新R25 2018年5月7日)

https://r25.jp/article/540681193689662300

 

 

 

目ウロコだったポイント!

・「やる気」という言葉は、「やる気」のない人間によって 創作された虚構である。by池谷裕二

 

 

モチベーションが上がってから行動するのではなく、

行動するからモチベーションが上がるということですね。

 

もともと人間の感情は進化の過程で生まれたもので

身体感覚から発達したものです。

 

胸を張ってガッツポーズをしながら落ち込むことはできませんし、

背中を丸めて部屋の隅でうずくまったまま元気を出すことはできません。

 

始業時の挨拶で子供に背筋を伸ばすように指示するのも身体から気持ちの集中をつくるためです。

 

先に身体を動かすことで感情はあとからついてくるのです。

 

 

やりたいことがあっても一歩踏み出せない人。

やる気が出るのを待っていたらいつまでたってもできませんよ!

とりあえずやると決めてやっちゃいましょう!

 

おまけ

今日はブログを書く気が起こりませんでしたが、書き始めると何とか最後まで書けました、笑

 

 

昨日のブログでは、

授業で「対話」を生む手立てについて

述べました。

 

★2018年5月9日エントリー記事

『授業で「対話」を生む手立てを集めてみました』

https://ameblo.jp/88rx88/entry-12374681495.html

 

では、そもそもなぜ「対話」が必要なのでしょうか?

 

算数を例に考えてみましょう。

 

学校の授業では、子供に教科書の内容をただ習得させればよいのではありません。私たちが本当に子供たちにつけたい力は、新しい問題に直面したときに、もてる知識や技能を使って解決しようとする態度であり、解決できる能力です。

 

この力は、知識と知識のつながり(たとえていうなら知識と知識の「リンク構造」)を増やしていくことで高まっていきます。この力がないと、ある単元や授業で習得した知識(技能)が、同様・類似の場面でしか使えないという残念なことになります。

 

こういった力を育む授業の条件とは何でしょうか?

 

それは子どもが主体的に学ぶ授業です。

 

知識を一方的に教師が伝達する教師主導型の授業ではなく、子供をとことん授業の主役に据えた授業です。そこには子供同士の活発な対話があり、教師との対話があり、自己内対話があります

 

算数の時間、これらの対話は言葉だけでなく、式、数、図、記号などによってなされます。したがって、、子供たち自身がそれらを使って自分の考えを表現したり、友達の表現(式、図、言葉など)から考えを読み取ったり聴き取ったりする力を高めていく必要があります。

 

その中で「自分の考えがみんなに伝わった!」「友達の考えを聴いて解き方が分かった!」「新しい考えに気付いた!」という経験が,みんなで算数を学ぶ楽しさにつながります。

 

小学校の算数では、計算など基礎的な技能が確実に身に付くようにすることはもちろん大切ですが、だからといって教師主導でやり方を一方的に伝達するような授業をするわけではありません。知識や技能の獲得と同時に、筋道を立てて考える力や表現する力も育て、生活や学習に活用できる子を育てたいと考えています。そのような力を育むには、対話(教師との対話、友達との対話、自分自身との対話)が必要だというわけです。

 

算数を例に述べましたが、他の授業でも基本的には同じです。国語で読みの授業をするときも、その教材の内容が読めたらそれでよいのではなく、その「読み」の方法を使って他の文章をより深く読めるようにする、さらには自分が書くときにも生かせる、さらには話すとき、聴くときにも意識することができる・・・というように転移・応用する力になることを教師は意識します。そのために対話を活性化させる必要があるのです。