今夜は占星学的には、非常に強運を引き出すことのできる星の配置になっているそうです。そんな夜にこの記事を目にしたあなたは強運の持ち主かもしれません。今夜は物語の力を活用した目標設定法を紹介します。

 

 最初に1つ質問をします。
 なぜ、私たちは学校の国語の時間に何時間も何時間もかけて物語の学習をするのでしょう?
 学習指導要領の解説は別に譲りますが、そこに書かれていること以外に子供が物語を学ぶ意義として、次のような側面もあるのです。

 

・  未知を読む力がつく。自分の知らないことが書いてあっても読むことができるようになる。
・  物語にたくさん触れることでメンタルカタログが増える。自分の人生の脚本をつくる。
・  困難に直面したとき、物語を描くことで乗り越えることができる。

 

 物語を描く力は人類最古の知性であるとともに、現代においてもなお個人や組織を突き動かす原動力となっています。そんな物語の力を活用したツールがフューチャーマッピングです。

 


 紙とカラーペンがあれば子供でも描けます。
 以下に描き方を紹介しました。ご家庭で親子で対話しながら描いてみてください。
 (ただし、ここでは子供でも描きやすいように、オリジナルを少しアレンジして紹介しています。)


     フューチャーマップの描き方

 まず、主人公を一人決め(①)、7月20日の時点で主人公が目標を達成し、幸せになっている未来をイメージします。主人公は自分でもよいですし、身近にいる誰かを主人公にしてもよいです。次に、エンディングをイメージします。7月20日の時点で目標を達成した主人公がどんなセリフを言っているかを想像し、できるだけ具体的に書きます(②)。同様に、現在の主人公の気持ちやセリフを簡単に書いておきます(③)。

 次に、未来から現在に向かって曲線を描きます(④)。できれば利き手と反対の手でペンを持ち、気の赴くまま自由に曲線を描きます。山や谷はいくつあってもよいですが、始まりと終わりだけは図のようにマスの角に合わせます。図の曲線の形状は一例です。曲線の上昇・下降は主人公の感情です。上昇するほど主人公が幸せな未来に向かっていると考えます。なぜ直線でないかというと、現実には一直線に上がっていくストーリーはほとんどないからです。曲線を描き終えたら、大きく下降しているところ、反転して上昇し始めたところなど、気になる数箇所に矢印を入れておきます(⑤)。

 次に、物語を書きます(⑥)。主人公が目標を達成して幸せになる物語をイメージして、他の登場人物、出来事(事件)・セリフなどを、曲線の上昇・下降に合わせて箇条書きしていきます。先ほど記入した矢印の箇所は上昇・下降のきっかけとなった出来事です。どんな出来事があったのか想像して書きます。最下段には日付を書きます。このタイムラインに合わせて物語を作りますが、現実に何か予定(イベント)が決まっていれば記入し、そのイベントも念頭に置きながら物語を作ります。
 どんな物語も基本は三幕構成なので、はじめ・中・終わりを意識して物語を作ります。古今東西の神話や人が共感する物語の多くは、主人公の「旅立ち」「試練・変容」「帰還」の三幕で共通しています。達成不可能だと思われることもどんどん書いていきます。

 物語が完成したら、ここから現実に戻って具体的な目標や、行動すべきことを曲線の上に書き出します(⑦)。作った物語をヒントにして、どうすれば物語のようにハッピーエンドになるか、できそうなことをできるだけ多く書き出します。曲線の下にどうしても気になる言葉があったら丸で囲み、その言葉から連想される行動を書きます。曲線が急激に下降する箇所、つまり主人公が困難な課題に直面する箇所は、「現実にそうならないようにするにはどうすればよいか?」」あるいは「もしもそうなってしまったら、どう乗り越えるか?」と考えてリスク回避のためにできそうなことをリストアップします。あらかじめリスクを想定しておけば現実に問題が起きたときに慌てず対処できるというわけです。自分だけで解決しようとせず、誰に助けてもらえばよいのか、どんな人と出会い、どんな情報があればよいのかなどを考えられるだけ書いておきます。

 曲線の上に目標や行動のリストが書き出せたら、タイトルを付けて完成です(⑧)。映画のタイトルになりそうな印象的なタイトルを付けると、この行動計画を本当に実行してみたいという気持ちが高まります。 ここでは夏休みまでの計画を例にフューチャーマップの描き方を説明しましたが、三日間、三週間、一年間など、目的に合わせて期間を自由に変更して描くこともできます。

 

 現在メジャーリーグで大活躍している大谷翔平選手は、高校時代に目標設定シートを作成して練習に励んでいたそうです。メジャーで数々の記録を打ち立てたイチロー選手や、サッカー日本代表の本田圭佑選手の小学生時代の作文が話題になったことがありますが、小学生の頃から将来プロになって活躍することを明言しており、驚かされます。
  未来の姿を強くイメージすることや、それを実現するまでの物語を描くことは、一部の人にしかできないことでは決してありません。誰でも自分がワクワクする未来を描くことができるのです。

 

★フューチャーマッピングの背景や活用事例などの詳細は下記のサイトをご覧ください。

https://future-mapping.com/

 

★最近では高校生が使う手帳にも活用されているようです。マインドマップが学校現場に入ってきたのと同様に、フューチャーマッピングが子供の目標設定法としてスタンダードになる日も近いのかもしれません。

https://find-activelearning.com/set/2518/con/2515

https://find-activelearning.com/set/2651/con/2645