「算数の成績を上げたい」

「次の漢字テストで100点を取りたい」

「50m走のタイムを○秒にしたい」

 

 子供たちは様々な目標を持って生活しています。

 

 私たち大人も同じです。

 

目標を達成するのに必要なことは何でしょう?

 

 ダイエットをしたい人がいるとします。

 例えば「○kgやせるためにケーキを控えよう」と考えるのは理性で、これを「象使い」にたとえます。

 

 象使いは「○kgやせる」というゴールまでの道筋、つまりダイエットに必要な行動(例えば食事や運動に関すること)をリストアップし、実際の行動をコントロールしようとします。


 ところが、目の前に大好きなケーキがあったとき、どうしても「食べたい」という気持ちになります。こうした人間の本能的な部分、ここではケーキを食べたいという感情「象」です。

 (「象」、「象使い」という比喩は、心理学者ジョナサン・ハイトが使用した表現です。)

 

 

 象さんと象使いの長所・短所は上の図の通りです。

 

 注目してほしいのは、その力関係です。

 

 圧倒的にパワフルなのは象(感情)なのです。

 

 したがって、ダイエットの成否は目標達成の主人公である象(感情)にかかっています。象さんが本心からダイエットをしたいと願っていれば、象使い(思考)による自己コントロールもしやすくなり、適切な行動を取り続けることで目標を達成できるでしょう。

 

 反対に、いくら象使い(思考)を働かせようとしても象さん(感情)が本当は乗り気でなかったり、目先の快楽ばかり追いかけていたりすると、○kgやせるというゴールまではなかなかたどり着けないでしょう。

 

 子供たちの学習や、私たちの生活・仕事の場面に置き換えてもこの仕組みは同じです。

 

 <参考>

 チップ・ハース&ダン・ハース著 千葉敏生訳

「スイッチ!変われないを変える方法」(早川書房)

 

 

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