サイコ・ゴアマン (2020年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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いつもおおきに、ありがとうさんです(^-^)ノ

 

今日はちょっと毛色の違うカナダの映画について書きますね。

 

7月13日の夜、この作品を観ました映画キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラドンッねこへびドンッ

 

 

 

 

 

サイコ・ゴアマン

 

 

前回の記事で書かせてもらった『死なない夫』の借りてきたDVDを観たところ、開始早々、宣伝の予告編を見てしまって「あ、これ観たい~ひらめき電球」と思った作品です。

 

もう、このタイミングで観ておかないと、きっとずっと観ないだろうと思いましたのでね、すぐ観ましたね。

 

なんだか面白そう…モンスターと子どもたちの交流を描くはてなマークと思ったんですけど、まあ、ちょっと違うんですけどね。

 

結論として、不謹慎&悪趣味SFコメディでしたね。

 

なかなか、これが、やりたい放題で(;´∀`)

 

ですので、不謹慎な映画、悪趣味な映画が苦手な人々には絶対に向いてない作品でしたね。

 

何ヶ所か、「これ、ええんかいはてなマークあせる」って場面があって…中でもサラッと「子どもが爆死する」シーンはなかなかえげつないモンです。

 

ですので、非常にアカン映画なんですけど、でも私はそういった不謹慎、悪趣味な映画も否定しなくないんです。

それをやりだしたらもう、映画は絶対につまらなくなるでしょ。

その気持ちはかなりありますね。

逆に映画だからこそ限界を想定せずにいってまえビックリマークって時もあると思うんです、どうせ観るヤツの方に限界があるので。

 

不謹慎や悪趣味も難しいものじゃないですか。

やっぱり人に愛される不謹慎、悪趣味は違いますもの。

それでエンタメになってるなら立派。

時々、時事ネタなんかを不謹慎っぽく、悪趣味的に書く人もいますけど、成功してるんならいいけど、イヤな感じになってるのなら私は読まないですよ。

難しいと思いますよ、不謹慎や悪趣味。

 

とかく「毒を吐く」って言いますけど、吐いてその上で人を楽しませるにはかなりセンスがいるでしょう。

まあ、何ごとも必ず万人受けするワケではありませんが。

 

そういった視野では『サイコ・ゴアマン』はムチャクチャようできた映画で、完成度が高いんですね。

私、素直に「観て良かった」と思ったどころか「こんな映画が観たかった」と正直に感動しましたよね。

 

『サイコ・ゴアマン』は、カナダの過激映像集団「アストロン6」のメンバーで、「マンボーグ」「ザ・ヴォイド」の監督として知られるスティーブン・コスタンスキが監督・脚本を手がけたSFスプラッターアドベンチャー。だそうです。

 

 

こいつですか、スティーヴン・コスタンスキ監督は。

意外と真面目そうなヤツですね。

でもこういった普通そうなヤツほど中身が狂ってるのかもしれませんので、こんな傑作が作れてしまうんでしょうね。

 

Astron-6は、2007年にアダム・ブルックスとジェレミー・ギレスピーeによって設立されたカナダの映画製作および監督会社…調べると私はもちろん、その社の映画を観てなかったですね。

 

スティーヴン・コスタンスキ監督の作品はこれまでに『マンボーグ』(2011年)とか『ザ・ヴォイド』(2016年)といった映画があるそうです、ふむふむ。

 

 

 

 

 

アダム・ブルックスが監督した『ファーザーズ・デイ 野獣のはらわた』(2011年)とスティーヴン・コスタンスキが参加したオムニバス作品『ABC・オブ・デス2』(2014年)はAmazonさんでは現在、全部売り切れ状態ですね~。

レンタルにはあるかもです。

 

またその時が来たら観てみたいと思います。

 

 

で、観たあとで、そういえばこの映画についてブロともさんたちが書かれてたような気がして、実際、書かれてましたので検索で見つかる記事は読ませてもらいました。

 

そして考えるまでもなく、やっぱりこういった作品の専門家、怒りくまさんのレビューですよ。

 

怒りくまさんがストーリーを詳しく書かれてるのでリブログさせていただきます、読んでください~音譜

 

怒りくまさん、いつもありがとうです☆⌒(*^-゜)v

 

 

雨の日の庭、わけのわからん自分流のルールのスポーツで遊ぶ子どもが2人。

 

ルークとミミの兄妹ですがあれやこれやで庭に穴を掘ったら非常に怖い残虐エイリアンが出てきてしまったが、そのエイリアンに言うことを聞かせられる謎の光る宝石をミミが持っててしまったので、けっこうおじさんなエイリアンも自己中で身勝手なワガママ小娘に絶対服従せざるをえなくなる、って話です。

 

そんな子どもたちとエイリアンの心あたたまる交流でも何でもないんですね、実は。

 

 

さあ、そうなったら普段から思いつきでワガママし放題だったミミはエイリアンを「サイコ・ゴアマン=PG」と名付けてオモチャにしくさるんですよね、自分の言いなりだから。

犬の散歩とかさせて。

 

PGもミミたちに殺意満タンなんですけど宝石が取られてるので言うことを聞かざるをえないわけですよ。

 

そんなもん、ただの地球人の小娘にね~、と思うけど、どうしようもないんですよ。

アホでしょ。

 

 

ちなみにミミの顔は『時計じかけのオレンジ』(1971年)のマルコム・マクダウェルに酷似していて、イヤな感じです。

悪い顔してますよ~。

 

兄を思うままにイジメてきたクソガキですが、同性・同世代の友達が見あたらないあたり、確実に避けられてるんでしょ。

何といっても誰に対してもメッチャ思いつきに好き放題なので…。

人の話をぜんぜん聞かないのよ。

「バイ~~~~~~~~~~~…」の言い方がまた腹立つ。

 

で、ルークは普段からミミに負けてるので、ついて回るだけですが、最後の方でようやく「これまで意地悪されてきた」と告白しますね。

 

 

ミミとルークのご両親は、しつけはちゃんとしてはるんですけどね~、なんでこんな悪い娘が育ったのか…。

しつけてるようで形だけだったのか…。

 

パパは怠け者ですけどね、まあ、娘を大事に思ってるから。

 

それとこのファミリーですけど広い家にいろいろ買いまくってはってね~、私はそこに消費社会のなれの果てを見ました。

 

 

ルークの友達のアラスター(Scout Flintくん)…可愛いのに、本当にいいのだろうか、あんなことになったままで(…最後に治ると思ってたんですけど汗)…酷ッあせる

 

 

とにかく、残虐エイリアンを止めるよりもミミを止めなアカンって感じで映画のほとんどは残虐エイリアンの理不尽ではなくミミの理不尽が占めてるんですけど笑えましたわ~(≧∇≦)

 

ホンマに酷いんですよ、駆けつけた警官が変なことになったり。

いろいろ残虐が続きます。

まあ、笑けるんですけど。

 

しかし、宇宙のどこかでPGをやっつける会議もあって、PGをやっつけに来るんですね、テンプル騎士団のパンドラが…女なんですけどね。

 

でも、もう宇宙過ぎてどっちが善とか悪とかわからないんですけどね。

 

出てくるエイリアンが、CGじゃなく、着ぐるみなんですけど、なかなか丁寧に作ってありますね。

でも一個、何十万もかかるんでしょはてなマーク

何個も出して、けっこうお金かかってますよね。

まあ、もしかすると他の映画で使ったのを使いまわしてるのかもしれないし、使ったあとはなべやかんさんが買うてくれはるかもしれませんしね。

ちなみに着ぐるみの一人は日本語を話しました(声を担当されたのは黒沢あすかさんですクラッカー ⇒ 黒沢あすかさんのブログ)。

 

で、世界中のこれ系の映画ファンが大好きそうな汁がドロドロドロ~みたいな汚い感じが繰り返しあって、とうとうグッチョングッチョンになってしまう。

 

さすがに最後の方で肉やらなんかで剣を作ってなぶり殺しにするのは私はついていけず嘔吐感も拭えませんでしたが、まあ、徹底してますよね~。

 

 

このタイプの映画って私はぜんぜん詳しくないのでアレなんですけど、私、『ゾルタン★星人』(2000年)って映画のDVDを持ってて、一時期、けっこう観てたんですよ、アシュトン・カッチャー主演の。

それをちょっと思い出しました。

 

ゾルタンもかなりよくできた映画でしたよ、アホだけど。

 

有名な『26世紀青年』(2006年)にはまだ辛辣な風刺があって、その作品も傑作ですけど、『ゴアマン』には風刺もへったくれもないしね~。

あ、宗教への皮肉はちょっとあったかもしれないけど。

 

『ゴアマン』は、不謹慎、且つ、悪趣味、その上、冒涜的、不道徳の栄え、エンタメとしてのアンモラル…でありながら、けっしてイヤな気分で観終わらない、なんやったら最後、ちょっとだけウルウルしそうになるそんな傑作で、脚本と監督の演出がホンマに優れてると思います。

 

特に主役のミミ役のニタ・ジョゼ・ハンナの演技が素晴らしい。

もとからこんな女の子っちゅう疑惑もあるんですけど、演技だと思いたいあせる

 

 

ブラックな笑いも含めて、私はコメディとして素晴らしいと思いました。

たまにはこんな映画に出会えて、値打ちがありましたわ~。

観ててなんかちょっとイヤなこととか忘れてましたもん。

ある種、人生観をいただきましたよね。

頑張ってても、もう地球滅亡するよはてなマークみたいな。

悩むな~、って。

 

ふざけんなよ、何やってんだ!?って映画でしたが…私、ファンになりました。

 

ホントに酷い映画ですが挑戦する価値はある。

まだ観てない方はチャレンジしてください。

ご不快に感じられてもアレですけど(^_^;)

 

そんなんで今日もおおきに、ありがとうさんです(^.^/)))

 

 

サイコ・ゴアマン
原題:PG: Psycho Goreman
韓国語題:싸이코 고어맨
中国語題:恶烂狂人


2020年製作/95分/PG12/カナダ
日本公開:2021年7月30日
配給:アンプラグド

オフィシャルサイト
スタッフ・キャスト
監督・脚本・製作・編集:スティーブン・コスタンスキ
製作:スチュアート・F・アンドリューズ、シャノン・ハンマー
製作総指揮:ジェシー・クリステンセン
撮影・編集:アンドリュー・アペル
音楽:Blitz//Berlin

ニタ=ジョゼ・ハンナ ミミ
オーウェン・マイヤー ルーク
アダム・ブルックス グレッグ
アレクシス・ハンシー スーザン
マシュー・ニネーバー PG

Cast
Nita-Josee Hanna as Mimi
Owen Myre as Luke
Matthew Ninaber as Psycho Goreman (or "PG")
Steven Vlahos as the voice of Psycho Goreman
Adam Brooks as Greg
Alexis Hancey as Susan
Kristen MacCulloch as Pandora
Reece Presley as Chad (Thug 1)
Rich Evans as Death Trapper
Kenneth Welsh as Narrator/Judicator
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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