韓国映画 同窓生 2013年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

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アンニョンです・・・(^-^)ノ

 

6月15日、この映画を観たんだけど・・・

えっと、前々から観ようと思ってたんですが

観ることを決めたキッカケは

今月になってかなり大きなニュースになってた

BIGBANGのT.O.P(以下、タプくん)のスキャンダル報道です。

 

前からうちのブログを読んでくれてはる方々は

ご存知でしょうけど、あらためてもっかい申し上げとくと

私は、有名人のスキャンダルとかについては

おおらか、とゆうか、人と、そのやったことによっては

あんまり~、問題を感じない方です。

怒ったりしないし、非難する気も起きない。

 

だって、ショービジネス、とりわけ

私が好むロック・ミュージック関係では

昔っから、それこそ1938年のロバート・ジョンソンの昔から

スキャンダルは付きものだもの。

私が好きな有名人って、大なり小なり、全員が

絶対にスキャンダルと切り離せないもん。

あとは、要は、何をやったんかと、どんなけやったんか、だもん。

 

若い頃はもうちょっとビックリしてたと思いますけど

今は内外の有名人のスキャンダルを知ったとしても

はいはい~、あー、そうですか~、はい、おおっけえ~合格合格合格

No problem.~(^-^)/って感じですか。

 

いや、ホンマにアカンことはアカンと思いますよ。

具体的には、殺人とか人身事故とか、女性を乱暴したとか

盗撮とか(これはかなりダサい)、覚せい剤とかは、やっぱり

聞けば不快感を感じるし、許されへん。

 

でも、たとえば、なんか今は元祖・愛と平和の使者

みたいになってるビートルズだって1960年代には・・・ねえはてなマーク

かなりムチャやってますし、だいたいが

私の大好きなツェッペリンが泊まったホテル、泊まったホテルで

家具を窓からほり出しては暴れ、ほり出しては暴れ、って

それ楽しいかー、まぢではてなマーク(;´∀`)はてなマーク

(もし下に人がいてたら、今のペイジ、プラント、ジョンジーはない)

1971年に来日した時にもやり放題やったらしいなー。

アホやん、史上最高のロックバントなのにあせる

でも、そんなんを知れば知るほど私の尊敬の念も高まるのでした。

 

ジム・モリソンだって、その人生そのものが伝説なんだもん。

でも、今、日本で芸能人やってたら血祭りでしょ。

Victimizationでしょ、袋だだきですやん。

 

だいたい、大麻に関しては日本とか韓国とかが厳しすぎ。

中国なんかもっとでしょ、厳しさ度。

でもさ、アメリカやヨーロッパの映画を観てごらんな。

吸いまくりやんはてなマーク

吸って一人前、みたいな。

吸わなきゃ損、損クラッカーとまでね。

また吸ってる人が楽しそうでさ。

トゥルー・ロマンス』(1993年)のブラピのあの幸せそうなこと。

まーねー、『ドラッグストア・カウボーイ』(1989年)とか

レクイエム・フォー・ドリーム』(2000年)みたいに

薬にいっちゃうと、一気に危険でストレート・トゥ・ヘルドクロですが

グラス=草系は、もうちょっと大目に見てもええんちゃうかと思う。

 

(書いてて心配になってきたので、自己セーブしますけど汗

いや、これだけは言っときますが

私は生まれてこの方、法律に触れるブツを

吸ったり飲んだりしたことは金輪際ありませんよ。

いっぺんもない(そんなお金もないしね・・・)。

見たこともないで~!!

そんなことしてたら、ここまでの文章も書けへんしね。

でも、それは法律で禁じられてて、みんな、誰しもが

やったらアカンからです。

もしも禁じられてないなければ

少なくとも「た」や「マ」のつくソレだけは

やっとると思います(合法で売ってればの話だけど)。

現内閣総理大臣夫人も「大麻を取り戻すビックリマーク

「大麻で町起こしビックリマーク」とダイナミックに太鼓判を押してはるそうだし。

(そこまで断言するからには、吸わないで言ってはらへんと思う)

 

まあ、半分は冗談ですが

韓国のアカンところは、なんかちょっとしたことでも

ギャアー!!と芸能人を批判しまくってヒステリックになるとこかな。

時々、そんなことで!?と呆れさしてもろてるもん。

真面目なお国柄とは知ってるけど、ガチガチすぎるねん。

でも、それは日本も同じ。

いや、有名人だろうがなんだろうが、ホントはアカンのですよ。

でも、時に、やりすぎちゃうはてなマーク

だいたい己たちはそんなに聖人君子なのかよ、一般人むかっ

うちかってぜんぜん悪いことしてないけど

だからといって人様を悪しざまに批判する気もないぞー。

批判の快楽に溺れたらアカンで、ホドホドにせんと。

 

これだけは言える。

何ごとも批判の前に、まず理解を示さなければならない。

 

そんなんで、前々から最近、書きたかったことなので

「枕」としてはいささか、長ったらしくなってしまいましたけれども

何が言いたいかとゆうと、タプくん、頑張れ!!

ファイティン!!ってことですわ(;´∀`)クラッカー

 

ここまで読んでくださり、すでにありがとうございますあせる

 

さて、あらためて、15日(木曜日)、この映画を観ました映画キラキラキラキラキラキラ

 

 

十九歳、少年の約束――

 

キミだけは、守り抜く。

 


同窓生
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同窓生
原題:동창생
英語題:Alumni / Commitment


(2013年、韓国映画、113分)


脚本:キム・スヨン
監督:パク・ホンス
音楽:ノ・ヒョンウ(Leading Tone)


出演:チェ・スンヒョン(T.O.P)、ハン・イェリ、ユン・ジェムン、チョ・ソンハ、キム・ユジョン、パク・ソンウン、チョン・ホビン、イ・ジュシル、キム・ソンギョン、カク・ミンソク、パク・チイル、イ・シンソン、キム・ミンジェ、チョン・ユンミン、チェ・イクチュン、ソ・グァンジェ、オム・テグ、トン・ヒョンベ、ソ・ジョンフン、ファン・セジョン、チョ・ヨンボム、チェ・ジョンソン、クォン・ジョンヨン、チョン・ドンギュ、チョン・ギソプ、ソナク、チェ・スリン、キム・ドンゴン、パク・サンギュ、ユ・ハボク、パク・キルス、チン・ヨンウク、パク・ヨン、ソ・ドンス、チャン・デユン、イ・ハンソル、キム・ジョンソプ、キム・ジョンソク、キム・フンネ ほか

 

【予告編】

 

http://eiga.k-img.com/images/movie/79333/gallery/sub02_large.jpg?1396886329
http://www.hancinema.net/photos/fullsizephoto358840.jpg

 

【あらすじ】


リ・ミョンフン(T.O.P)は南に派遣された工作員だった父(パク・ソンウン)の不名誉な死により、妹のヘイン(キム・ユジュン)とたった二人だけで燿徳(ヨドク)収容所に拘留されていた。そこで彼は、偵察局所属の将校ムン・サンチョル(チョ・ソンハ)から、父の汚名をそそぎ、妹のためにも南へ行き工作員となることを命令される。


妹を守るため、カン・デホという名の高校生を装い、南へと潜入したミョンフンは韓国の高校に通うことになる。そこで彼は隣の席に座る妹と同じ名前の孤独な少女、ヘイン(ハン・イェリ)と出会う。もう一人のヘインはクラスの生徒たちから「ぼっち女」と蔑まれ、いつもイジメられていた。妹と同じ名のこの少女のことをミョンフンは知らず知らずのうちに気にかけるようになっていく。


普段は平凡な高校生として静かに過ごすミョンフンだが、指令が下れば躊躇なく任務を実行していく。しかし徐々に彼の任務は危険なものとなっていき、また祖国での権力闘争から工作員のグループ間での対立も激化していく。妹と一緒に静かな人生を送るというミョンフンの夢は実現するのか――??


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http://photos.hancinema.net/photos/photo355464.jpg

 

いきなり、パク・ソンウンさんが出てきて

すごく得した気分になるこの映画。

 

ザッとあらすじに目を通して、面白くないはずはないと

思って観ましたが、思いのほか、暗い・・・。

暗いといって語弊があれば、かなり、シリアス路線。

 

しかし、まずアクション映画としては見事でした。

タプくんが高校生として潜入してきたスパイとして

任務を遂行する時の、その凄腕感、リアルな実力感が凄い。

基本的にターゲットを見つけては、暴力で制圧し

必要なことを聞き出す任務ですが、そん時の動きが凄い。

やられた方、めっちゃ痛そう。

 

私は俳優として映画に出演してるタプくんは初めてやったけど

やっぱりまず声がいいですね。

まず声に惹かれました。

基本的に彼が演じたミョンフンとゆう少年は無口なんだけど

あの低い声で話すとドキドキします。

 

そして目の演技でしたね。

アッと思ったのは最初の任務で初めて人を殺めてしまった時の目。

この少年はスパイとしての訓練をミッチリ受けて

その技術を正確に使って仕事をやり遂げているんだろうけど

でも、そこまで機械にはなれないんだ・・・とゆう

それに気づいた時、一気に物語にのめり込みましたよ。


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http://photos.hancinema.net/photos/photo355460.jpg

 

妹を人質にされて、否応なく、初めての韓国で

危険な任務を成し遂げていく北の少年。

怪しまれぬよう、通うことになった韓国の高校で偶然

隣に座ることになった同窓生の少女の名は妹と同じ

ヘインだった・・・。

 

そのヘインがハン・イェリ。

出てきた時、高校生の姿にちょっと違和感を覚えたけど

すぐに慣れます。

そして可愛い。

けど、おとなしいからイジメられてる。

最初、ミョンフンは目立ったりしないよう

彼女にはかかわらないようにしてたんだけど・・・

度を越したイジメに我を忘れ、イジメてた男子高校生どもを

一瞬で叩きのめしてしまう。

そうなるとは思ってましたけど

ミョンフンがなかなか手を出さないので

私はかなり焦れてました。

それだけにミョンフンがイジメてたヤツラを叩きのめした時には

かなりのスッキリ感。

嬉しかったですね。

でも、そのことはスパイにとってけっして良いことではなく

また、ミョンフンにはもう一人のヘインとゆう

守るべき存在、弱みが増えてしまう・・・。

このジレンマが、また物語を面白くしています。

 

最初、もっとミョンフンとヘインとの恋愛に描くかと思ってたけど

残念ながら、この性急なアクション映画ではそんな

ゆったりした物語に使う時間は少なかったようです。

それでも、言葉少なに惹かれ合いそうになる二人に

目を奪われます。

 

そういえば、ハン・イェリは『海にかかる霧』(2014年)では

JYJユチョンとの共演だったんですよね・・・。

私は『海にかかる霧』はほぼ、ラブストーリーとして観てましたけど

(キム・ユンソクよりもユチョンに感情移入してた)

『同窓生』は、そこまでラブストーリーではなかった。

それは主人公が、出会った同世代の女の子に

妹を重ねてたからだと思う。

だから『同窓生』は、「オッパ(=お兄ちゃん)」の映画ですね。

 

でも、私、ずっと、ミョンフンと二人のヘインには

幸せになってほしかったんですよね・・・汗


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タプくんは

たとえば『ファイ 悪魔に育てられた少年』(2013年)の

ヨ・ジングと比較しても大人びてる感じで

高校生としての幼さ(とゆうのかなー)は感じられなかった。

声もあるんだろうけど、もう大人、って感じで。

むしろ、『アジョシ』(2010年)のウォンビンの方が近いかも。

それは、内心、心をぐらつかせながらも

「やるべきことはわかっている」とゆうようなプロっぽさに満ちてて

行動に躊躇がないから。

本当の敵は誰かを知り、命令に従うのではなく

自分で判断して動かなければならなくなる後半は特に。

最後まで二人のヘインのために最善の道を探して

なんとか切り抜けようとするミョンフンの思いが泣けました。


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これは私の主観だけど

映画としての残酷度とか暴力の描写は若干

(他の韓国のアクション映画と比較して)控えめに思えました。

もうちょっと、ガツンといってもいいのに・・・はてなマーク

少し、もの足りなく感じたんだけど、もしかすると

それは観客の年齢層を幅広く設定するためかなはてなマークと思った。

でも、それだったら結末も違ったものにしていたかも、と

そうも思えたし、また、普段から映画の中の残酷や暴力に

ある程度、慣れてる私だからそう感じたのであって

やっぱり、慣れてない人が観たらキツく感じるかも、と

思い直しました。

 

どっちにしても物語としてはけっして楽天的ではないし

ミョンフンと同じ立場の北のスパイたちの多くが

悲劇的な最後を遂げることからも、悲しい気分になる映画でした。

 

また北に対して南を「幸せな素晴らしい国」として表現しないのも

(どの映画でもそうですが)とても、いいですね。

韓国映画の思慮には敬服しますし

だからこそ、別の国で違う不幸を背負っていた二人のヘインが

ミョンフンのお陰で出会うことになる穏やかなラストは感動的です。

ほんとに素晴らしかったです。


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パク・ホンス監督の作品は、この『同窓生』が初めてでした。

日本で発売されたDVDは多くはないけど

少なくともパク・チュンフンとチャ・テヒョンが主演する

あぶない奴ら TWO GUYS』(2004年)はDVDを買ってあるので

観るのが楽しみですね。

 

前述のとおり、タプくんの出演作品を観たのも初めてだったけど

俳優、チェ・スンヒョンとしての

戦火の中へ』(2010年)

タチャ 神の手』(2014年)

そして『テレシネマ7』のうちの1作、『19』(2009年)を

観ることは確実なので・・・やっぱり楽しみです!!


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解説: 韓国の人気グループ「BIGBANG」のT.O.Pが、妹と友人のため殺し屋になる過酷な運命を背負った少年を演じた主演作。父親が汚名を着せられたことで、北朝鮮の収容所に入れられた兄ミョンフンと妹ヘイン。ミョンフンはたった1人の家族であるヘインを守るため、韓国に潜伏し、暗殺指令を遂行する工作員になる道を選ぶ。身分を偽り韓国の高校に学生として潜入したミョンフンは、そこで妹と同じ名前の少女と出会い、つかの間の安らぎを得るが……。(映画.com


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『同窓生』は〝泣けるアクション映画〟として

本当に素晴らしい作品だと思います。

私には期待以上の映画でしたね。

 

この映画は、いろんなサイトのレビューでも

大勢の方々が軒並み、高く評価されてて納得でした。

やっぱり映画ファンはいい映画を観てるもんですね。

映画が好きならそうでなくてはヾ(*´∀`*)ノ

 

かっこいいですよビックリマーク

もしもまだ観てなかったら、是非合格合格合格クラッカー

 

でわでわ、今夜も読んでくださり、おおきに~キスマーク

現場からは以上ですドアDASH!

アンニョン~(^.^/)))