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自己模倣

 Primal Screamの新作「Beautiful Future」を聴いた。「Screamadelica」以降の作品を全て手放しで評価してきた僕だが、本作はイマイチというのが現時点での感想。「Screamadelica」でのロックとアシッド・ハウスの融合(今でも一大エポックメイキングだと思っている)、「Give out but don’t give up」での一転してブルースへの接近、さらに「Vanishing point」でのテクノ的要素の導入。このように時代の半歩先を常に歩んできたPrimal Screamの進取の気性といったものが、本作からまるで感じられない。過去の遺産を食い潰した、自己模倣のにおいがプンプンする。僕が歳を取ったのか、Primal Screamが歳を取ったのか、その両方なのか、正直複雑な気分になっている。
 一方、インディ・ジョーンズシリーズの最新作「クリスタル・スカルの王国」はスティーヴン・スピルバーグ及びジョージ・ルーカス、さらにはハリソン・フォードの自己模倣の極みのような作品だが、僕は本作を高く評価している。全編エンターテイメントに徹しているところがすばらしい。最近のアクションものは、スパイダーマンやバットマンなど主人公の内面の葛藤やトラウマを描いたものが多いが(それはそれで、物語の深みを与える要素として重要だとは思うが)、「物語の深みなど不要」といわんばかりに浅い人間像でコミカルに「楽しければそれでいい」と割り切って描ききった凄みを本作からは感じる。
 Primal Screamの新作と同様「クリスタル・スカルの王国も」自己模倣なのだが、なぜ こうも印象が違うのだろうか?思うに、作り手側が自己模倣と認識しているか否かが、僕の印象の違いになっているような気がする。スピルバーク監督は、観客の求めるインディ・ジョーンズ像を忠実に認識し、それに徹底的に応えることに注力して本作を完成させている。それが単なる自己模倣を超えた志の高さとして僕に伝わってきたのだと思う。


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パソコンを買い換えた

4年ぶりに家のパソコンを買い換えた。前のパソコン(DELL DIMENSION 2400)でSTOPエラーが多発しそろそろかなと思っていたところに、誤ってケーブルを反対に挿してLANポートを壊してしまった。うちの奥さんのPCリテラシーが6歳の長男以下という状況で、VISTAだとおそらく対応できないという思いもあり、XPダウングレード版が入手できるうちにと思い切って購入した。新機種は同じくDELLのVOSTRO200(合計8万5千円程度)。特別にDELLファンというわけではないが、比較するとやはり安い。仕事、ネットショッピング、ブログ、音楽視聴くらいしか使わないので、余分な機能が不要という事情もある。

CPU:2.53GHzかメモリを2GBにしたためか、さくさくうごいて操作はとても快適。あと、ネット接続やソフトウエアの設定作業がすごく簡単になっていて技術の進歩を感じる。4年前は使えるようになるまで結構苦労したが、ルーター側にプロバイダ接続情報があるため、ケーブルを挿せばネットがすぐ使えた。メールもgmailに全て転送しているので設定いらずですぐに使えるし、外付けハードディスクも大容量化しているので、バックアップしていたデータもすぐに新PCに落としこめた。

心配していたPCのリサイクル手配もネットですぐにできるし、久しぶりに世の中が進化しているのを実感できた。ついでに2代前のPCVAIO)もリサイクル手配をして、今データの以降作業をしている。9年前に買った機種なので外付けHDを認識しないし、CDへの書き込み機能もないのでメモリースティックでしこしことデータを移している。かなり面倒なのだが、今まで放ったらかしにしていた、子供が生まれる前の夫婦での海外旅行や長男が生まれた直後の写真や動画が出てきて結構楽しい。ついつい手が止まってしまって作業が遅々として進まない状況が続いている。


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何を与えないか

 あるビジネス書で「経営戦略とは何をやらないのかを決めることだ」というようなことが書かれていた。なかなか味わい深い、人生や子育てにも応用可能な言葉だと思う。

「何をやるか」という選択肢はそれこそ無限にあり、また、「やりたい」と思っても、個人ではコントロールできないさまざまな理由で、その希望がかなわないことが多い。一方、「何をやらないのか」ということについては、その「何を」の内容にもよるが、比較的自分でコントロール可能な内容の設定が可能だ。例えば、「毎日友人と飲みに行く」という目標は友人の都合もありなかなか実現することは難しいが、「無駄な付き合い酒はしない」という目標は、自分の意思さえ固ければその実現は可能だ。

最近「子供たちに何を与えないか」ということについてよく考える。「得意なスポーツを見つけてあげたい」、「楽器をひとつは弾けるようにしてあげたい」、「できるだけいろんな経験をさせてあげたい」といったやらせたいことは次々と浮かぶが、いろんな理由で(両親とも面倒くさがりなのがその主な理由だが)まだ、実現していない。また、「やりたい」ことは子ども自身が見つけるべきで、親が押し付けるべきではないという思いもある。

 その点、「何を与えないか」については最低限の社会生活を営むために必要な躾にかかわる領域なような気がしているので、それなりにこだわっている。そのひとつは「近距離(2km程度)の移動では車に乗せない」という方針だ。幼稚園のイベントや近くの公園での遊びなど、他所のご家庭が車で送り迎えをしていても、我が家は子どもたちに徹底的に歩かせている。疲れた子どもたちが帰りに不機嫌になるなど、面倒くさいことは多々あるが、人生の最終的な局面では足腰の強さは結構な武器になると個人的には思っているのでめげずに実践している。もっとも僕が車の運転が面倒だという理由も大きいのだが。


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