ここはいいところ

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「ここはいいところ」の「ここ」は私が行った場所であり、人生の一場面でもあります。
人生という旅のなかで、自分がよかったと思ったところやことを記録し、人に伝わればいいなと思います。
1か月に2~3回は新しいブログを書きたいと思います。

 2026年3月に印刷物等に掲載された私の俳句・短歌の一部です。

  

****** 俳句「石川夏山」 ******

 

■『NHK俳句』2026年4月号(NHK出版 2026年3月)

 堀田季何選 兼題「猫の恋」 佳作

   半世紀前とおんなじ猫の恋

 

■『麦』2026年4月号

   (麦の会 2026年3月1日発行…3月下旬発行)

「地熱集」対馬康子会長選(7句まで出し5句まで選)

   冬の蝶合わせ鏡のなかに消ゆ

   絶叫のこもったかたち海鼠です

   ほの見えるあの世の終わり冬の雲

   彼の世とし浮塵子の森に突っ込めり

「踏生集」(同人の自薦欄5句)

   「ほらそこに」

   物の怪に慰められる雨月の夜

   雪女についていきたい呆けた父

   冬の夜鬼をやめたい鬼である

   ほらそこに浮塵子の森に幸いが

   立冬や彼の世に帰る一人の我

「誌上句会」テーマ「曲」

   冬の月三度曲がれば目的地

「踏生脚光」……1・2月号より 坂田晃一

   「鮫肌で顔も怖くてすみません」 

「麦新年句会」 

   初日の出胸に沁み入る宇宙線

     

■『神奈川県現代俳句協会会報』第171号

    (神奈川県現代俳句協会 2026年3月発行)

 インターネット句会 11月、1月

   こだわりを脱いで落葉と露天風呂

   狐火が示すこの世の非常口

 

****** 短歌「石川カザン」 ******

 

『角川短歌』2026年4月号 角川俳壇

   (角川文化振興財団 2026年3月25日発行)

 三方から道を下れば渋谷駅寄せては返す水母の大群

 

 

 前回のブログ「日替りの言葉」で、現在は使っていないこともあり、紹介するのを忘れたものがあります。

 それは、引きちぎる形の俳句の日替りカレンダーです。俳句をはじめた12年くらい前、松山市立子規記念博物館で購入した、毎日、正岡子規の俳句が載っている紙をちぎるカレンダーです。とても勉強になりました。

 博物館のホームページを見ると、今でも毎年販売されているようです。かわいらしいグッズがたくさんあります。見ているうちに松山に行きたくなりました。

 

 昨年10月からカルチャーセンターの短歌教室で月1回短歌を学んでいます。その受講生の一人が受講生のみんなにそれぞれの提出した短歌で写真のようなものを作ってくれました。実際は8cm×5cm×1cmです。いい短歌のように思えてきてNHK短歌に出してみました。ありがたく飾ってあります。

 ありがとうございます。

 毎朝、玄関内にあるスイッチを消すとともに、おいてある一月の日めくりカレンダーをめくります。これは十年くらい前に京都の東本願寺で購入しました。まったく宗教心のない人間ですが、日を確認するためにめくります。26日は「天命に安んじて人事を尽くす」ですが、毎月26日はこのことばです。

 表紙を見たのは買ったとき以来です。

 

 自分の机の上には新宿区立漱石山房記念館で購入した日めくりカレンダーがあります。一月に1,2回めくります。26日は「所詮我々は自分で夢の間に製造した爆裂弾を、思い思いに抱きながら、一人残らず、死という遠い所へ、談笑しつつ歩いて行くのではなかろうか。ただどんなものを抱いているのか、他(ひと)も知らず自分も知らないので、仕合せなんだろう。「硝子戸の中」大正四年」とあります。

 ホームページの「ミュージアムグッズ」を見ると、魅力的なグッズの紹介のなかで、このカレンダーもありました。

 この博物館については、かつてブログに書いて、このカレンダーも紹介しました。

新宿区立漱石山房記念館 | ここはいいところ

 これも表紙は久しぶりに見ました。久しぶりに行きたくなりました。

 

 これからは本です。

 『366日 文学の名言』はこのブログで紹介したことがあります。 俳句や短歌を考えながら、何かアイデアが起こらないかなと思うときに開きます。

 3月26日は「ああ、神様、歓喜の一日を、私にお与えください。…(略)…」というベートーベンの言葉です。

本『366日 文学の名言』 | ここはいいところ 

 

 次の『夏井いつきの365日季語手帖』(マルコボ.コム 2017年)は8年ぶりくらいに手にとりました。2014年から俳句を始めた私はその頃は一生懸命季語を学んでいました。

 3月26日は「春の山」で、尾崎放哉の「春の山うしろから煙が出だした」です。 前日は「菫」で、夏目漱石の「菫程な小さき人に生れたし」です。

 

 次の本は日替りにはなっていませんが、『ことばの花束­岩波文庫の名句365­』(岩波書店 1982(岩波文庫))という書名のとおり、言葉が365日分あるのできょうは今年の何日めと読めばいい。

 

 こういったカレンダーや本などはいろいろなものが売り出されています。日々の学び、心に気合いや弾み、あるいは気分転換が必要なとき、心がパニックめいた状態になって手早く何らかの言葉がほしいときなど、役に立つことがあります。

 手帳の予定欄の話です(スケジュールリフィルとも言いますが)。

 現役のときは瞬間的に予定を把握し、返答しなければいけないときが多かったので、小型で薄い、ポケットに入るものを使っていました。1頁に1週間のものです。そして、スケジュール以外の、すべきこと、参考資料などはシステム手帳(バイブルサイズ)を使っていました。

 決まっていること、絶対することは黒で、かもしれない、した方がいいことは青、興味のあること、参考事項は緑で書きます。

 

 定年後、学童クラブの仕事(アルバイト)をするようになってからは、瞬間に答えなくてもよくなって、システム手帳に予定欄も入れるようになりました。数年間は1頁1週間でしたが、ここ数年は、書く予定の文字数が少なくなり、カレンダー形式のものにしました。しかし、毎年、どの会社のものにしようか迷っています。

 昨年の秋に買ったものです。書き心地がよく、紙が薄くて丈夫そうでいいなと思っていました。

 しかし、数ヶ月使ううちに不満が起こりました。

 土、日が広いものがほしくなってきたのです。たとえば、3月8日であれば、決まっていること(黒)は1つ、した方がいいこと(青)も1つですが、興味、参考(緑)はたくさんあります。それは、将棋の王将戦の第1日、NHK杯の決勝戦、名古屋ウィメンズマラソン、大相撲の初日です。とても書き切れません。句会やカルチャー教室もありますが、テレビやインターネットで視聴したいイベントが多くなっているのです(と書きながら、自分で自分に「いいじゃないの」と言っています)。横の欄は月曜から日曜なので、3月は1日と30日、31日が独立した行になるために6段になり、一日の升はより小さくなってしまいます。

 大きな文具店、いろいろな手帳のメーカーのホームページを見てもありません。1社、ありましたが、ひと月の後ろに1週間のページが付いていて、年にすれば厚くなってしまいます。

 それで自分でつくりました。

 6段になる月の出っ張った何日かは翌月に回しました。そのことにより、すべての月が5段になりました。また、月の何日までとか、何日から何日までと書ける欄は下の方の横にしました。これで、1日分の枠が横に広くなるとともに、その欄を縦から横にすることにより、私にとっては見やすくなりました。

 

 それでも不満です。それは自分の字に不満なのです。でも、システム手帳のサイズでワードやエクセルで作って両面にするというのは技術的に難しくてあきらめています。

 どこかのメーカーで作ってくれないかなあと思っています。

 

 実は昨年の4月、一月分の発想は同じでA5判の自作を作りました。1週間の予定欄はリハビリをしたかのチェック欄も入れてワードで作りました。そして、数ヶ月使っていたのですが、A5判を開いた幅が自分にとっては大きくて使いづらいのでバイブルサイズに戻りました。

 この決断がぶれないように(過去何回かA5判にしようとしました)、アシュフォードというメーカーの皮のファイルを買いました。

 ちなみに、3月8日にした方がいいことは「酒飲まない」です。そんなことも手帳に書きます。そして、往々にして破ります(とほほ)。

 

 2026年2月に、印刷物等に掲載された俳句と短歌は次のとおりです。

 

■『麦』2026年3月号

   (麦の会 2026年3月1日発行…2月下旬発行)

「地熱集」対馬康子会長選(6句まで出し5句まで選)

   秋冷の心の土間の竈馬    ・・・・・・*1

   秋蝶の悲鳴聞こえる夜の涯

   鶏頭を切れば滴る黒い夜

   人間に尻尾あること誰も言わない

「踏生集」(同人の自薦欄5句)

   「冗談のような…」

   竈馬どこへ行ったの手を上げて      

   いぬふぐりでくすぐってやる頭蓋を

   夜半の秋海馬が逃げていきそうで

   どの措辞も使用済というAI   ほか

「誌上句会」 テーマ「伸」田中由美子同人選 秀逸 

   夜半の秋伸び縮みする「五七五」

「踏生秀句20句選」(12月号より) 武内杉菜同人選

   人生に代打出される秋日和

 

■『楽園』第5巻第2号

   (楽園俳句会2025年7月7日…実際は2026年2月18日)

「個個集」堀田季何主宰選(6句まで出し5句まで選)

   われがいるところがこの世泥鰻

   象の時間海月の時間月の裏

   未来ゆき特急乗ったつもりはない

   タイパとは退化のことか蝌蚪が聞く

「球体集」堀田季何主宰選 お題「選挙」しばり 

佳作 はつなつのど板選挙どぶがない

 

*1 「竈馬」は「かまどうま」と読みます。バッタ目カマドウマ科の昆虫。私が見たのは60年くらい前、親戚のかまどのある土間の暗いところにじっとしているのを見ました。コオロギに似ていますが、もっと黒く細かったように思います。

 

 ****** 短歌「石川カザン」 ******

 

■『NHK短歌』2026年3月号(NHK出版 2026年2月20日)

  TV NHK短歌1月放送の入選歌・佳作歌

木下龍也選 テーマ「言えなかったこと」 佳作秀歌

「おやすみ」と言ってあなたは一時死ぬ 死に近づいて「おはよう」と言う

 <評> 眠りは死の疑似体験であると何かで読んだ。が、我々は睡眠を恐れない。怖いではなく“「おやすみ」と言”えるのは、それが“一時”的な状態であると分かっているからだ。しかし、その先には必ず永続的な死が待っている。着実に一歩“死に近づいて”はいるが、悲しいではなく“「おはよう」と言”えるのは、死との距離がわからないからだ。そんな我々のような“あなた”を見て主体は何を思うのか。神のような視座の一首。

 

 

 写真は、2014年11月、高知県室戸市内の四国八十八箇所の3つの寺を、遍路の大先達から参拝の作法などを学びながら回る「三山ウオーキング」に参加したときのものです。定年1年数ヶ月前ながら、単身赴任の生活のなか、仕事に、俳句に、室戸探索に、頑張っていました。

 俳句はその年の3月から始めましたが、12年近くやっているのに進歩がありません。言葉のセンスがないというか、つくづく頭がかたいと思っています。アフォリズムや川柳のようなものが多く、詩的ではないなと自覚しています。

 

 8年ほど前に川崎市から横浜市港北区に転居しました。最寄駅は新横浜で、新幹線の右か左か聞かれて、左と答えると、「ああ、畑の方ね」とか「田舎の方ね」と言われました。今、畑はなくなり駐車場だらけです。その上からが台地で、梅が咲いている道があります。

 2月19日に通りました。

 入口です。庚申塔の左側を行きます。曲がらない前の道は滝坂と言います。かつては台地から田んぼや畑がある低地へ下る道でした。

 この道は一方通行ですが、滅多に車は通りません。

 気がつきませんでしたが、菜の花が咲いているようです。

 この道を下の駐車場の方から見ればこうなります。

 なお、新横浜駅北口駅前広場の梅はもう終わっています。この道の梅は午前中あまり陽が指さないので遅いのです。

 

 駅の中にはこんなものがあります。3月3日まで中華街では横浜春節祭が行われています。新横浜のホテルに泊まって、中華街やみなとみらい地区などに行く人はたくさんいます。