ここはいいところ

ここはいいところ

「ここはいいところ」の「ここ」は私が行った場所であり、人生の一場面でもあります。
人生という旅のなかで、自分がよかったと思ったところやことを記録し、人に伝わればいいなと思います。
1か月に2~3回は新しいブログを書きたいと思います。

 毎月掲載している「私の俳句・短歌2026年〇月」の7月は全滅です。

・『麦』は月刊ですが、年に2回は休刊で、その休みの月です。

・『楽園』は隔月刊ですが、いつ出るかわからない状態です。

・『現代俳句』、『神奈川県現代俳句協会会報』は掲載予定はあり  

 ますが、年4回で今回なし。

・『NHK俳句』、『NHK短歌』は投稿欄が見つかりませんでした  (投稿したが、購読はしていない)。

・『角川短歌』は投稿しましたが、落選でした。

・現代俳句協会の現代俳句評論賞は発表がありましたが、落選で 

 した。

 

 落選ばかりで、俳句も短歌も満足のいくものができず、腰痛もあり、心身ともに低調です。それを慰めてくれるのが、将棋(「見る将」ですが)と、もうひとつがテーマ毎のアンソロジー、斎藤愼爾編『二十世紀名句手帖』(河出書房新社 2003-2004年刊)全8巻です。今のところ図書館で借りて5冊読みました。

 このブログの読者は少ないのですが、月1回投稿する俳句や短歌はわずかに読者がいてくださるようですので、私の作品ではありませんが、『名句手帖』から好きな俳句を載せます。「第8巻 生活篇 旅と人生の嬉遊曲」からです。すでに知っている作品はチェックしていません。また、同時並行で津沢マサ子に興味を持っていたので、マサ子の句が多くなっています。

 

  皆行方不明の春に我は在り       永田 耕衣

  余命とは暮春に似たり遠眼鏡   中村 苑子

  月に行く漱石妻を忘れたり       夏目 漱石

  前の世になに忘れきし蕨採り   河原 枇杷男

  蟬すでに老いて出でたる蟬の穴  正木 ゆう子

  友よ我は片腕すでに鬼となりぬ     高柳 重信

  金粉を散らしてわれに墓はなし     津沢 マサ子

  蟬しぐれもはや戦前かもしれぬ     攝津 幸彦

  青田青し明治大正昭和経て             津田 清子

  点滴は遠い枯野の中落ちる             対馬 康子

  夏の野に手足はげしく流される    津沢 マサ子

  蠟梅や夢に冷たく泣かされし        対馬 康子

  冬怒涛否定の他に答無し                 津田 清子

  夏の空いまにんげんを病んでおり 津沢 マサ子

  形而上学二匹の蛇が錆はじむ        鳴戸 奈菜

  青杉と乳房と尖り夜の秋                 津沢 マサ子

  何も映らぬ夏夕ぐれの水たまり    津沢 マサ子

  永き日の山の端にある笑ひか        柿本 多映

  或る星を思ひ出しては患へり        河原 枇杷男

 

 このシリーズは新刊は品切れです。古本は今のところ全巻揃いは見つからず、1冊ずつ探して発注することになります。また、残念ながら利用している横浜市立図書館には3巻がありません。どうしようかな、と思っています。

 

 6月に琵琶湖一周をしましたが、滋賀県立安土城考古博物館へも行きました。安土城の模型などもありました。

 隣りにある「安土文芸の郷公園」が気になり、車で敷地内にも入りましたが、なんの施設かわかりません。博物館で聞くと、レストランがあるということでした。

 6月に琵琶湖一周をしたときに、長浜市には宿泊して、古い町並みを車で見ればいいかくらいに思っていましたが、行ってみて自分の計画に落胆しました。長浜はもっと時間をかけてじっくり見るべき町でした。

 近江八幡市、愛住町で博物館が休館で(ホームページでは休館になっていなかったと思うのですが…)、時間をロスしたことが悔やまれます。

 

 ホテルの夕食より町へ出た方が面白そうだと歩いて行くと、右手の大きな敷地が何だろうと思っていたら、慶雲館という明治天皇が宿泊したところでした。建築も庭園もすばらしそうで、悔やまれます。

 その向かい側は旧長浜駅です。現存する日本最古の鉄道駅舎だそうです。ここも入ってみたかったです。

 さて、堀のような川の向こうに地ビール屋が見えてきました。「長濱浪漫ビール」というレストランです。建物がすてきです。

 内部です。見えるところに機械がたくさんあって、いろいろな種類のビールが飲めます。ウイスキーも作っているそうです。

 翌朝のホテルからの眺望です。右手には、長浜城が見えます。1983年に作った長浜城歴史博物館です。

 左手はこんな感じです。その日の午後は向こうにいました。

 

 ホテルを出てから車で町並みを回りました。魅力的でした。

 再訪して、慶雲館、旧長浜駅、町並みを中心にじっくり見学したいものです。

 

 樫の木会の『新・樫の実5‐樫の木会・合同句集XI‐』(樫の木会 2026年)をいただきました。

 私が入っている麦の会発行の『麦』巻末の句会案内にある句会で、毎月の句会は吟行で、5句出し、10日以内で10句出し互選の通信句会だそうです。

 吟行が苦手で出句数も多いため、とても私が参加できる句会ではありませんが、いただいた本にはいいなと思う句が多数ありました。お一人2句ずつあげたいと思います。

 

 胎内で確か見た景蜃気楼                   望月 哲土

 あの時はあの人がいた鳥渡る    望月 哲土

 それぞれの過去に秋風六地蔵          岡﨑 久子

 風は秋行き先はまだ決めてない   岡﨑 久子

 心にも何かが灯る石蕗の花               笹木 弘

 天と地を一本にして滝凍てり          笹木 弘

 黒揚羽錆びた記憶が裏返る               中村 欽一

 字足らずの俳句のような年の果て  中村 欽一

 東京の夜のため息ミモザの黄          田中 朋子

 ずんどうな夜と人参持て余す          田中 朋子

 青柿の一つが落ちて事もなし          山口 方子

 子との距離縮まる暮し衣被ぎ          山口 方子

 春爛漫角曲がるたび迷う町               小野 富美子

 寒月や執刀できぬ身の暗部               小野 富美子

 木下闇緑の闇を重くせり                   垂井 道夫

 空耳の軍靴の響き秋暑し                   垂井 道夫

 石蕗の黄に無為なる今日の暮れ残る 林 厚夫

 日向ぼこみんな忘れた振りをして  林 厚夫

 緑蔭に心を洗う神がいる                   金子 未完

 天高しぼちぼち猿に戻ろうか          金子 未完

 グランドに夏物語置きて去る          見岡 ゆみ

 飛び石を一つ踏むごと夏動く          見岡 ゆみ

 一日がきちんと過ぎて梨の花          杉本 青三郎

 病巣となり自らを切り捨てる          杉本 青三郎

 

 この会の吟行をして、さらに句を提出するしくみだと、吟行をさらに吟味して、吟行のときとは異なる切り口や深い内容の句になるのかもしれません。まるで鍛錬をするというようなやり方で、すごいなと思います。

 

 6月中旬、車で琵琶湖一周をして、最後に行ったのは「草津市立水生植物公園みずの森」です。時間の関係で、1回行ったことがある滋賀県立琵琶湖か植物園のどちらにするかの選択になりましたが、今はハスがすばらしいだろうと期待して後者になりました。両者は、滋賀県草津市の、琵琶湖に突き出た烏丸半島の東西にあり、植物園は東側です。

 入口です。

 入ったところです。コミュニティ広場と名付けられています。奥のロータス館という建物にも入ります。

 いろいろな湿性植物や水生植物です。

 わが家にもあるフェイジョアもあります。

 琵琶湖が見えます。

 ハス池です。

 高知県のモネの庭を思い出します。13年前、2013年のブログですが…。

 高知県北川村の「モネの庭」 | ここはいいところ

 

 ロータス館に入ります。演芸・植物相談コーナー、映像ホール、オリエントに興ったロータス文化についての展示、アトリウム(温室)、サボテンエリアなどがあります。

 温室の植物です。

   サボテンエリアです。

 ウーパールーパーもいました。

 圃場(建物も)の手前が教材園というコーナーです。

 トンボが2種類飛んでいました。

 ガソリンを満タンにしてから東名高速に乗りました。

 2026年6月に印刷物等に掲載された私の俳句の一部です。

 今回も短歌はありません。

 

■『NHK俳句』2026年7月号 (NHK出版 2026年6月19日)

 堀田季何選 「葉桜」 佳作

   葉桜や引きこもりでもはじめるか

 

■『麦』2026年7・8月号

(麦の会 2025年7月1日発行…6月下旬発行)

「地熱集」対馬康子会長選(6句まで出し5句まで選)

   穴を出た蟇と逢魔が時を待つ

   涅槃西風言葉の檻を抜けていく

   桜蘂降る鈍行で行く銀河鉄道   ほか

「踏生集」(同人の自薦欄5句)

   「カピバラ」

   春近し便器に流すあの事は

   カピバラの生きるリズムを知りたくて

   「踏生」の読みも意味も知らずに投句  ほか

「誌上句会」(テーマ「理」 選者:武内杉菜)

 秀逸 春風や旅のはじめの理髪店

「句会報」 麦の会5月例会 互選

   一瞬の裏に永遠蝶はひらひら

     

■『現代俳句』2026年7月号

(現代俳句協会 2026年7月1日発行)

 「風を詠む」(会員の投句を年4句掲載)               

   山桜桃死んでも夢のなかにいて ……1   

 

■『神奈川県現代俳句協会会報』第172号

(神奈川県現代俳句協会 2026年6月発行)

インターネット句会 

2月 生きるので一度枯れます冬の草

3月 好きだとか嫌いではなく蟇穴を出る

4月 花筏その決壊の浄化作用

 

*1 昨年1月中旬から4月中旬から断続的に入院しましたが、胃痛などで投句も俳句を考えることもできませんでした。現代俳句協会の機関誌に載ってうれしいです。

 

 

 写真は6月に訪問した大津市の宿泊施設から撮った朝の琵琶湖です。

 その左手です。山は比叡山だと思われます。

 右手です。湖畔の高いビルは琵琶湖プリンスホテルで、前回のブログで書いた義仲寺は少し手前の右側です。