6月25日の出来事 後編 感謝の代償
10時に目が覚めた。さっさと寝ようと思ったが、オーナーに金の催促をしなければならない事が不安になり、眠れない。
結局、7時まで眠れずうだうだしていた。
こうして10時を迎え、オーナーに電話をする1時間前であった。僕は早速、シャワーを浴び、直ぐ出られる準備を整え、その時を待った。
そして、その時が訪れた。
僕は緊張する心を抑え携帯のメモリーからオーナーの番号を呼び出す。
そして、電話をかけた。
5コール目くらいにオーナーが電話に出た。
身体中に緊張の糸を張り巡らしながらも平然を装い話をした。
「家に帰って届いた手紙に25日までにお支払い下さい。と言う事なので、何とかお願いします。」もちろん嘘なのだが、「じゃあ、その手紙を持って、小岩に来い」と言うので、僕は早速、家を飛び出し、手紙の捏造をするために、コンビニに向かった。
手紙自体は前々から返済の催促状があった為、日付と金額を書き換え、手紙を偽造した。
暫くして、オーナーと小岩駅で合流。 少し気が引けたが、捏造の手紙を見せ、何とか信用させる事が出来た。
ちょうど昼時だったのもあって、オーナーに連れられ、イートイン出来るパン屋に入った。
金を借りた上にパンまでご馳走してくれる心の広さに感動しつつも、嘘で借りてそのうえ、又貸しという、相手の誠意を踏みにじる行為に罪悪感を感じながらパンを口にした。
オーナーは金を貸す為の条件を僕に提示した。
それは、宝くじを毎月数枚購入するというもの。
別に当たった場合、オーナーにあげるのでは無く、ただチャンスを与えたいだけの話しで、当たった配当金を宛にしている訳ではなかった。
話しも終わり、15万を2ヶ月かけて返す事を約束して、オーナーと別れた。
その足で、コンビニに向かい、『K氏』の口座に12万を入金し、『K氏』の二つ目の依頼。メールで送った文章をネットカフェでプリントアウトをして、コンビニでクロネコFAXに預けるというもの。
1時間程で作業も終わり、バイトの時間まで街を徘徊し、時間を潰した。
後はいつもと変わらぬ日常を過ごし、罪悪の一日を終えた。
ただいつもと少し違ったのは、『K氏』がやけに上機嫌だった事ぐらいでした。
次回に続く。
結局、7時まで眠れずうだうだしていた。
こうして10時を迎え、オーナーに電話をする1時間前であった。僕は早速、シャワーを浴び、直ぐ出られる準備を整え、その時を待った。
そして、その時が訪れた。
僕は緊張する心を抑え携帯のメモリーからオーナーの番号を呼び出す。
そして、電話をかけた。
5コール目くらいにオーナーが電話に出た。
身体中に緊張の糸を張り巡らしながらも平然を装い話をした。
「家に帰って届いた手紙に25日までにお支払い下さい。と言う事なので、何とかお願いします。」もちろん嘘なのだが、「じゃあ、その手紙を持って、小岩に来い」と言うので、僕は早速、家を飛び出し、手紙の捏造をするために、コンビニに向かった。
手紙自体は前々から返済の催促状があった為、日付と金額を書き換え、手紙を偽造した。
暫くして、オーナーと小岩駅で合流。 少し気が引けたが、捏造の手紙を見せ、何とか信用させる事が出来た。
ちょうど昼時だったのもあって、オーナーに連れられ、イートイン出来るパン屋に入った。
金を借りた上にパンまでご馳走してくれる心の広さに感動しつつも、嘘で借りてそのうえ、又貸しという、相手の誠意を踏みにじる行為に罪悪感を感じながらパンを口にした。
オーナーは金を貸す為の条件を僕に提示した。
それは、宝くじを毎月数枚購入するというもの。
別に当たった場合、オーナーにあげるのでは無く、ただチャンスを与えたいだけの話しで、当たった配当金を宛にしている訳ではなかった。
話しも終わり、15万を2ヶ月かけて返す事を約束して、オーナーと別れた。
その足で、コンビニに向かい、『K氏』の口座に12万を入金し、『K氏』の二つ目の依頼。メールで送った文章をネットカフェでプリントアウトをして、コンビニでクロネコFAXに預けるというもの。
1時間程で作業も終わり、バイトの時間まで街を徘徊し、時間を潰した。
後はいつもと変わらぬ日常を過ごし、罪悪の一日を終えた。
ただいつもと少し違ったのは、『K氏』がやけに上機嫌だった事ぐらいでした。
次回に続く。
6月25日の出来事 前編義理と人情
6月24日からの続きでバイトが終わり、バイト仲間との楽しい談笑も終わり、バイトのオーナーからこの日、金を借りれず、日払い分の6千円を渡され、『K氏』の苛立ちにより、オーナーに夜中、電話してお金の催促をする羽目に。
25日の午前中に電話すると約束をし、あんまり良い気がしない中、借金とは別に、もう二つ程、『K氏』からの依頼が有った。
まず一つは、26日迄に彼の元住まいで有った、菊川の部屋の中のゴミ処理。
なんでも、26日に強制執行の為、部屋の物を全部処分するのだが、執行官や管理人にやらせると、数万円の支払いを与儀無くされる為、執行官が来る前に部屋の物を処分しなければならない。
何故、『K氏』本人では無く、僕がやらなければいけないのか、それは、彼が潔癖症であるからである。
毎度、引越しの最は、後始末に僕を使う節がある。
しかもこいつの依頼をこなしたところで、僕には何のメリットも無い。
ありがとうございます。の一言だけ。ふざけた話しで、依頼に失敗すれば、責任はこっちにふりかかる。いわば、ハイリスク ノーリターンなのである。
しかも、月曜か木曜の朝方でないと、燃やすゴミの日でないので、この日の夜中に菊川に向かう事に。
部屋に辿り着き、早速作業に取り掛かった。
一度に持って行け無い位、燃やすゴミとペットボトル群。もちろん燃やさないゴミも一袋あり、運び出すのに少々、手間取りながらも、終わらす事が出来た。 ペットボトルを近くの自販機に備え付けのごみ箱に棄ててる途中に、『K氏』からの電話。
何処にゴミを棄てたのか気になるからその場所を写メで撮ってメールで送って。と言う事で、送った訳だが、そんなに心配なら自分でやればいいんじゃないかと思いつつ、数枚の写メを撮り終え、やっと家に帰れる事になった。
時間は深夜4時、空は明るくなり、鳥達の囀りやトラックの走る音が聞こえ始めた頃、ようやく家にたどり着いた。次の目覚めは10時なのでササッと眠り、僕の一日は終わりを告げた。
25日の午前中に電話すると約束をし、あんまり良い気がしない中、借金とは別に、もう二つ程、『K氏』からの依頼が有った。
まず一つは、26日迄に彼の元住まいで有った、菊川の部屋の中のゴミ処理。
なんでも、26日に強制執行の為、部屋の物を全部処分するのだが、執行官や管理人にやらせると、数万円の支払いを与儀無くされる為、執行官が来る前に部屋の物を処分しなければならない。
何故、『K氏』本人では無く、僕がやらなければいけないのか、それは、彼が潔癖症であるからである。
毎度、引越しの最は、後始末に僕を使う節がある。
しかもこいつの依頼をこなしたところで、僕には何のメリットも無い。
ありがとうございます。の一言だけ。ふざけた話しで、依頼に失敗すれば、責任はこっちにふりかかる。いわば、ハイリスク ノーリターンなのである。
しかも、月曜か木曜の朝方でないと、燃やすゴミの日でないので、この日の夜中に菊川に向かう事に。
部屋に辿り着き、早速作業に取り掛かった。
一度に持って行け無い位、燃やすゴミとペットボトル群。もちろん燃やさないゴミも一袋あり、運び出すのに少々、手間取りながらも、終わらす事が出来た。 ペットボトルを近くの自販機に備え付けのごみ箱に棄ててる途中に、『K氏』からの電話。
何処にゴミを棄てたのか気になるからその場所を写メで撮ってメールで送って。と言う事で、送った訳だが、そんなに心配なら自分でやればいいんじゃないかと思いつつ、数枚の写メを撮り終え、やっと家に帰れる事になった。
時間は深夜4時、空は明るくなり、鳥達の囀りやトラックの走る音が聞こえ始めた頃、ようやく家にたどり着いた。次の目覚めは10時なのでササッと眠り、僕の一日は終わりを告げた。
6月24日の出来事金を貸す方と借りる方の力関係
6月23日に結局、お金を借りれず、又借りを画策した『K氏』は、焦りと苛立ちでむしゃくしゃしていた。
当の金を貸すオーナーの方は、先日、月末までに貸せば良いとの判断に出た。
僕はこの日、バイトの為、必然的にオーナーと会う為、その時、貸してくれると信じ、バイトに出た。
『K氏』の考えは、待たされた事に苛立ち、貸してくれる確証が欲しかった。しかし、それだけでは飽き足らず、現在、生活費も無い状態なので、仕事を(今まであまり成果の出ない営業)潰さなければいけないという焦りが募っていた。23日、24日と家の近くを廻って仕事をしていた。
『K氏』は予感した、結局、月末まで延ばすだけ延ばしてやっぱり貸さないのではないかと、もし、この日に貸さなかったら、俺の予感通りになると。
僕はここで思った。貸す側にとってはこっちの都合なんてどうでも良いと、寧ろ嘘の理由で月末まで良いとか言いつつ、実の所は直ぐにでも欲しい。しかも、ほぼ1ヶ月半僕は給料を犠牲にして、こいつに12万貸す必要が有るのかと。
そしてこの日の夜、運命の時が訪れた。
僕はオーナーに詰め寄り、話しをしたが、やはりこの日は貸してはくれませんでした。
寧ろ、毎日の日払い分、6千円だけ渡された。
そしてこの日は終わり、オーナーを送ったあと、結果を『K氏』に話した。
「また、貴重な2日を潰れ結局、おわずけかよ。どうせ貸さないつもりだから、こんなとこ辞めて、日払いの所で働いて稼ぎをこっちにまわせよ」と怒りを現にした。
僕はこの言葉に怒りが込み上がった。「今まで、前借りで散々オーナーに無理を言って来て、今回貸すの渋ったら、この仕打ちですか、大体悪いのは金の無いこっちが悪いと思わないのか」
すると『K氏』は、「こっちにも予定があるんだよ。それを引っ張って結局、月末に貸せないとか言ったら、潰しが利かない。だから、今の内に手を打っとかなきゃ困るんだよ」
『K氏』は、僕に今からオーナーに電話をかけさせた。
内容は、明日25日に払わなきゃいけなくなったので明日の午前中に貸して下さいと、オーナーは電話に出て、明日の11時に電話をかける約束を取り付けた。
さて明日、6月25日に金は借りれるのだろうか、次回へ続く。
当の金を貸すオーナーの方は、先日、月末までに貸せば良いとの判断に出た。
僕はこの日、バイトの為、必然的にオーナーと会う為、その時、貸してくれると信じ、バイトに出た。
『K氏』の考えは、待たされた事に苛立ち、貸してくれる確証が欲しかった。しかし、それだけでは飽き足らず、現在、生活費も無い状態なので、仕事を(今まであまり成果の出ない営業)潰さなければいけないという焦りが募っていた。23日、24日と家の近くを廻って仕事をしていた。
『K氏』は予感した、結局、月末まで延ばすだけ延ばしてやっぱり貸さないのではないかと、もし、この日に貸さなかったら、俺の予感通りになると。
僕はここで思った。貸す側にとってはこっちの都合なんてどうでも良いと、寧ろ嘘の理由で月末まで良いとか言いつつ、実の所は直ぐにでも欲しい。しかも、ほぼ1ヶ月半僕は給料を犠牲にして、こいつに12万貸す必要が有るのかと。
そしてこの日の夜、運命の時が訪れた。
僕はオーナーに詰め寄り、話しをしたが、やはりこの日は貸してはくれませんでした。
寧ろ、毎日の日払い分、6千円だけ渡された。
そしてこの日は終わり、オーナーを送ったあと、結果を『K氏』に話した。
「また、貴重な2日を潰れ結局、おわずけかよ。どうせ貸さないつもりだから、こんなとこ辞めて、日払いの所で働いて稼ぎをこっちにまわせよ」と怒りを現にした。
僕はこの言葉に怒りが込み上がった。「今まで、前借りで散々オーナーに無理を言って来て、今回貸すの渋ったら、この仕打ちですか、大体悪いのは金の無いこっちが悪いと思わないのか」
すると『K氏』は、「こっちにも予定があるんだよ。それを引っ張って結局、月末に貸せないとか言ったら、潰しが利かない。だから、今の内に手を打っとかなきゃ困るんだよ」
『K氏』は、僕に今からオーナーに電話をかけさせた。
内容は、明日25日に払わなきゃいけなくなったので明日の午前中に貸して下さいと、オーナーは電話に出て、明日の11時に電話をかける約束を取り付けた。
さて明日、6月25日に金は借りれるのだろうか、次回へ続く。