今夜は2品のみ。

 

1. 隣家のお庭で娘が採取させて頂いた、グリーンピースの塩ゆで

 

2. 同じく隣家のお庭で、増えすぎだから採って良いよと言われた「黒竹」のタケノコを湯がいたもの

 

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以上。



 

 

 

 

 

 

 

新鮮でとても美味しかった!

 

しかし、どうしてこんなにあっさりした「夕食」となったのか?

 

話せば長いことながら、書くだけは書いておこうと思う。記録、いや「記憶」として。


 

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昨日、娘がここ木更津東泉寺(*)に遊びに来た。
(*) 東泉寺ってどんなところ? なぜ私がここにいるのか? 娘はどんな子? などなど、過去記事をご参照ください。

 

袖ケ浦のバスターミナルまで車で迎えに行くと、(ギターを担いでやってきた友人と同様に)彼女はトロンボーンを担ぎ、大学の課題(宿題)ができるよう、モバイルパソコンまで持ってきた。

 

しかしGW中の渋滞で、東京湾アクアラインを渡る高速バスは1時間遅れ。

 

待たされたお陰で、ず~っとやろうやろうと思って持ち歩き(車載)ながら後回しになっていた、ノコギリの替え刃の目立てに着手できたから、ちょうど良かったけれども。

 

昼ご飯を食べていなかった腹ペコ娘は、たまたま隣家から頂いたばかりの新鮮なサヤエンドウが座席に置いてあったのを見つけ、大喜びでポリポリ囓り始める始末。確かに生でも美味しかったけれども。

 

そこで、海に近い地魚料理の店へ連れて行き、新鮮な刺身や大きくてプリプリの穴子の天ぷらに舌鼓を打った後、ようやく東泉寺に到着。

 

荷物を降ろして、まずはここの主、すなわちご本尊とご住職の母上に挨拶をした後、最初に何をしたいかと訊くと、なんとド○キに行ってみたいと言う。

 

「ここまで来て、わざわざド○キ?」

 

「だって買いたいものがあるし、一階建てのド○キなんて見たことないから」

 

確かに、川崎や都内には平屋のド○キはないだろうけどねぇ。

 

コスメだか何だかの買い物を済ませ、後で私の行きつけの銭湯にも行ってみたいと言うので、お寺に戻って早めに晩御飯にしようということになった。

 

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私としては、久しぶりに娘の手料理を食べられると思って楽しみにしていた。

 

と思いきや、荷物を広げた娘はパソコンを開いて、休み中の課題を始めてしまった。連休中も大学の授業はあるのだから仕方ない。

 

さて、では何を作ろうか。独りの普段なら、冷凍庫の玄米おにぎりをチンして買い置きのおかずくらいで済ませるところだが、はて、冷蔵庫には何があったっけ……

 

しばし考案の後できあがったものは、

 

・炊きたての玄米ご飯
 -ちょうど冷凍おにぎりを追加するために準備がしてあったので。

 

・サッと茹でたサヤエンドウ
 -腹ペコ娘が食べてしまった残り。

 

・人参と玉ねぎと秘蔵の錆缶を使ったサラダもどき
 -買って生で食べたあと何週間も忘れていた泥付き人参には、スが入りかけていたので湯がいてしんなりさせ、タマネギは辛いのが苦手な娘のために刻んで水にさらし、3つの食材を並べてネット検索したら出てきたレシピを適当に真似て作ったタレ(サバ缶の液体部分とお酢と醤油と砂糖のみ)で和えたもの。

 

・美味しそうと思って買ったものの開ける機会がなかった鯨肉

 

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なんかちょっと「ご飯を作った」感じがする。

 

二人差し向かいで食べた娘も、このサラダもどきは気に入ってくれたようだし、自分でも結構ウマいなと思った。

 

一緒に食べる相手がいるとご飯も美味しいし話も弾む。それに、「食い物」というよりも「食事」という感じになる。ふーむ。

 

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食休みがてら娘はトロンボーンを、私はマンドリンを、それぞれちょっと練習してから、寝床の用意をしておいて銭湯へ。

 

しかし、慣れない包丁ワークで食事の支度に時間がかかったためもあって、銭湯に到着したのは普段よりもずっと遅くて22時半。

 

23時30分が閉店なので、実質30~40分しか入れなかった私としては、ちっとばかし物足りなかったが、あまり経験のない娘は大きな湯船を楽しめたそうだ。

 

いつも銭湯帰りにコーヒーを飲みに寄るコンビニで、アイスが食べたいなという娘につきあって店内をうろつくうちに、お腹が空いたなぁという話になり、ふと目に入ったでっかいチーズケーキから(私が)目が離せなくなってしまい、衝動買い。

 

店内のイートインスペース(ただし椅子なし)で真夜中スイーツをシェアしてガバガバ食べながら、「たまには悪いこともしてみたくなるよね~」という娘の言葉に勇気づけ(?)られた。

 

で、寝床に向けて戻りかけたところ、道路がアクア連絡道と交差しているところが見え、思わず

 

「ナイトドライブで海ほたるに行ってみる?」と訊いてしまった。

 

「うん。行こう行こう!」

 

ありゃ? 普段はけっこう早く寝る娘が、旅行気分、いや彼女にとっては実際に旅行に来ているのでノリノリ? 「悪いこと」の続き?

 

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ほんの20分で到着した「海ほたる」は、東京湾アクアラインのパーキングエリア。海上の船のような雰囲気が特徴。過去記事も参照

 

普段ならこんな真夜中(到着したのは1時過ぎ!)にはガラガラなのだがGW中とあって、家族連れだの「ウェーイ」(浮かれ騒いでいる若者集団のことなのだそうだ。)だの、アベック(死語!)だのでまだまだ賑わっていた。

 

内房ぐるりの夜景を眺め、人々の服装や行動を眺め、船関係の展示物やフードコートのメニューを眺め、最近の若者言葉について議論を交わし(「たーしかに」と「そゆこと?」が同意の言葉として多用されるが、その実質的な違いは何だろう、とか)、、、

 

眠気と、楽しいおしゃべりと、でかチーズケーキ&アイスによる「糖分中の血液濃度低下」と、場所の雰囲気とによって、酔っ払ったような多幸感。

 

戻る際には、飲酒運転ではないけれども、ノルアドレナリンか何かの過剰分泌状態では、運転を慎重にしないと、とゆ~っくり戻った。

 

ので、寝たのは2時半を回った時刻。明日はのんびり寝坊をしよう。

 

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そう思っていた私だが、習慣なのか何なのか、6時前には目が覚めてしまった。

 

しかし娘はもっと早く、5時過ぎには起きたそうだ。早朝のバイトをやっていることもあろうが、おそらく「旅行効果」もあるだろう。

 

朝ご飯に私はいつも通り、4枚切りの食パン2枚を食べ、娘はいつもの3倍に当たる、4枚切りの食パン2枚を食べ、もちろんソーセージ&ベーコンや野菜スープや野菜ジュースなどもシコタマ食べ、またしても腹いっぱい。

 

昨夜の巨大チーズケーキはどこへ行ったんだ?

 

トロンボーンやマンドリンもだけれど、とにかくまず腹ごなしの運動だな。

 

ちょっと朝の散歩のつもりで、境内の周囲にある昔の踏み分け道(尾根道)を歩いていると、隣人からメールが来た。

 

孟宗竹のタケノコがまだ出ているから、娘さんとタケノコ掘りでもどうかというお誘いだった。

 

娘は、タケノコ掘り自体にはあまり興味がなさそうだったが、私がブログに載せた可愛い猫やその他の野良猫たちがたくさんいる家だと分かると、俄然行きたがった。

 

隣人の都合に合わせて少々時間つぶしをするために、歩いていた場所の隣の里山を歩き回ることにした。

 

この里山はかなり放置されている状態なため、そこらじゅうに倒木や枯れた竹が転がり、踏み分け道を見分けることも難しくなっている。

 

実際には、燃料用の薪や細工用の竹が必要とされなくなった現代、日本中の里山という里山が、ここと同じように荒れてしまっているのだそうだ。私も木更津周辺を見て歩き、それを実感している。

 

そこで私は、いつも腰にぶら下げているノコギリや剪定鋏を駆使して道を広げ、余計なタケノコは蹴り倒し、ということをして歩き、娘はその後ろを嬉々としてついて歩いた。

 

おかげで朝の散歩は、ちょっとしたウォーキングのつもりだったのが、山歩きというか藪漕ぎの如きものとなり、そうとう体幹トレーニングになったと思うが、水を持たずに歩き出したことを後悔することになった。つまり、汗だくで喉カラカラ。

 

やっとのことで隣人宅へ下り着き、冷たいお茶を有り難く頂いてから、娘はグリーンピースを採取させてもらい、半分野生に戻りかけたイチゴも採らせてもらい、念願のネコちゃんと思う存分戯れ、大満足。

 

私は私で隣人と、健康や病気のこと、社会保障や税のこと、会社の経営と個人営業のこと、などなどのおしゃべりを楽しんで、またもやすっかり多幸感につつまれた。

 

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ふと気付くともう12時。お昼にしないと。

 

とにかく二人とも汗だくだったので、とりあえずシャワーを浴び、何を食べようかと相談。

 

「肉、かな?」「うん、肉!」「最近見つけたハンバーグの店(チェーン)があるけど?」「そこにしよう!」

 

でもってお昼には、二人で1ポンドものハンバーグをシェアし、もちろんフライドポテトだのアヒージョだのサラダバーだのも盛り沢山。

 

昼ご飯といっても食べ終わったのはもう3時前。

 

娘は目的だったトロンボーンをまだあまり吹いていないし、明日は昼から講義があるから朝には帰宅しなければならないので、今日はもう外出はやめて宿所東泉寺に戻り、私は昼寝、娘は楽器を楽しんだ。

 

日が暮れる頃になってもまだお腹はいっぱいで、お昼にシャワーも済ませたことだし、はやばや寝ようということになったのだが、隣家でいただいたグリーンピースと、同じく隣家で採らせて頂いた、めずらしい黒竹のタケノコがあるので、それだけを新鮮なうちに食べることにした。

 

それが冒頭の2品なのだ。

 

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それが。。。

 

私が2品を湯がき、写真を撮っているうちに、スマホを眺めていたはずの娘がいない。

 

もしやと思って寝室を覗くと、もう寝ようとしている。

 

「食べないの?」「もう寝る。」「そう…」

 

味見だけして冷蔵庫に仕舞って明日の朝食に加えることにして、さて、お腹はまだいっぱいだ(というより胃がもたれている)し、ぐっすり昼寝をした私は眠くもない。

 

そこでこの記事、楽しかった2日間の記録を書くことにしたのだ。

 

はあ。さすがに腕が疲れた。目も。

 

では、おやすみなさい。