1.ミサゴの腹の下でマンドリン

 

昨日は結局(cf.コラム つれづれ2 -なんにもしない日- (&翌朝))、ギター教室の無料体験でマンドリンの基礎の基礎を教わることができ、専門店で整備をしてもらってから、続きのレッスンをしてもらうことになった。

 

これで(もしかしたら)マンドリンという立派な趣味が成り立つ(かもしれない)。(cf.マンドリンが趣味になるか?

 

ところで、そのギター教室があるのは、陸上自衛隊木更津駐屯地の滑走路の延長線上にある住宅地。

 

このため、暫定配備されているミサゴ(オスプレイ)が真上を周回していて、マンドリンのように膨れた腹をさらしているのが5分に一回見られた。無論、騒音も。
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2.夕暮れの境内

 

毎日何回も頭上を飛んでいるミサゴなど、住民であるギター教室の先生には珍しくもないらしい。

 

それはそれとしてこの先生、私とほぼ同年代で色々な意味で共通点が多く、すっかり意気投合してしまっておしゃべりに花が咲いた。

 

1時間の無料体験が終了した後も、なんと3時間も楽しい会話が続いてしまい、ご飯は食べ忘れるわ、やるつもりだったカエデ(モミジ)の剪定には時間が足りなくなるわ。

 

東泉寺に戻ってからは、夕暮れ時のやわらかな光の中を、カメラを持ってウロウロするだけになってしまった。

 

一株ごとに盛りが異なるので、いつまでも楽しめるボケ。
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山の西斜面にあるため、開花が一番最後になった枝垂れ桜(八重)。
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3.おたまの群れ

 

明けて今朝のこと。

 

朝食後に境内の池の縁へ行ってみると、普段は金魚しかいない水の中に、ちっちゃなオタマジャクシがぎっしり並んでいた。
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もちろん例のヒキガエル(cf.花鳥風月 一気に初夏の陽気)の大量の卵が孵ったのだ。

 

孵ったばかりは小指の先ほどしかないが、これが掌ぐらいの大きさの蛙に成るわけだ。

 

全部じゃあなかろうが、歩くときには足もとに気を付けないと…


 

4.モミジの外科手術第二弾

 

ゴッソリと腐った幹を削ったカエデ(いわゆるモミジ)。

 

これで救えた、と思っていたのだが……(cf.花鳥風月 モミジを助けよう!

 

その後、後回しにしていた枝打ち・剪定を進めるうちに、削った部分よりも上の幹も「死んだ部分」が相当多いことが分かった。

 

しかもこのモミジ、45度かそれ以上傾いていて、支えを入れるか、かなり大幅に剪定するかしないと倒れる心配がある。

 

今日はちょうど、隣人の友人で植栽の専門家(cf.今日の一匹 -となりの美少女-(&今日の一本)に登場)が隣家に来ているので、相談してみた。

 

するとやはり、このままでは折れるか倒れてしまうだろうから、この木を生かすためには思い切って剪定した方が良い。

 

そうすれば、幹を大幅に切ってしまったことによって蘇った枝垂れ桜(cf.花鳥風月 花がいっぱい(腹もいっぱい))と同じように、生きながらえるだろうとのこと。

 

そこで思い切り良く、上向きの枝のすぐ先のところで、バッサリ。
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断面を見れば分かるとおり、中はすっかり腐って抜け落ち、トンネル状になっている。
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中に残っている土(木屑が熟れた挙げ句の姿)を「落ちているのを拾った鉄筋の切れ端」でガシガシと突くと、下側の穴から土とともにアリと卵がボロボロ出てくる。

 

ただ、パイプのように中が滑らかというわけではないので、なかなかきれいにならない。

 

そこで、ペットボトルに水を汲んできて、上の穴からドクドク注いでやると、下の穴から流れ出て、雨樋のような形になった幹を伝って地面まで流れて土を洗い流すことができた。

 

その景色は、まるで流しそうめんをする割竹のようだった。
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洗い終わった幹や切断面に薬を塗りつけていると、ちょうどそこへ「モミジを助けよう!」の老師が来訪された。

 

あまりに無残なモミジの姿を見て、叱られるかな?

 

ところがどっこい、「お、盆栽みたいで格好良くなったじゃないか」。

 

これで良かったんだ。ホッ。