オールを取り戻すまでの話 58 | 勤続38年 ベテラン管理栄養士が提供する「病院勤めのストレスが消えて、生きててよかった!で満たされる」コーチング広場

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ずっとずっと頑張っているのに「なぜか、うまくいかない!」「何か違うかも?」「私の何がいけないの?」と迷子になっていませんか。「誰か私を助けて!」「正解はどこにあるの?」と右往左往しているのなら、私と一緒に探し出しましょう。あなたの本当の人生を!

 

 

 

毎週日曜日は

オールを取り戻すまでの話を

書いています。

 

 

 

 

 

 

 

前回の話はこちらから

オールを取り戻すまでの話 57

 

 

 

 

 

第1話はこちらから

 

自分の人生を引き受ける の巻

オールを取り戻すまでの話 1

 

 

 

 

 

あ~そうそう!

急に思い出した話しがあって・・・

 

 

 

W先生のところは治療院もあって

私が通い始めるもっと以前は

宝塚歌劇団の生徒さん達も

ちょくちょく来られていたそうです。

 

 

 

私がマネージャーとして居たある日。

以前、宝塚でトップをはっていた

Dさんから連絡が入って

急遽、治療に来られる事になりました。

 

 

 

大阪で舞台をされていたのですが

どうも足の具合が良くないという事で

突然、いらっしゃいました。

私の目の前をすーっと通られて

治療室に入られたのですが

舞台上で見せているオーラはなく

身長も思ったほど高くなくて

かなり驚いた記憶があります。

 

 

 

当時の治療の流れは

W先生が全身の調整を行い

その後、全身マッサージを受ける。

というものでした。

W先生は調整だけです。

 

 

 

Dさんのマッサージを担当した男子に

「ねぇねぇ、Dさんにマッサージするの

緊張した?」って、治療後に聞きました。

すると、その男子の答えが

「いや、別に・・・他の人と一緒で

別に緊張なんかしないよ」でした。

 

 

 

もし私がマッサージを担当したら

「絶対に緊張するよなぁ~」

「ドキドキして、手も震えそう・・・」

そんな風に感じました。

 

 

 

クライアントが誰でも態度を変えない

その男子。

偉いなぁ~と思いました。

 

 

 

W先生の所にいると、全ての出来事が

ある意味「非日常」でした。

日々のぬるい、

ありきたりの日常が大嫌いだった私。

 

 

 

その非日常に中では

自分を見つめ直せる機会が

本当に沢山ありました。

このDさんの事も

自分が「権威」や「地位」に弱い事。

それに気づけた一件でした。

 

 

 

W先生の時代に戻ってしまいました。

話しを元に戻します。。。

 

 

 

 

 

 

 

入院中の母親を訪れた時に見た

かいがいしく世話をする父親の姿。

これを見た私が感じたこと、それは

「結婚するのも悪くないのかも・・・」

でした。

 

 

 

あんなに

仲が良くない様に見えていた両親。

でも、娘の私には見えない

「夫婦の絆」の様なもので

繋がっている。。。のかも?

 

 

 

今の今まで

「私は結婚なんてしない」

「両親みたいな夫婦になるんなら

1人で生きていく」

と、頑なに決めていたのですが

「もしかすると、結婚も良いかも・・・」

180度、気持ちが変化してしまいました。

 

 

 

 

 

少し職場の話しをさせて下さいね。

 

大学を出た私は、

病院の管理栄養士として働き始めました。

当時は、上司のM氏と

先輩栄養士が3名いっらしゃいました。

 

 

 

その先輩栄養士の3名の皆さん。

私が就職して2・3年の間に

次々結婚されて、子供が出来て、

あっという間に仕事を辞められたので

私が1番の

先輩格になってしまいました。

 

 

 

私の下に、2名の管理栄養士。

そんな状況がしばらく続いたある日、

「病院の給食部門を委託にする。」

そんな話しが舞い込んで来ました。

 

 

 

今まで病院栄養士として

同じ立場にあった三人が・・・

急に私一人が残り、後の二人は

委託会社に強制移動になりました。

 

 

 

「私が一番の年長者だったから。」

ただ、それだけの理由でした。

私に先輩栄養士が一人でもいたら

私も委託会社に移動になっていました。

 

 

 

立場も会社も・・・それこそ地位も

一瞬で、変わってしまいました。

 

 

 

しかし、職場はそのままです。

雇い主が変わり

給与体系も変わり

立場も変わったのですが

昨日までと同じ場所で

昨日までと同じ仕事をするのです。

 

 

 

人間関係に変化が現れそうですが

委託会社に移動させられた二人は

「そんなん、姉さん(私のことです)の

せいじゃないんだから、

私達は今まで通りやっていくだけ」

と、嬉しい事を言ってくれました。

 

 

 

結果、ギスギスすることもなく

今まで通りの人間関係の中で

仕事を続けることができました。

 

 

 

私はこの二人に自分の心境の変化を

一切伝えることはありませんでした。

「結婚してもいいのかもなぁ~」

なんて、一言も言いませんでした。

 

 

 

しかし、この二人。

私には何も言わずに

あることを勝手にしていたのです。

 

 

 

 

 

続きはこちらから。。。