毎週日曜日は
オールを取り戻すまでの話を
書いています。
前回の話はこちらから
第1話はこちらから
長い間、一緒に仕事をしていたのに
ある日を境に、私以外の2人が
委託会社の社員になってしまう。
という事があったのですが・・・
相変わらず、私達3人の栄養士は
仲良く仕事を続けられていました。
ある日のことでした。
その2人から、こう言われました。
「姉さん!(私のことです)
婚活会社に姉さんのプロフィール
葉書で出しといたから~(笑)」
はぁ?
なんだって?
あまりに突然のことで固まった私。。。
うちの両親の姿を見て、
「結婚するのも、良いのかもなぁ~」
なんて考えた事は、
この2人にも、誰にも、
一言も喋っていないのにも関わらず
「なぜ、このタイミングでそんなことを!?」
って、驚きました。
何故そんなことをしたのか聞くと
「面白そうやん~!」
と、ただそれだけの返答でした。
悪乗りともいえる行動ですが
でも、出してしまった物は仕方ない。
婚活会社と言っても今とは違い、
スマホで登録なんて洒落たものでなく
大衆週刊誌の最後あたりに
よく、引っ付いていたんですよ、
応募の葉書が。。。。。(笑)
そこに、
私の名前とか住所とか電話とか
勝手に書き込んで投函したとのこと。
しかも、住所や電話番号は職場のもの。
直通電話があったので、
それを書いた!というのです。
呆れて物が言えませんでしたが、
どんな反応が返ってくるのか
待つことになりました。
実は私自身、戸惑いながらも
かなり楽しみに感じていました。
「どうなっていくんだろう」って・・・(笑)
書き忘れていましたが、
当時の私の年齢は39歳でした。
その年の誕生日には40歳になるという、
そんな微妙な年齢ではありました。
婚活会社はかなり大手の会社でした。
名前を書けば今でも「あ~!あそこね!」
と、誰もが頷く会社でした。
ある日、
その会社から私に電話が入りました。
男性の声でした。
「お葉書頂きました。」
「私、担当の〇〇です!」
なんと!本当に反応があったのです。
当然と言えば当然なのですが
私としては「本気で婚活しよう!」と
まだまだ思えてはいませんでした。
ですので、正直に話しました。
「実は、会社の後輩が遊び半分で
葉書を投函してしまったんです。
ごめんなさい。
無かったことにお願いします。」と。
すると、その担当者は
「いえいえ!」
「何がご縁に繋がるか解りません!」
「これは、きっと何かのご縁です!」
返って乗り気になってしまいました。
結局、一度
その会社に遊びに行く事になりました。
この段階で私は内心・・・
「行ってみて、
怪しくなければ考えても良いのかも」
「周りが勝手にやってしまった事だけど
絶妙なこのタイミングで、
しかも、担当者も気さくで話し易そうだし、
これも何かの縁なのかもなぁ~」
と、流れに乗っかるつもりでした。
数日後。
大阪梅田の某ビルに、向かう事になりました。
実際に会ってみると
担当者の○○君は22・3歳で
当時の「今どき風」の
かなり軽め(に見える・・・)な男性でした。
でも、何か憎めない魅力・・・
母性本能をくすぐるものがありました。
そして、私はと言うと
まんまと乗せられて・・・(笑)
その婚活会社に登録してしまいました。
後輩の2人には、反対に驚かれました。
「え?ホントに登録したの?」って
「え~!よく言うわ!
勝手に葉書をだしたのは誰よ~!」
と反論したのですが
「姉さんがそのまま登録するとは
思わなかったわ」と、笑われました。
物事が動く時って、こんな感じなんですよね。
自分の意志だけではない。
きっと、
何かが動いているのでしょうね。
登録を済ませた私は
プロフィール写真を撮りに行き・・・
相手の男性に望む条件を提出し・・・
お相手の写真の束を見せられました。
そうこうしている内に
担当の○○君から連絡が入ります。
「会いたいといっている人がいます」
不思議な事に、
意外と人気があったようです。
その中から、
○○君が条件に合う人をピックアップして
私に伝えてくれました。
いまから思うと、
かなりのアナログ具合ですよね・・・(笑)
1人目。
2人目。
会ったことは覚えているのですが
今となっては、どんな人だったのか
これっぽっちも覚えていません。
有難いことにお相手の方からは
「また、会いたいです!」と
交際を続けたいという連絡が入った。
と聞かされたのですが・・・
私としては「可もなく不可も無い」という
そんな感覚だったので、
「是非もう一度逢いましょう!」
にはなりませんでした。
そして、3人目。
この人がなかなかの人でした。
どう、なかなかかと言うと・・・
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