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趣味のブログ

思いつきを綴ります

被覆からの仕上げ、㊗完成まで

 

胴体の被覆はエサキプライスパンNo.0615(極薄紙)、

主翼・尾翼はエサキシルクのLight Weight(薄手)に0615の二重張り。

全てエアログロスドープで張り付けた。

二重張りにすると絹の目もすぐに止まり、強度もアップ。

フラップは作業性のため、仕上げ後にヒンジ結合することに。

 

現在、エサキシルクが販売が終了になり、ドープも入手不可となってしまった。

調べてみると、ナガシマのセルロースクリヤースペシャルなる物が使えそう。

ドープ代わりに使っている方のレビューも参考になります。

知恵袋でも同様の情報がありました。

ラジコン飛行機の絹張用のドープの代用でセルロースクリアが一部で... - Yahoo!知恵袋

総絹張りのラジコン飛行機、一部絹が破けたので絹張の補修をしたいので... - Yahoo!知恵袋

 

エアログロスはシルバーアルミ(銀色)の吹き付けまでとし、

白と色塗装からは東邦化研のエアロカラーで着色。

エアロカラーはエンジンウレタンより研ぎやすく発色も良かったが、生産終了となってしまいました。

 

余談だが、小学校の低学年当時はよくプラモデルを作っていて、

初めて買った塗料も東邦化研(THC)のモデルカラーでした。

小さな缶に入っていて、はめ込んである蓋の色が内容色で番号がスタンプされていたような。

Uコンをやり始めた頃の燃料も5%ニトロの東邦化研のレギュラーR。

後にCLスタント専用の燃料をリリースしたりと、多くのモデラーがお世話になりました。

 

白地に多少まだらがあっても、色を入れると目立たない。

 

黒の縁取りはかなり面倒!

「V」字型の交点の尖った方はテープを交差するだけなので楽勝。

問題の谷の方は尖ってマスキングしなければいけなかった。

 

その甲斐あって、黒の細線を入れるとイイ感じに映えました。

この、斜め後ろから見る姿が一番美しい。

 

SIGのキャノピーの使える部分をうまくカットして使用。

 

映えそうなので、カウルの空気出口も黒で差し色を入れてみた。

 

絹張りでもコンパウンドで丹念に磨き上げて。

市川氏と飛ばした時のショット。

氏の機体はST46のForerunnerとABC仕様のS-35搭載の35飛燕(竹林氏設計)。

自分のはJunoと黄緑色のMini Stunt。

Mini StuntはCox Pee Wee 02のプラスチック完成機ながら宙返りも可能。

 

そうそう、懸念事項③で挙げた前進角フラップは通常のホーンで結合しても問題なく上下に動きました。

フラップ差し込み穴はエポキシで接着、ホーンにはヒンジパイプを付けてこれも接着。

理論上はセルフニュートラルとでも言うのか中立以外では動きが固くなるはずですが、

この程度の前進角と舵角は問題にならないようでした。

流石、Bill Werwageです。

 

アイビームもスパッツも前進角フラップも心配だらけでしたが

「案ずるよりも産むが易し」でした!

 

 

「了」

今回は塗装

 

木製パーツは2本の Wooden Skid(エンジン架台)とイグニッションボックス。

Skid は独特のゴマ模様なのでブナ材だろう。

ボックスはオルゴールか何かの汎用の白木の箱。

このままでは色気が無いのでホームセンターで水性ステインなるものを初めて買って着色した。

 

Uコンで木製部品の塗装の経験はあっても、ステインは初めて。

これは塗料ではなく染料と言って良いだろう。

素地磨きをしてステインを塗り、この後は2液性クリアウレタンを塗った。

東邦化研のエンジンウレタンやエアロカラーが便利だったが、現在では販売終了。

Uコン・ラジコン共に、塗り完マニアの減少により仕方がないね。

代替えに実車用の小分けを使用した。

いくら丹念に素地磨きをしても木目の細かい凹みは出てくるもの。

そこには、硬化が進み粘度が高くなったウレタンを楊枝の先で点付けで盛って対応した。

吹いては水研ぎを何度か繰り返し、最後はコンパウンドでビカビカに磨いた。

飛行機と違い、重量を気にする必要がないのはホントに楽。

 

金属パーツは脱脂後、ミッチャクロンを塗ってウレタンのサーフェーサーを吹き付け、

着色は落ち着きのあるダークグリーン

ラッカーなどより2液性ウレタン塗料は金属への食いつきは比較的に良いが、

ミッチャクロンを吹いておくと格段に向上する。

鋳鉄のエンジンベースは消しきれない凹みがあったのでポリパテで修正しておいた。

 

実は最初、ミッチャクロンの後に直接ダークグリーンを吹いたのだが、

色のノリが悪いことが判明。

クリアーグリーンみたいで何度吹いても色が付かない。

硬化前に慌ててシンナーで全て拭き取った。

グリーン系の色は隠蔽力が強いと思っていたが大間違いだったようだ。

ライトグレーのプラサプのお蔭で上塗りの発色もバッチリ!

 

続く。

 

スパッツの製作から生地完成

 

Junoのスパッツは脚柱一体のタイプ。

懸念事項②に挙げたとおりでこの手のタイプは作ったことが無いし、

何よりもすぐに壊れそう。

バルサから作るが肉厚が厚かろうと薄かろうと、壊れる時は壊れるだろう。

ならば内側は大きく削り、外側に強度を持たせるようにしよう。

これも応力外皮構造(モノコック)の一つかな。

 

ピアノ線は1/8"(3.2mm)のK&SのMusic Wire。

アメリカK&Sの品質は秀逸で国産の模型用なんぞは使えません。

タイヤは加藤無線の超軽量ホイール。

まずは最小限に削って、その後は3mmを目安に肉抜き。

MKも廃業して久しいですね。

 

この状態まで削ると、手に持った感じはモナカみたい。

 

内側にクリアウレタンを塗っておいた。

 

エポキシでピアノ線を要所要所接着して左右も接合。

その後はマイクログラスをウレタンで貼り、

左右の合わせ目はラップさせて強度と硬度を確保。

 

カウルは本家の形はBMWのフロントグリルみたいな縦長の2つ穴。

あまり好みではないので、ここは自己流で。

本家はエンジンにエクステンションを付けていた。

自分は無しにして、空気取り入れ口の前にベンチュリーを露出させた。

 

ベンチュリーも調整の為にオリジナルより0.3mmと0.6mm大きな内径を製作しよう。

せっかくの新作機なので、

ベアリング・コンロッド・ピストン・リング・シリンダーも秘蔵の新品を奢ってやろう。

ベアリングは精度の高い国産品で。

 

やっとここまで漕ぎ着けました~。

キャノピーはSIGの水滴型を使用。

サイズは12インチだったか13インチだったか忘れましたが、

一番盛り上がった所でカットした前半分で。

なのでバルサブロックもキャノピーカットと同時進行。

キャノピーの断面に合わせて成形し、板厚分を削って段差が無いようにしてあります。

 

続く。

古い模型飛行機の文献でたまに見かけるのが、

1952年に開催された初島~伊東間の世界初の海洋横断のフリーフライト大会。

距離にして8.9Km、20分近い長距離飛行。

一体、エントリーが何機だったのか気になります。

手を離れると制御不能、魂を注ぎ込んで作った機体が対岸まで無事飛ぶか否かは

製作・調整・風向き・運の全てが揃わないと回収はまず無理。

たどり着いて入賞したのは2機だったとか。

(1957年刊 ぺりかん写真文庫・模型飛行機)

 

 

(1958年刊 最新 模型飛行機の事典)

 

10機のエントリーがあったとしても、1/5の2機がたどり着くのは無理っぽい。

20機も飛べば1/10の2機ぐらいは着くのだろうか?

 

当時はガスフリーの水上機も多く作られたようで、

↑↓のスタイリッシュな飛行艇「ニンフ」など諏訪湖あたりで飛ばされたようである。

ダクテッドファンのガスフリー機「還暦号」もモデルジャーナルで見た憶えが。

金鳳堂眼鏡店の御主人だったような。

(1977年刊 模型飛行機の本)

 

現在の日本ではこんな各種ガスフリー機を飛ばすなんて考えられないですね。

20年位前に千葉県内で開催されたフリーフライトの日本選を見学。

F1Cは迫力がありましたが、初心者が手を出せるジャンルではないことも解りました。

 

手元の049フリー飛行艇のキットはコレクターズアイテムって感じで実飛行は無理ですね。

 

還暦号の上に掲載されている、ガスエンジンヘリコプターは海外の動画でもありました。

振り回した斧みたいで結構怖い、でも面白そうだけどね。

 

これを飛ばした時も面白かったですよ。

バランスを崩してクラブ員のクルマ付近に背面で落ちた時は焦りましたけどね。。。

 

サッカーアジアカップ、残念。

クランクシャフトと燃料系統、その他小部品の製作

 

クランクシャフトとクランクピンは磨き鋼棒。

 

真鍮のカウンターウェイトをカラーと鋼棒で串刺しして仮固定。

 

ハンダ付けはペーストハンダを使用した。

この様に微妙な寸法と位置決めの後にハンダごてを当てたらズレて失敗、なんてよくあること。

ペーストハンダを組み込む際に薄く塗ってはみ出しをアルコールと綿棒で拭き取り、

予めフィレット状にしてアルコールランプやバーナーで加熱するとズレるなくハンダ付けができる優れモノ。

 

この後に串刺し接合部4か所に穴を開け、補強のロールピンを打ち込んだ。

また、このままではコンロッドとシャフトが当たってしまうので、鋸でカットして仕上げれば完成。

 

燃料系統はUコンエンジンのベンチュリー/スプレーバーにタンクが直接ぶら下がった様な造り。

ベンチュリーとスプレーバー、給油口などは真鍮棒からの削り出し。

給油のねじ込みキャップのデザインはオリジナリティを出してみた。

ベンチュリーも金管楽器のベルみたいなラッパ型に変更、

こんなスタイルの方がこのエンジンに似合うだろうと。

設計よりも太い棒材が必要なので自前の快削真鍮棒で。

ニードルとスプレーバーはスプリングを内蔵して緩み止め。

スプレーバーは一本の貫通式ではなく、レーシングエンジンみたいな分割式。

 

シャフトのオイラーとかフライホイールのクランピングブッシュ、その他諸々も製作。

ヘッドは終わっていたものの、カッコ付けたなったので再加工してプラグ座面を沈めた。

傷を付けない様に真鍮板を一巻きして保護。

偏心加工になるので、

四つ爪インデペンデントチャックにプラグを付けたヘッドを把握してセンター出し。

 

細かいプラグ面の座繰りなんて、自己満足以外の何物でもないだろうね。

いや、ホンの僅かに圧縮比が上がってパワーアップ(?)が図れるかな。

普通のOHVエンジンはプッシュロッドが2本だが、

このエンジンは初期の石油発動機でも見られた1本ロッドのタイプ。

吸気バルブのスプリングは排気バルブよりテンションが弱く、

給気行程での負圧で吸気側が開いて混合気が吸われる仕組み。

 

低速回転ならではシステムですね。

主翼がほぼ出来たので今度はフラップ。

 

図面では1/4"(6.4mm)のバルサと指定されているが、最初は1ゲージ薄い5mmに変更した。

片方作ってみたところ捻じれ剛性に不安があり、

斜めにリブを追加してみたが顕著な剛性向上は感じられなかった。

やはり6mm厚は必要の様でCカットバルサ(柾目で独特のウロコ模様のヤツ)で作り直した。

1mm航空べニアに図面のコピーを貼り付け、フラップ端面に両面テープで仮付け。

それをテンプレートとしてロングサンダーで削り出した。

ロングサンダーを右・左と斜めにテンプレートに沿って削る。

粗削りは思いっきり粗いペーパーで使った方が上手く削れるようだ。

いつも使っているのは#60のスリーエムのフィニッシングペーパー。

板金塗装屋さん向けで糊付きのロールタイプ。

これでガシガシ削ります。

大面積のフォーム翼のプランク材を整えるのも同じで、

細かいペーパーでチマチマ削ると小面積で見る分はキレイでも、全体的には波打ってしまい平滑度が得られない。

フラップ胴体付近の厚みは、なんと17mm!!

 

実機の風洞実験でフラップを下げた状態で失速を再現すると、まずは翼の上面後縁寄りの気流が剥離していくみたい。

そう考えると、↑の写真の様に翼の上面がフラップ後縁まで滑らかな弧が連続した方が良いのかもしれません。

なんて、都合の良い解釈で設計通りの極厚フラップで製作しました。

 

17mmもあるので被覆後のネジレ剛性は恐ろしく高く、ビクともしない。

被覆はエサキシルクの薄手にエサキプライスパンNo.0615(最薄手)の二重張り。

ヒンジ溝に合うステンレス板でホルダーを作って張り付け作業。

 

行きつけの模型屋にエアログロスドープのクリア1クォート缶の在庫が有ったのでそれで張り付け。

ステイションホビイで古くから輸入していたエアログロス。

東邦化研のエンジンドープより、色のノリや耐燃料性も良く気に入っていました。

ステイションの金子氏から聞いた話で、塗料の輸入は可燃性物質なので船便だったらしい。
それも貨物船から港に陸揚げする際、艀一隻分の料金を取られたこともあったと伺った。
模型塗料の輸入は採算が取れないですね。

 

続く。

ヘッドが出来たところで、次はマフラーとシリンダージャケットの製作

 

このエンジンは模型だが、設計は農業用発動機が原型と思われる。

石油発動機などとも呼ばれ、農作業で必要な動力源として使われたエンジン。

 

これらのマフラーは何故かボールを潰した様な丸みを帯びたお饅頭型が多かったみたい。

このキットのドイツでも同様だったらしく、このエンジンの図面でも同じ。

図面を少しアレンジして自己流で製作した。

 

出来あがりはUFOみたい(?)。

 

シリンダージャケットは図面では簡易的な波型。

 
これはメーカーHPの一コマ。

 
「貴方の好みのデザインで」とあるので、少し凝って細かな冷却フィンに変更。
好きで変えたとは言え、結構大変。
 
ヘッドを仮に載せたところ。
 

小学1~2年の頃、少し離れた農家のクラスメイトの家に遊びに行った時、

農業用発動機に長い帯状のベルトを掛けて丸鋸盤を駆動して木を伐り揃えていたのを覚えている。

簡易的な製材みたいな作業だったと思う。

幼稚園も同じだった美幌町の溜井健二君、元気かな?

 
続く。

胴体に主翼が付いたので胴体上・底部のブロック成形。

 

このように断面のゲージを作り押し当てて、凹みの跡がつく部分を整えた。

 

外形の次は肉抜き。

胴体底部も丸みを帯びた断面なのでブロックは計4本。

3mm厚を目途にくり抜いた。

丸木舟(?)を作る感じ。

直線彫りは彫刻刀の丸刀、隅っこの端はドレメルで。

これでも良いが柔らかいバルサに対しては細か過ぎる。
 
お勧めはコレ↓

作業台の片隅に置いてある地球ゴマ。

子供の頃にも買ってもらった記憶があるので、今まで手にしたのは3個になると思う。
手軽にジャイロの摂動や剛性を体感できる科学玩具の一つである。

 

名古屋のタイガー商会が大正時代から作っていたが、かなり前に廃業になると聞いていたので残念に思っていた。

 
 

今日ネットを見ていると従業員の一人が新会社を立ち上げ、デザインも一新して販売していると知った。

 

現代風に洗練された製品はちょっと購入欲をそそられる。

妥協なく、突き詰めた感じが素晴らしい。

現在は売り切れで来月から再販売のよう。

本物ならではの価格なので、注文しようか少し考えてみたりしている。

 

今回はシリンダーヘッドの製作について

 

ST60の様な2サイクルエンジンのヘッド製作と違い、

4サイクルエンジンのヘッドは更に複雑。

ST60ヘッドの穴あけ作業は固定ネジ穴とプラグ穴のみだったが、

それらに加えて吸排気のバルブ穴とそれぞれに繋がるポート穴等も必要。

図面を見て完成形をイメージし、同時に加工順序を考える。

キットのアルミ合金の丸棒より外形を旋盤で削り出す。

次にフライス盤での加工になるが、これは正に腕試しの連続って感じ。

とりあえず難関をクリア。

 

でも次の作業はそれ以上の難関が待ち受けていた。

それは難切削材のステンレス棒からのバルブ製作。

ヘッドにΦ3.0ストレートリーマーで開けたバルブガイドに入るバルブを削り出す。

ピストン/シリンダーも神経を使ったが、バルブステムは約Φ3.0という細さ。

この細さでバルブガイドに丁度良い太さに仕上げる必要がある。

細すぎると運転中にガタが発生し、特に吸気側は隙間からもエアーが吸われることになるだろう。

 

ご承知のとおり2サイクルエンジンのシリンダー内は正圧のみだが、4サイクルだと吸気行程では負圧になっている。

そのために実車でもインマニに微細な割れや合わせ目に隙間でもあるとアイドリング不調などのトラブルの原因となる。

 

硬い材料を太さ3mm近くに細く削るとなると上手くバイトが食いつかず、

2本作るのに結局5本も作るハメになった。

ホント、これには参ってしまい材料をもう少し削りやすい物に替えようかと思ったぐらい。

 

因みに前回作ったエンジンは入門用でありバルブは真鍮棒からの削り出しであった。

 

今回製作しているこのエンジンは低速回転専用だが、

Saito、OSなど模型4サイクルエンジンはプロペラをブン回して空を飛ぶほどの高出力。

品質もそれ応じた精度が必要。

自分で作ってみて、改めて模型エンジンメーカーの品質の高さを再認識させられた。

 

続く。