主翼がほぼ出来たので今度はフラップ。
図面では1/4"(6.4mm)のバルサと指定されているが、最初は1ゲージ薄い5mmに変更した。
片方作ってみたところ捻じれ剛性に不安があり、
斜めにリブを追加してみたが顕著な剛性向上は感じられなかった。
やはり6mm厚は必要の様でCカットバルサ(柾目で独特のウロコ模様のヤツ)で作り直した。
1mm航空べニアに図面のコピーを貼り付け、フラップ端面に両面テープで仮付け。
それをテンプレートとしてロングサンダーで削り出した。
ロングサンダーを右・左と斜めにテンプレートに沿って削る。
粗削りは思いっきり粗いペーパーで使った方が上手く削れるようだ。
いつも使っているのは#60のスリーエムのフィニッシングペーパー。
板金塗装屋さん向けで糊付きのロールタイプ。
これでガシガシ削ります。
大面積のフォーム翼のプランク材を整えるのも同じで、
細かいペーパーでチマチマ削ると小面積で見る分はキレイでも、全体的には波打ってしまい平滑度が得られない。
フラップ胴体付近の厚みは、なんと17mm!!
実機の風洞実験でフラップを下げた状態で失速を再現すると、まずは翼の上面後縁寄りの気流が剥離していくみたい。
そう考えると、↑の写真の様に翼の上面がフラップ後縁まで滑らかな弧が連続した方が良いのかもしれません。
なんて、都合の良い解釈で設計通りの極厚フラップで製作しました。
17mmもあるので被覆後のネジレ剛性は恐ろしく高く、ビクともしない。
被覆はエサキシルクの薄手にエサキプライスパンNo.0615(最薄手)の二重張り。
ヒンジ溝に合うステンレス板でホルダーを作って張り付け作業。
行きつけの模型屋にエアログロスドープのクリア1クォート缶の在庫が有ったのでそれで張り付け。
ステイションホビイで古くから輸入していたエアログロス。
東邦化研のエンジンドープより、色のノリや耐燃料性も良く気に入っていました。
続く。