先日、友達と喧嘩して、DSのフレンドコードを消去された長女。
昨夜、DSでその喧嘩したうちの一人と居間で何やらやりとりしていました。
私的には、「文字だけでは自分の思っていることは半分しか伝わらないし、本当に伝えたい時はちゃんとリアルに話さないといけないよ。」と言っているので、チャット的なやりとりには反対だけど、最近の子ども達にとっては、ネットでのやりとりは生活の一部で、当たり前のことなんだよね。だから、そこから誤解も生まれるし、平気で人の悪口も言えてしまう。
 
昨夜、私の目の前でやりとりしていので、のぞき見しながらアドバイスしていたのですが、どうやら状況が娘が考えていたのとはちょっと違ったようです。
喧嘩の原因になったEちゃんは、以前長女の様子を見にきてくれた子の一人。
そして、ネットでも学校へ来るように何度も話をしていた子。
しかし、他の子との喧嘩の時には相手側について、長女に対して便乗して無視したり悪口を言ったりもする子で、長女も「そういう子なんだよ」という感じで付き合っていた様子。
今回怒っているきっかけは、漫画の話からだけど、私が思うにうまく自分が考えたように長女が動かなかったからじゃないかな?
何度も学校に来るように言ったのに、部活の先輩まで連れていったのに、ネットでも来ることの大切さを話したのに、どうして「ここまでやってあげているのに、学校に来ないの?努力しないやつは嫌いなんだよ!」という感じ。でも、長女は「努力しても行けないんだよ!どうしたらいいんだよ!」と言ったら、絶交と周りに宣言してフレンドコードを削除したらしい。
しかも、小6の時に喧嘩した女の子たちもEちゃんの味方になっている。
・・・と思っていたけど、どうやらEちゃんだけが怒っていて、その他の子は怒ってない様子。それがわかったのが、昨夜のやりとり。
長女はかなり安堵していました。
 
私「あのね、こういうやりとりができるから、お母さんは夜は返しなさいって言わないんだけどね、今のお前にとってみんなとの連絡はこれしかないからさ。」
長女「うん。わかってる。」
私「でもね、文字だけのやりとりが危険だって、前にも話したよね?文章だけ読むとさ、相手が怒っているのかそうでないのか、声の調子とか表情とか見えないでしょ?だから、お母さんはちゃんと相手と話しなさいって言っているんだよ。謝りなさいって言ってるんじゃないけどさ、あんたのことを心配していてくれたのも事実でしょ?だったら、何が気に入らないのかちゃんと聞いて、お前が言われたくないことをちゃんと伝えないと。」
長女「うん。だね。学校行くよ。話してくる。」
私「それがいいと思うよ~。直接的な意地悪があったなら、それはちゃんと相談すればいいしさ。お母さんでも先生でもカウンセリングの先生でも。
 
それにさ、あんた達は自分では大人になった気分でいるかもしれないけど、たかだか生まれて12年とか13年だからね?お母さんから見たら、まだまだ狭い世界で、経験も少なくて、小さいことで悩んでいるでしょ?これからもっと大きな問題にぶちあったたりすることもあるんだよ~。その時のために、小さな悩みで悩んだり、友達と喧嘩をしたりっていうのは、大切だと思うよ。付き合いがなければ喧嘩もできないしね。
 
それにね、まだまだこれからたくさんの人に出会うし、もしかしたらその中には、お前にとって一生の友達もいるかもしれないし、未来の旦那さんもいるかもしれない。どこでどんな出会いがあるか、わかんないんだよ~。
 
だからさ、がんばれ!とは言わないけど、友達との時間を大切にして、自分の将来の夢のためにやったらいいさ。テストもあるし、それは自分の将来のために受けないといけないでしょ?自分でわかっているんだから、どうしたら学校へ行けるか、一緒に考えようよ。先生だって、まだまだお前と話していないんだもの。わかんないじゃん。ね?」
長女「そうだよね~。ま、今回の一件は話したけどね。」
私「そうなの?電話でもいいけどさ、会いにいって、ちゃんとリアルに話さないとね。」
長女「わかった。」
 
長女が先生とどんな内容を話していたのかわからなかったので、この長女の発言で先生の発言の意味がわかった。授業の合間に電話をくれた時に、今回の一件を話したら
先生「それでは、お母さんは今回のこの一件をどういう形で解決されますか?喧嘩の原因になっている生徒を呼び出して、話し合いをされますか?」
私「え?そんなことしたら、ますます学校に行けなくなりますよ?」
先生「ではどのようにされますか?」
私「どのようにされますかって、先生、これまでこういう問題に対応されたことないんですか?」
先生「あります。ですから、話し合いの場を設けたほうが良いですか?」
私「先生、先生は自分がこういう経験されたことはないんですか?私はあるからこそ言うんですが、中学時代の友達との関係って大きいですよね?最近も色々とニュースとかありましたよね?必ずしも生徒を呼び出して話し合いをさせるのが良いとは私は思いません。小6の時にも同じように喧嘩したことがありましたが、その時は主人が対応して、娘と二人で教頭先生と担任の先生と話し合いをしました。でも、その時に一番問題になったのは、意地悪をしている子ども達ではなくて、ネットの使い方についてですよ?先生もLINE使いますよね?」
先生「え?えぇ、使います」
私「子ども達にとって、ネットでつながるっていうのはもう当たり前で、学校では話せなかったことを、ネットで話すというのは普通なんです。そのフレンドコード、LINEで言うところのIDを消されたというのがどれだけのことか、理解できますか?」
先生「でも、ID消されただけなんですよね?」
私「『消されただけ』という問題ではないんですよ。ですから・・・」
先生「あ、お母さんすいません。私次の授業があるので、またご連絡します。来週の月曜日か火曜日あたりに、学校に来てください。面談しますから。」
私「・・・わかりました。」
 
なんともすっきりしないやりとりでした。
先生は忙しい。でも、先生という職業は授業をするだけではない。成長期の子ども達と過ごし、時には叱咤激励して、これからの将来への道標を伝えていかないといけないと思う。とても大切な素晴らしい職業。
社会が変わり、授業の内容にも大きな変化があると思うけど、それでも「教師」という仕事を選んだからには、努力も必要。どんな職業でも必要であれば資格を取得したり、新しい分野を勉強したりしなくてはいけない。
学校の先生は、もっと子ども達のネットの世界を知るべきだと思う。
毎日の生活の中で、どれだけの割合で子ども達の生活を占めているのか。
重要性を。そして、隣り合わせの危険を。
子ども達だけに教えても、先生達が理解していないといけない。
私は、そう思うけどね。
 
週明け、月曜日は小学校が振替休だから、火曜日かな。
長女の週明けの様子から考えよう。