本来、筋トレは、
最大拳上量の65%以上の
重い負荷で行わなければ
効果が少ないといわれてきました。
しかし、軽い負荷であっても、
動作を“ゆっくり”行うことにより、
重い負荷をかけて行った時と
同様の変化が起こることが
分かってきました。
筋トレを”ゆっくり“行うことを、
ココでは「ゆる卜レ」と
呼ぶことにしましょう。
「ゆるトレ」を行うと、
筋肉の緊張が継続して
血流が制限され、
一時的に筋肉が
酸素不足の状態となり、
多量の乳酸が発生します。
乳酸は、
筋肉のエネルギーを分解させる
ことによって発生し、蓄積されます。
乳酸が蓄積されると
疲労を感じてしまい、
濃度が上がると運動が継続
できなくなります。
しかし、乳酸は
成長ホルモンの分秘を
促す作用もあります。
成長ホルモンとは、
筋肉を大きく成長させる
だけではなく、体脂肪を
分解し、脂肪の減少を
促進します。
さらに、新陳代謝を
活発にするので、
若返り効果も期待できます。
では、
ここでスクワットを例に
「ゆる卜レ」のやり方を
説明していきましょう。
ポイントは、
元の姿勢に戻す時です。
元の姿勢に戻す時、
力を入れた状態のまま膝を
伸ばしきらず、
次の動作を始めます。
膝を伸ばしてしまうと
力が抜けて筋肉が
休んでしまい、
効果が期待できません。
筋トレを行う時は、
常に使っている筋肉を
意識しながら行いましょう。
また、「1」「2」「3」と3秒かけて
ゆっくり膝を曲げ、
1秒その姿勢を保持し、
「1」「2」「3」と3秒かけて
ゆっくり元の姿勢に戻します。
動作がしんどくなると、
どうしても、戻るのが
速くなってしまうので、
ゆっくり「1」「2」「3」と
数えながら
行うようにしましょう。