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サイボーグ谷口正典です。


< これまでのあらすじ >
俺は、仕事帰りに正面衝突事故をした。脳挫傷、出血多量で意識不明。その後、命の危機を脱したものの全身複数の骨折。開放骨折した右足は壊死がはじり、再び命の危機に。正面衝突事故から39日目に命と引き換えに右足を切断した。

 


正面衝突から111日目
右足切断から73日目


母の日記より
 

 


5階で少し歩いただけ

 


昼から


リハビリ室でリハビリ

 


うまく歩けたみたい

 


だけど16時から


5階で練習したけれど



 

 

これが


上手く行かなくて


落ち込んだ

 


義足で早く歩けて


杖なしで歩けた


しかし



 

 

まさかの


ゆっくり歩くことが


できなくなってしまった

 

 

リハビリ室の理学療法士が


気がついたようだった。


 

それが、


バランスが取れないのか


筋肉のせいなのか

 

 

義足の性能で


バランスが取れないのか

 

先生にもわからない

 


理学療法士の先生が


調べてみる


ということになった

 


明日は、

 

 

義肢装具士が来るので


そのことも聞いてみよう

 


主治医も来て様子を見ていた


けれど

 

 

“それでも歩けるようになるんじゃろ?“

 

 

と簡単に言ってたらしい

 


後はゆっくり歩けて


階段を上り下りできれば


退院の目処がつく


らしい

 

 

と言う時期に来ていた


だけに


落ち込みんだし


スランプに入ってしまった

 


しかし


タイミングよく

 

 

精神科の先生が来て


話を聞いてくれた

 

 

少しは励みになったのかな?

 


焦っても仕方ないけど


完璧主義な正典だけに

 

できないことが


悔しいらしい

 


明日になれば


ゆっくり歩けない理由が


わかると思う

 


今日は


考えずにゆっくりしよう



 


外出して


気晴らしをすれば


良いのでは?


と精神科の先生が


言ってくれた

 


正典に“日曜日にでも外出許可をもらって気晴らしをするのはどうか?“と提案したけど

 

 

“いい“と


断られた

 


そんなことしても


気が晴れないのかもしれない

 


そんなに


落ち込んでいるのかな?

 

 

 

 

 

 


俺は、17年前、仕事帰りに正面衝突事故に遭った


出血多量で意識不明の重体だった。命の危機を脱したものの全身複数の骨折。


解放骨折していた右足は、MRSAという菌に感染し、壊死がはじまっていた。
こうして再び命の危機となった。


正面衝突事故から39日目に命と引き換えに右足を切断する手術を受けた。


脳挫傷と意識不明2週間


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