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サイボーグ谷口正典です。






< これまでのあらすじ >
俺は、仕事帰りに正面衝突事故をした。脳挫傷、出血多量で意識不明。その後、命の危機を脱したものの全身複数の骨折。開放骨折した右足は壊死がはじり、再び命の危機に。正面衝突事故から39日目に命と引き換えに右足を切断した。

 


正面衝突から96日目
右足切断から57日目

母の日記より

 

昨夜は本当によく寝た
 

正典は疲れてたみたい


 

松葉杖を使えるようになる為

 

リハビリに行き、


1時間ほど練習をした

 

なかなか難しい

 


昼から

 

またリハビリ

 

今度は義足の練習

 


 

先生に会ったときに

 

「左足の骨がついた」

 

と告げられた。


やっと着いたのかと思った。

 

正典は、すごく喜んでいる。


これで本格的にリハビリ

 

傷はあと少しだけど


そのうち治ると思う。
 

 

義足をつけて

 

ある程度まで歩けるようになれば

 

退院できるらしい。

 

病院でリハビリするだけでなく

 

生活すること自体がリハビリになるらしい。

 

あと2~3か月かかるかと聞くと

 

“そんなにかからんかもしれん“

 

と言われた。

 

“若いけえね“

 

だって…。
 

 

 

<義足>

 

義足は消耗品になるので

 

だんだん痛んでくる


直したり

 

新しいのに変えたり

 

一生その繰り返しになる

 


ぴったりフィットして

 

完全に自分の足になることは難しい

 

ぼちぼち

 

義足と付き合っていく

 

ことになるだろう…。




俺は、17年前、仕事帰りに正面衝突事故に遭った


出血多量で意識不明の重体だった。命の危機を脱したものの全身複数の骨折。


解放骨折していた右足は、MRSAという菌に感染し、壊死がはじまっていた。
こうして再び命の危機となった。


正面衝突事故から39日目に命と引き換えに右足を切断する手術を受けた。


脳挫傷と意識不明2週間


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