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サイボーグ谷口正典です。





< これまでのあらすじ >
俺は、仕事帰りに正面衝突事故をした。脳挫傷、出血多量で意識不明。その後、命の危機を脱したものの全身複数の骨折。開放骨折した右足は壊死がはじり、再び命の危機に。正面衝突事故から39日目に命と引き換えに右足を切断した。

 


正面衝突から92日目
右足切断から53日目

母の日記より


 

雨が降っていた

 

朝食が来るギリギリまで

 

正典は眠っている

 



今日は


リハビリの先生が休みなので

 

リハビリは休み

 


担当の理学療法士しか


義足の取り付けと外しが

 

できないので仕方ないのか…。

 


他の先生は


義足のやり方を知らないので

 

ますます正典は駄々をこねる。

 


 

転院を検討して電話をしている

入院期間3ヶ月未満だったら

 

すぐにでも転院はできるらしい



しかし


すでに


入院期間3ヶ月を


過ぎているので

 

難しいらしい



 

正典は、


ダメ元で申し込んでほしいと言う。

 

申し込むためには

 

主治医に


申し込み用紙を


書いてもらう必要がある

 

気が重たい。

 


だけど

 

将来がある大切な足なので

 

婦長さんに


いずれは相談してみよう

 

先生が何と言うだろうか?

 


義足は先へ先へと進んでいくのに

 

転院ができるんだろうか。
 

 

あっちの病院がダメだったら

 

ここの病院と言うふうに、

 

先生はいい顔しないだろうな?

 

父さんにも話をしないと
 

あー気が滅入る。

 

人として外れているような


気がするのは

 

私だけかな?

 

 

 

 

義肢装具士の担当者が


義足らしい

 

久保田先生に


あんな感じの歩き方になるのか

 

聞いてみようと思う




俺は、17年前、仕事帰りに正面衝突事故に遭った


出血多量で意識不明の重体だった。命の危機を脱したものの全身複数の骨折。


解放骨折していた右足は、MRSAという菌に感染し、壊死がはじまっていた。
こうして再び命の危機となった。


正面衝突事故から39日目に命と引き換えに右足を切断する手術を受けた。


脳挫傷と意識不明2週間


2018年、高次脳機能障害が判明、第三の人生のはじまり