合格者数は1525人(H29:1543人)、合格ライン805点・平均790.17点(H29:合格ライン800点・平均780.74点)でしたね。

 

受験された皆さんへ、昨年のようなメッセージ動画は収録できなかったので、文面でメッセージをお伝えしたいと思います。

 

H30司法試験に…

1.不合格だった方

(1)

まずは、一休みしてください…心身の活力がある程度ないと、自暴自棄になってしまう等、その後の方針を立てる際に誤った選択をしかねないからです。

なんだかパワーがみなぎっている…!という方は、そのパワーを利用してそのまま走り続けてもいいとは思いますが、どこかで反動が来るので、そのときに自分を労ってあげてください。

(2)

心身の活力がある程度回復してきたら、敗因分析をしましょう。

ア.自他の再現答案(構成)の比較→共通点と相違点を見ていく。

    →上位(A評価)だけでなく、合格ライン付近(B~C評価)も

     ∵まず目指すべきは合格ライン。

 (cf)動画「再現答案の分析方法

イ.問題を解くプロセスの検証

 問題文読み~答案構成~答案書きの全プロセスにつき、どのようなプロセスを辿れば合格ラインを超えることができたかを検討してください。

ウ.その他

(ア)起床時間

(イ)朝食べた物

(ウ)本試験会場における直前の行動

(エ)昼食べた物

…etc.

エ.5年5回の受験制限に引っかかってしまう方も、なんとか上記アイウをやってほしいです…司法試験系に再チャレンジする(ことになる)方も多いですし、そうでなくても、今後の人生を考える指針になる等、間違いなく役立つからです。

もちろんまずは、しっかり休んで心身の活力を回復させてくださいね。

 

2.合格した方

おめでとうございます!

…以外には、あまり言うこともありませんし、昨年と同様なので、↓の動画の24分15秒あたり~をご覧ください。

※上記動画でも最後の方にお話しましたが、合格した方は、修習に向けての手続の〆切が結構近いので、くれぐれも書類がそろわない等のミスのないように、先手先手を打って進めてくださいね。

一息ついたら、shihoushiken@tac-school.co.jpまで合格のご連絡をいただけるとうれしいです!o(〃^▽^〃)o

 

※検事任官に興味ある方には、説明会があるみたいですよ~早めに申し込んだ方がいいかも…

 

※板書した(富士)山の図は、記事「司法試験系の“難しさ”の根底にあるもの」の画像にある絵(byNOAさん)をアレンジしたものです。

タイトルにハゲしく同意!o(^▽^)o

旧司受験生時代の私のモチベの推移をさらしましょ~「司法試験受験の動機なんて何だっていい」ことの1つの実例だと思うので。

H16.10月

「論文合格or不合格でもA評価だと思い込んで、偉そうに受験仲間にアドバイスしながら最低のG評価で落ちた俺のバカバカバカ~!そんな自分を許せない!!死ぬほど試験対策して、自分をとことん痛めつけてやる!!!」

↓正月休み

H17.1月

「俺、何のために司法試験受けてるんだろう…」

「司法試験を楽しみ尽くすために司法試験対策するぞー(棒)」

H17.2月

ニュートラルな精神状態で淡々と試験対策。

H17.4月

「司法試験に合格して、自分を支えてくれている人たちを喜ばせたい!」

↓短答合格~論文直前期

H17.7月

「受からなくてもいい、落ちなければ」。それどころか、今年落ちてもいいや、とさえ思う部分がある。

↓少し欲が出てきたのか、過去問と基本事項をザッと確認

「受からなくてもいい、落ちなければ。」「なんだったら今年落ちてもいい。来年は落ちないから。」

論文本試験

現場では「今年は落ちてもいいや」なんて微塵も思えなかったが、「受からなくてもいい、落ちなければ」というスローガンは、何回も繰り返してた。

↓終了

「今の自分のベストを尽くせたという感覚はある」

※再現答案を作成した上での自己評価

論文合格発表直前

「たとえ結果が出なくても、努力できたこと自体で既に報われている…それでも結果を求めるのは、周りで支えてくれた人への恩返し、という感覚の方が強い。…合格して、皆を喜ばせたい」

論文合格

「よかった。本当によかった。皆さん、どうもありがとう!!!」

口述直前

「論文合格で喜んでくれた周りの人をがっかりさせてしまうのはイヤだ…持ち上げてから落とすようなものだし…試験の結果は周りの人への恩返しという意識は、重すぎてあまり良くなかったかも」

↓口述本試験終了

「世界の全てを司法試験合格という目的のために構成していたのが、パーッとリセットされたように見えた。…とにかくもう、あの戦場に戻りたくはないです。もうenjoyし尽くした感があるから。」

結局、司法試験系の戦場で戦う皆さんの参謀役として戻ってきたよ~今では試験対策の講師が天職だと確信しているので、(特にH17.1月に)司法試験受験をやめなくて…本当によかった!

o(〃^▽^〃)o

を、既にyoutubeにアップしています!

記事「H30予備論文ガチ書き企画」等で予告していたものです。

民法(債権法)改正対応の4A講義の詰め等で非常に忙しく、間が空いてしまいました…

 

予備論文未受験の予備試験受験生には特に、予備論文本試験現場とはどのような“戦場”なのか、予備論文受験生(ぶった私)がどのような悩み苦しみの中で、もがき・ごまかし・いなし・守り・逃げつつ戦い抜いているのか、その一例を疑似体験してほしいです!

 

このように、開始から終了まで、頭に浮かんだことを極力ブツブツつぶやきながら(小声で聞き取りにくいですよね…)、3科目を並行して問題文読み→答案構成作成→答案書きをしていました。

この“解答プロセスの可視化”こそが、他の講座・講義にはない4A系の講座・講義(ex.『予備試験 4A論文過去問分析講義』、『4A基礎講座』の4A論文解法パターン講義)の特長だと思っているので、これをやらない手はありません。

 

結果、出来上がった問題文・答案構成・答案は、記事「予備H30論文[民法・商法・民訴法]手書き答案等」でアップしています。

 

果たしてこれで、合格ラインを超えているのか!?(;°皿°)

まずは、9月に実施予定の“H30予備論文(再現答案)分析セミナー”をお待ちあれ!!(^O^)/

(cf)記事「H29予備論文(再現答案)分析セミナー