僕が僕であるために。
週イチ非常勤の私立高校。
今日の授業は?
NHK『プロフェッショナル』。
家電修理、今井和美さん。
今年もガチ定番。
ハズせない。
先週の授業で、自己PRについて。
「PR」とは、"Public Relations"の略。
直訳すると、「社会との関係性」。
あなたは、何をして、どんな人に、喜んでもらいますか?
自分の長所を売り込むことではない。
最初から最後まで、「自分語り」。
それは、自己アピール。
「アピール」と「ピーアル」。
似てるけど、全然違う。
今井さんはね。
自己PRのお手本として、紹介してるの。
あなたは、何を、どのようにして、
社会に貢献しますか?
こう問われるとね。
マジメな日本人が陥りがちなのは?
そう、自己犠牲。
いまだに美徳として観られる。
それ、昭和。
令和は、違う。
今井さんはね。
ひとり経営の街の電器屋さん。
といっても、ほとんど売らない。
「修理の達人」としてね。
全国から依頼が殺到。
メーカーの保証期間を終えた故障家電。
取り置き部品もないとなれば。
フツーは、そこで断られる。
けど、今井さんは、諦めない。
> 部品がなければ、つくればいい。
修理率60%で上出来と言われる世界。
なんと95%を誇る今井さん。
「故障家電の最後の病院」
10歳から独学で修理を始め。
この道50年。
半世紀にわたり、ノウハウが蓄積。
そりゃ、全国から依頼がくるよね。
「まさかホントに直るなんて。」
「家族みたいに愛着があるんです。」
「神様みたいな存在です。」
歓びの声もハンパない。
めちゃ、社会貢献してる。
しかーし。
ポイントは、そこではない。
多い日は、200件の電話が。
けど、出ない。
出てるヒマがない。
すべて留守電に吹き込んでもらう。
引き受けて、送られてきた故障家電。
なんと順番どおりに修理にかからない。
> うーん、これは何の機械だ?
> 見たことないなあ~。
> ・・・これ、おもしろそうだ。
> これから、やろう。
優先するのは、
「順番」
ではなく、
「好奇心」
自分がご機嫌に仕事をするため。
お客さんに喜んでもらうのは、その結果。
授業では、『シャンパンタワーの法則』を。
シャンパンタワーの一番上のひとつのグラス。
それが「自分」。
上から2段目は、「家族」とか「パートナー」。
近しい人。
3段目は、「友人」とか、「職場」「地域」の人間関係。
4段目は、「社会」と。
下段にいくほど。
自分から関係性の距離が遠くなる。
たとえば、「家族」に喜んでもらうならね。
まず、「自分」のグラスをシャンパンで満たす。
満たしたうえで、あふれさせないと。
2段目の「家族」のグラスに。
シャンパンは注がれない。
また、「自分」や「家族」をとばして。
「世界平和」は成り立たない。
いきなり遠い所は、ムリですよと。
過去記事でも。
いま、3年生はエントリーシートを。
自己PRに取りかかってる真っ最中。
だから、伝えたかったの。
まずは、「自分」だよと。
我慢にもとづく自己犠牲。
我慢するほど、見返りを。
それ、相手に伝わるから。
感覚レベルで。
やってることは、イイんだけど。
見返りを求めるビミョーな人に。
菱川師宣もびっくりの「見返り微人」。
昨日のAさんの記事ともつながるね。
ってことは。
これを書いてる私自身のテーマでも。
「いま」「旬」なんだね。
「どうすれば、相手に歓んでもらえるか?」
の前に、
「そもそも、それで、私はご機嫌なのか?」
シャンパンタワーのてっぺん。
まずは、満たしたいね。
今日は、ここまで。
また、明日。
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