この人なら、言ってくれるのに。
昨日の続きです。
Aさん、食事に関して気づかれたこととは?
> 「おいしい」です。
おいしい?
> うちの子供たちは、実家に帰ってきても
> 誰も言いません。
あら、それはさみしい。
Aさんとしては、
お子さんが実家に帰って来られたからと。
ちょっと気合いを入れて作られるのに。
> 「お母さんの作ったあれが食べたいとか」
> 「私にも作り方を教えてほしいとか」
なるほど。
それぐらい言ってくれてもいいよねと。
料理教室の先生としては、なおさら。
> けど、甥は言ってくれるんです。
ああ、国際結婚された妹さんの。
イタリア生まれイタリア育ちの甥っ子さん。
> 甥は日本に来ると私の料理を
> いつも美味しいと言ってくれて。
それは嬉しいですね。
> 今年の夏また日本に来るので、
> 「小籠包を作りたいので教えてほしい」と
> 言ってきました。
作り方まで?
前向きですね。
Aさんにとっては、嬉しいかぎり。
> 褒め上手は、イタリア人だからかもしれませんが、
> うちの子たちと何が違うのか考えてみました。
気になりますよね~。
けど、きっと読者さんもツッコまれてますよ。
一緒に住んでた家族とは違う。
たまに会う甥っ子さんだからよって。
家族だとどうしても甘えが。
料理を作ってくれて、当たり前だと。
> 私もそう思ってました。
ほー。
何か別の観方が?
> 私です。
Aさん?
> うちの子たちや甥っ子ではなく、私自身です。
> 私が違うんです。
あら。
お子さんに作る。
甥っ子さんに作る。
何が違うんですか?
> 遠くからやってきた甥には、
> 日本の思い出として、
> 美味しいものを食べて帰ってもらいたいと。
なるほど。
自然に湧いてこられるんですね。
> そうなんです。
> それ以外の気持ちがないからかもしれません。
けど、お子さんには?
> あなたたちが帰ってくるから、
> 好きなメニューを事前に用意して、
> 精魂込めて作ったのに。
> 何かひと言あってもいいんじゃないと。
期待しちゃいますよね。
つまり、見返りの有無。
「想いの純度」ですか?
> 自分を抑えるほど、
> 相手に承認してほしくなると。
ええ、Rさんのエピソードで。
> わが子が帰ってくるんだから。
> 好きなもの、ちゃんとしたものを
> 作ってあげなければならないと。
「ねばならない」が強ければ強いほど。
承認欲求も高まります。
エネルギー的にバランスを取るために。
> だから、Rさんのお話に反応したのですね。
タイムリーでしたね。
まさに、必要なときに、必要なことが。
> ホントのところは、よくわかりませんが、
> ちょっと料理への情熱が下がっていたので、
> 甥の依頼は遠くから届いたご褒美かなと思っています。
初心に帰る。
そもそもの料理への情熱。
「おいしい」と言われようが、言われまいが。
Aさんは、お料理をつくるのが好き。
時間を忘れて没頭できることこそ。
アタマではなく、魂が歓ぶ体験。
お子さんのためでも。
甥っ子さんのためでもなく。
Aさん自身がご機嫌であるため。
自分が自分にできること。
お料理にフォーカスすればするほど。
お子さんたちの反応が気にならなくなります。
「おいしい」と言ってくれたら嬉しいけど。
言ってくれなくても、それもあり。
「どちらでも」Aさんは、ご機嫌に。
料理教室への情熱。
少し下がり気味だったAさん。
「えつこめし」のえっちゃんに刺激をもらおうと。
オンライントークへご参加。
結局、ご自分で気づかれる。
必要なことが、必要なときに。
なるようになる。
流れに乗られてますね。
料理は、愛情。
同じレシピでも。
作り手によって味が違う。
「ねばならない」の有無かもね。
食べてみたいよね?
甥っ子さんとつくる小籠包。
今日は、ここまで。
また、明日。
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