レンタルだから。
『ボーッと観る会』、昼の部。
冒頭のシェアタイム。
Ｙさんの「今週の気づき」。
「スマホを替えたんです。」
ほー、新品ですか。
「サクサク動いて気持ちイイです。」
ですよね。
で、何か気づかれたことが？
「これ、レンタルなんです。」
レンタル？
「月額がめちゃ安いんです。」
ほー。
「けど、２年後に返さないと。」
レンタルですからね。
「で、傷つけたりすると、実費負担で。」
じゃあ、キレイに使わないと。
「使うどころか、使わなくて。」
使わない？
「旧機種がまだあるんですが。」
ですが？
「何とか使えるんですよね。」
けど、買い替えたということは。
「たしかにバッテリーがもたないし。」
「画面もひび割れてるんですけど。」
新機種は、携帯してるんですよね？
「はい。」
けど？
「メインで使ってるのは、旧機種です。」
あら。
「我ながら、笑っちゃうんですけど。」
いえ、気持ちはわかります。
「で、気づいたんです。」
何を？
「ほら、よく言われますよね？」
何と？
「カラダは、神様からの借り物だと。」
ええ、耳にしますね。
「カラダを大切にする人もいれば。」
いれば？
「暴飲暴食、徹夜続きで酷使する人も。」
たしかに。
「私も大切にしてきたとは、言い難いですが。」
ですが？
「レンタルだと思えば。」
「大切にできるのかもって。」
なるほど。
スマホからの。
おもしろい気づき。
Ｙさんらしいなあ～。
「今週の気づき」が毎週楽しみです。
Ｙさんの気づきからの私の気づき。
さらなる「レンタル」のメリット。
カラダがレンタルではなく、
自分のモノだと。
私たちは、フツーそう思って生きてます。
この時、
「カラダ＝私」
一体化しています。
カラダにケチをつけられると、
「私」という存在を否定されたようで。
怒ったり、ヘコんだり。
しますよね？
けど、「レンタル」なら？
そういう個性を持ったカラダ。
今回の人生は、それで体験しようと。
選んできたとも観ることが。
つまり、「私」とは、カラダではなく、
体験を味わう「存在」だとも。
例えば、スマホ。
デザイン、機能、ケースにも。
デコレーションしまくって。
こだわりまくると、愛着が。
「愛着」とは、一体化。
「スマホ＝私」
に。
「えー、何そのスマホ？」
「趣味悪いよね。」
言われたら、カチンと。
「私」を否定されたように。
「何よ、あなたのスマホも趣味悪いわよ。」
一体化すると、怒りに飲まれて。
冷静に観られない。
けど、「レンタル」だと一体化しない。
ケチをつけられてるのは、
「私」ではなく、「スマホ」だと。
「スマホ」と「私」は、別。
ふーん、そうなんだ。
あなたから見れば、そう観えるんだねと。
距離を置いて観られる。
「愛着」は、喜怒哀楽を楽しむには、最適なツール。
人生ドラマを味わえます。
けど、もうそこはお腹いっぱい。
ごちそうさまです。
そんなあなたは、「レンタル」で。
カラダと一体化していない「わたし」。
そこから始まるんですよね。
その「わたし」とは、何者か？
今日は、ここまで。
また、明日。
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