リズム & ブルース・リー

リズム & ブルース・リー

雨音も、グラウンドを転がっていくボールも、心臓の鼓動も
一定のリズムを刻んではやがて終息する
リズムは儚く、狂おしく、時に切ない
また「甘美」とは、そういうものなのだろうと私は思う

つい先日、外部サイトから引っ越して来ました

おヒマな時、このブログに立ち寄って頂けると嬉しいです

んー・・・

 

少しだけ自分のエネルギーが足りてないかな?と思った時に、いつも何となくこの曲を聞いてしまう

 

普段は忘れてる曲なんだけど

 

 

 

  

 

        そんな曲ってあるでしょ?(笑

 

      そこまでボタンを外して前を開けるのか?

 

           そんなアロハ最高!

           
            弦切れ最高!

 

 

 

 

 

2020年10月24日の日比谷野外音楽堂公演を皮切りに、「TAKANAKA SUPER LIVE 2020 - Rainbow Finger Dancin‘-」ツアーがスタートした

 

人類未曾有の伝染病コロナの影響で、今年は高中ライブが例年通り開催されるのか?

 

とても心配していたが無事にスタート出来て本当に良かったと思う

 

ツアーは上記、2021年1月24日神奈川県民ホールの追加公演まで続く予定だ

 

コロナ罹患を怖れ、毎年欠かさずライブに参加していたベテランの高中ファンの方々多数が、今年はライブへの参加を見送られていると聞いた

 

コロナとはどんな病気なのか?

 

そのウィルスの正体が完全に把握出来ていない段階では、コロナワクチンなどのコロナに対する有効な治癒システムも完成しない

 

こんな時にライブに行って大丈夫か?という気持ちは正直、私にもあった

 

そんな現実を思いながらも、ライブに参加したのだから今年はサボらずにライブ記事を書いてみたいと思った

 

相変わらず独断と偏見を伴った私の個人的なライブ感想記事なので、その部分はお許し頂きたい

 

(なお当日はネット配信も同時に行われていたので、そちらの方がより詳しくライブの中身がわかったに違いない)

 

 

 

 

MUSICIAN

 

 

高中正義(g)/斉藤ノヴ(per)/岡沢章(b)/宮崎まさひろ(dr)/井上薫(key)

松本圭司(key)

 

AMAZONS(大滝裕子・吉川智子・斉藤久美)

 

(敬称略)

 

 

 

 

定刻から6分遅れた18:06分、メンバーが次々とステージ下手から姿を現し、最後に高中氏が花を散りばめたように見えるカラフルな柄のジャンプスーツ(ツナギ)で登場

 

FINGER DANCIN'の一部を弾き、拳を突き上げてオーディエンスを煽る

 

 

 

 

 

セットリスト

 

 

 

M 1FINGER DANCIN'

 

M2 SPACE WAGON

 

M3 WILD MOW-MOW 

 

M4 渚・モデラート  (Cho AMAZONS)

 

M5 OH! TENGO SUERTE  (Cho AMAZONS)

 

M6 PARADIZZY (Vo.高中正義 Cho AMAZONS )

 

M7 EYELANDS (Vo.高中正義 Cho AMAZONS)

 

M8 SHAKE IT (Cho AMAZONS)

 

M9 CRYSTAL MEMORIES

 

M10 空ド白ソ

 

M11 PALM STREET

 

M12 AN INSATIABLE HIGH

 

M13 EARLY BIRD ~Rock Around The Clock~ (Performer &Cho AMAZONS)

 

M14 BLUE LAGOON

 

M15 READY TO FLY

 

M16 YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE 

 

 

 

 

 

 


 

 

En1 BLUE STRIPE

 

En2 メドレー (Vo.高中正義 Cho.AMAZONS)

 

Beleza Pura~トーキョーレギー~I Remember You~Radio Rio~Taj Mahal~Summer Breeze~伊豆甘夏納豆売り~Sexy Dance~憧れのセーシェル諸島~Sweet Agnes~Explosion~Oh! Tengo Suerte~Mambo No.5~M5~Aquarela do Brasil

 

 


 

 

 

 

 

使用ギター

 

 

 

 

M1 M2 M3 M4 M9 M10 M11 M12 M14M15 M16 (フリカケ)

 

 

 

 

M5 (Vintage Fender Stratocaster)

 

 

 

 

M6 M7 M8 (Vestax) ※1

(※1 当日、ライブで弾いていたVestaxは高中正義デビュー20周年を記念して発売されたVestax GV-ⅡFではないと思うが、詳細は不明

 

 

 

 

En1 En2 (BLUE-SG)

 

 

 

 

 

ここからは独断と偏見による私のライブ後の感想なのでお気になさらずに、サラっと読み飛ばして頂きたい

 

 

 

 

野球に例えると

 

デビュー時の高中氏は球速160キロを超えるストレートを投げ、今まで見たことがないような多彩な変化球を投げる投手だった

 

現在の高中氏のストレートはMAX130キロ台、変化球も種類が減ってその鋭さも過日には及ばない

 

ところが現在でも、胸のすくような糸を引くストレートや、思いもしない変化をするボールを目の当たりにする時がある

 

つまり高中氏は熟達した投球術を駆使する投手に変容し、ベストナインやゴールデングラブ賞を何度も受賞されている方々がベテラン投手の後方で守備を固めている

 

高中ライブを野球に例えるとそんな感じだろうか

 

 

 

 

 

 

コロナか?高菜か?

 

M5 OH! TENGO SUERTEの演奏後、メンバー紹介の前にMCがあった

 

MC

 

ある東南アジアのレストランに入って、そこのオーナーが「1品だけサービスするよ。コロナか?髙菜か?」

 

コロナ(ビール)か?高菜(タカナ)か?

 

40年前(1980年)、雨の中、ここで演ったんだけどこんなつまらない冗談言わなかった

 

40年前を思い出し、その時に着ていたジャンプスーツを着ようかと思ったが(ここで40年前の実物のジャンプスーツを提示)

 

なんだっ40年前と一緒やん、と言われるのも何なので(当日の衣装)新しいジャンプスーツを作った

40年前、ここに来た人いる?

 

 

(私は挙手した)

 

 

私にとって日比谷野音の高中ライブは同窓会のようなものでもあり、また、当時17歳だった自分自身に会いに来る場所でもある

 

 

 

 

 

 

ベストプレイ

 

もちろん、当日演奏した中で私が思うベストプレイ、という意味で「M16 YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE」をあげておく

 

体からオーラが出ているんじゃないか?ってくらい気合いが入っていて素晴らしい演奏だった

 

ベストプレイ以外の曲でも、業務命令で40周年の時に久々弾いたM2 SPACE WAGONは

 

 

 

この時以来だ

 

 

個人的には今回のライブで久々に「M6 PARADIZZY」や「En1 BLUE STRIPE」が聞けてとても嬉しかった

 

毎回毎回ライブで演奏されて定番になっている曲ばかりではなく、こんな久々な曲もライブで演奏されるとニンマぁ~と頬の筋肉が緩んでしまう

 

再び野球に例えると、今回のセットリストやライブそのものは惜しくもパーフェクトは逃したが、無失点の完投試合

 

高中氏にはいつまでも現役で居続けて欲しいと願う

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、マスク・手洗い・うがい・換気で3密を避け、コロナに罹患しないようにしましょう

 

 

そしてまた日比谷で皆さんと会える日を楽しみにしています

 

カッツ

 

 

 

 

拙いライブ感想記事を最後までお読み頂いてありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月22日の昭和女子大学人見記念講堂公演を皮切りに、「❝BRASILIAN SKIES 40TH❞TAKANAKA SUPER LIVE 2018 」がスタートした

 

ライブツアーは10月28日の大阪公演まで続く

 

このブログでは9月22日に行われた人見記念講堂のライブを簡単に、簡潔に、ごくごく個人的な思い出として振り返ってみたい

 

 

 

 

演奏者

 

 

高中正義さん(g)/斉藤ノヴさん(per)/岡沢章さん(b)/宮崎まさひろさん(dr)/井上薫さん(key)

宮崎裕介さん(key)

 

AMAZONS(大滝裕子さん・吉川智子さん・斉藤久美さん) ※以降、`ゾンズ’と表記

 

 

 

定刻から5分遅れた17:05分、演奏者が次々とステージ下手から姿を現し、最後に高中氏がサンバのリズムに合わせてスルド(Surd)を叩きながら登場

 

 

やけにステージがスッキリしているなと思ったらアンプが無い

 

ギターはワイヤレスでLINE出力

 

うん、どおりで音のバランスが良いはずだ

 

今回はステージから遠く離れた座席になり、オペラグラスを覗き込みながらのライブ鑑賞となった

 

いつにも増して見間違いの可能性がある(また、当日のライブでは2本ほど使用ギターの詳細がわからなかった)

 

 

 

 

 

セットリスト

 

 

 

M 1BELEZA PULA (Cho AMAZONS)

 

M2 BRASILIAN SKIES (Cho AMAZONS)

 

M3 NIGHTS (Cho AMAZONS)

 

M4 I REMEMBER CLIFFORD

 

M5 DISCO "B”

 

M6 伊豆甘夏納豆売り

 

M7 渚・モデラート (Cho AMAZONS)

 

M8 エピダウロスの風 (Cho AMAZONS)

 

M9 SHAKE IT (Cho AMAZONS)

 

M10 TAJ MAHAL (Cho AMAZONS)

 

M11 Mambo No.5 (Cho AMAZONS)

 

M12 Star Wars Samba

 

M13 SAUDADE

 

M14 FINGER DANCIN'

 

M15 Early Bird

 

M16 Tropic Birds

 

M17 READY TO FLY

 

 

 

 


 

 

En1 Blue Lagoon (Performer AMAZONS)

 

En2 YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE 

 

 

 


 

 

 

 

 

使用ギター

 

 

 

 

 

M1から弾いていたギターはこのジェフベック・モデルではない

 

 

 

 

 

`レイクプラッシドブルー(プラッシド湖の青)’という色味に惹かれて私が購入した安物のギターだが、この色よりももっと明るい水色のギターを当日、高中氏は弾いていた

 

 

 

おそらくフェンダーのストラトキャスターであることは間違いないと思うけれど、便宜上、このジェフベック・モデルを当日の使用ギターとして提示することにした(知識不足で申し訳ない)

 

 

 

 

 

水色ストラト

M1,2,3,11,12

 

 

 

 

 

 

SG T-2

M4,5,6,7,8,9,10,En1,En2(前半部分)

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルーSG

M13,14,15,16,17

 

 

 

 

 

虹伝説で使用されたギターのレプリカで

 

 

 

 

 

 

イエローゴブリンとしてEn2(~後半部分)

 

 

 

 

M1~En2まで

 

 

 

 

ゾンズねーさん達が真っ赤な衣装で踊り始め、❝BRASILIAN SKIES 40TH❞が華やかに始まった

 

以下、印象に残った楽曲をいつもの様に独断と偏見に基づいて書いていく

 

 

 

 

 

 

M3 NIGHTS (Cho AMAZONS)

 

‘デビュー45周年記念 高中正義 SUPER LIVE 2016 Very Best’でもチャレンジしていたイントロ部分の高中氏によるトライアングル演奏

 

2016年はあまりに唐突で驚いたが、トライアングルのミュート&オープンも様になっていたし、NIGHTSではボトルネックも使用しているので盛りだくさんな内容だ(笑

 

 

 

 

 

 

M4 I REMEMBER CLIFFORD

 

ゾンズねーさん達が上手側に姿を消し、ステージ上手と下手の両サイドに腰掛けて演奏するいつものスタイルの時に気づいた

 

あれ?シールドは?

 

オペラグラスを覗き込むとSG T-2のアウトプット・ジャックに何か黒い、長方形のプラスチック機器が差し込まれていた

 

ワイヤレスでLINE!だから音が綺麗なのか・・・と納得

 

確かに会場に流れ出てくる音は綺麗ではあるけれども、ミスタッチがあったり音が多少キンキンしたり・・・

 

だが、ブルペンで10球程度を投げ込み、いざマウンドへ上がったらなかなかコントロールが定まらず、フォアボールを連発してしまうDeNAベイスターズの先発投手を見慣れている私に動揺はない

 

まぁ、すぐに肩(指?)は温まるさ

 

 

 

 

 

 

 

M6 伊豆甘夏納豆売り

 

ギターヘッドにいつもの風鈴

 

今年の夏は異常な暑さだった。そんな中、55回目の夏を過ごす私に、こんなことがあっても良いのか?ってぐらいたくさんの楽しい出来事が起きた

 

暑かった夏を振り返り、ゆっくりと思考を巡らせてみる・・・そして笑う(笑

 

伊豆甘夏納豆売りという楽曲は、人を感傷的にもするがスーッとその人の気持ちにとけ込んでくる曲だと思う

 

 

 

AMAZONSの紹介があり

 

 

 

 

 

 

M7 渚・モデラート (Cho AMAZONS)

 

ゾンズねーさん達が妖艶な雰囲気を身にまとって上手側に再登場

 

今年、高中ライブに初参加したお二人の若いキーボーディストの一人、宮崎さん(key)が新鮮なプレイをする

 

小島さん、重実さん、高中ライブ常連のお二人のプレイが‘必ず目的地には到着するけれど、旅の途中ではどこを走っているのかわからなくなる、ドキドキワクワクなバスの旅’だとすれば

 

若いお二人のプレイは‘目的地まで曲がらずに真っ直ぐに進むバスの旅’

 

シンプルさと斬新さがあって良かった

 

`若いキーボーディストをサポートするため’という意味合いではないのだろうが、このライブでのベースとドラムの刻むリズムがいつもよりぶ厚く、まるで一定の場所に鉄の杭を打ち込んでいるかのように思えた

 

私にとって、今まで観て来た高中ライブの中では過去にないほどの強烈なリズムに支配されたライブ、そんな印象を持った

 

 

 

 

 

 

 

M10 TAJ MAHAL (Cho AMAZONS)

 

ロッド・スチュワートのDa Ya Think I'm Sexy?が入り、エンディングでは何故かディープ・パープルのSmoke on the Waterで締めた(笑

 

前回のブログ→「ボヘミアン・ラプソディ」でも書いた通り、私は子供の頃、ロックの旋風の中に自分を置いた

 

大人になった今でもそこに居続ける自分は、あの頃の気持ちのままでいる

 

だから→「LIVE IN TOKYO CROSSOVER NIGHT 2012」なんてことがあると、歓喜して感激してしまうし

 

Da Ya Think I'm Sexy?のフレーズを高中氏が弾いた時も、Smoke on the Waterのフレーズを弾いた時も、即座に体が反応して拳を突き上げ‘いけっ!高中ーっ!’と

 

❝BRASILIAN SKIES 40TH❞ TAKANAKA SUPER LIVE 2018ツアーでの演奏中ということも忘れ、そのまま弾いてくれーっ!と願ってしまう(笑

 

いつか、60年代後半~80年代くらいまでのロックシーンに存在した名曲を、高中氏の演奏で聞いてみたい

 

(お酒を飲みながら)高中「この時代はうん、こういうフレーズね?知ってるかな?例えば日本だとフラワー・トラベリン・バンドが・・・」

 

高中氏による‘海外と日本のロック史’その解説と演奏、アリーナ席1万円くらいでどうでしょう?(笑

 

 

 

 

 

 

M11 Mambo No.5 (Cho AMAZONS)

 

ポンタさんと演奏したこのMambo No.5→「真夏の夜のJAZZ in HAYAMA 高中正義 葉山伝説②」も良かったが、ゾンズねーさん達がマラカスを振ってずっとマンボ♪マンボ♪マンボ♪とリピートするコーラスとダンス

その姿が10代の娘さんみたいに見えて(ほらっ!席が遠かったから・笑)本当に‘可愛らしく’そして豪華なMambo No.5だった

 

 

 

 

 

 

 

 

M12 Star Wars Samba

 

Star Wars Sambaを久々に聞いたのは(初のライブ演奏?)→「30th VILLAGE VANGUARD presents V.V.Rocks高中正義①」だった

 

アルバム「BRASILIAN SKIES」に収録されている曲だから、当日のセットリストに入っていても当然と言えば当然

 

逆に「BRASILIAN SKIES」の中にどうしてStar Wars Sambaが入っているのか?

 

少し不思議な気持ちがする

 

それは2011年のライブ→「高中正義 40周年記念第1弾LIVE 40年目の虹(日比谷②)」で‘ミスター(KARA)’のカヴァーを聞いた時の気持ちに似ている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

M13 SAUDADE

 

昨年、稲葉さんが抜けた後の‘SAUDADE’や‘BLUE  CURACAO’は-(マイナス)稲葉感があるとブログに書いた

 

 

>>2  SAUDADE

 

楽曲の後半まで聞いた時、何だか大きな違和感があった

 

そして・・・あぁ、あそこのパート、今日は稲葉さんは弾いていないのか

 

稲葉さんは居ないのか、と

 

慣れや習慣というのは不思議だ

 

今まで高中氏が単独で弾いているSAUDADEを聞いてきた時間の方が遥かに長いはずなのに、この-(マイナス)稲葉感

 

今回のSAUDADEはひと味のスパイスが抜けてしまったような寂しさを感じた

 

きっと稲葉さんが弾いていたギターの音色を脳が覚えていたせいだ

 

稲葉さんのサイドギターのユニゾンやカッティング、好きだったんだけどなぁ~

 

(→「CROSSOVER JAPAN 2017②」より引用)

 

 

 

しかし今は違う意見を持っている

 

どうしてか?

 

あれからの‘SAUDADE’や‘BLUE  CURACAO’は、高中氏が稲葉さんのそれまで弾いていた小節に、ご自身のフレーズを盛りだくさんに詰め込んで弾いているからだ

 

単純に言うと、稲葉さんが弾いていた時と比べて楽曲そのものがパワーアップしている

 

だからもう-稲葉感はない

 

でも、たまに稲葉さんのあのハモりギターがとても聞きたくなる時があるのは何故なんだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

M15 Early Bird

 

SAUDADEでブルーSGに持ち替え、Early Birdまでの演奏を聞いて確信した

 

セッティング(ギターの音)が完璧だ

 

そしてミスタッチはもう無い

 

あまりのピッタリさ加減に私は思わず席から立ち上がって体をリズムに任せた(後方の座席だったとはいえ、後ろの方、すみませんでした)

 

高中氏が演奏中に一瞬だけ手を振る、私も手を振り返す

 

音は力を持つ、そしてその力は人の行動を掻き立てる

 

 

 

 

結局、次のM16 Tropic Birdsで会場は総立ちとなり、M17 READY TO FLYでライブ演奏は終了した

 

 

 

 

 

 

 

En1 Blue Lagoon (Performer AMAZONS)

 

ゾンズねーさん達が3人ともストラトを抱いている

 

そのストラト(紙製?)には椰子の木や小さな模様などが、かわいいタッチで描かれていた

 

最後はステージ中央に集まり、高中氏と一緒にジャングル・ジェーン・ツアーでのストップ・モーションを決める

 

Blue Lagoonでジャングル・ジェーン・ツアーのストップ・モーションを使ったアクションは、最近では2009年の夏道ライブ→「高中正義 SUPER LIVE 2009 夏道 日比谷野外音楽堂」が記憶に新しい

 

ステージが花で満たされていくような煌びやかさ

 

今ツアー、AMAZONSが居て良かった

(曲が終わると、ゾンズねーさん達は抱いていたストラトを客席に投げ入れた)

 

上記のような内容だったので、この楽曲に関しては‘Cho AMAZONS’ではなく‘Performer AMAZONS’と表記させて頂いた

 

 

 

 

 

 

 

 

En2 YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE

 

2011年のギターマガジン・フェスティバル→「Guitar magazine Festival 高中正義 ②」で‘YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE~珊瑚礁の妖精~獅子座流星群~黒船’というメドレーが演奏されてからというもの、一部のファンの方が「‘YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE’の前半部分だけを弾いて後半部分を弾かないなんて残念だ、とか、きっと後半部分はもう弾けなくなったからメドレーとして他の曲を付け足したんだろう」と言い始めた

 

・・・そんな言葉を目にするたびに私は悲しい気持ちになった

 

‘後半部分を弾けなくなった’なんてあるワケないじゃないか

 

その証拠に、同年の12月16日NHKホールで行われた→「高中正義 40周年記念最終章 SUPERCOLLECTION NHKホール」の11曲目でキチンと‘YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE`’をフルヴァージョンで弾いている

 

‘YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE’という楽曲に強い思い入れがあり、前半部分だけの演奏なんて許せない、そんな気持ちもわからなくもない

 

また、いろいろな人が強い思い入れを持っている曲、YOU CAN~をオリジナル曲の全パートを演奏しない‘メドレー’というカテゴリーの中に組み込んだ失敗だってあると思う

 

でもね、‘もう弾けない’なんてない、‘もう弾けない’なんてあるワケがない

 

 

 

 

 

 

高中氏はYOU CAN~の後半から、こんな出で立ちでステージに再登場した

 

 

 

 

19:05分ライブ終了

 

 

 

 

 

 

重量感のある、とても良いライブだったと私は思う

 

次の日比谷野音も(またしても後方の座席になってしまったが)楽しみだ

 

(アルバム「BRASILIAN SKIES」全8曲中、‘FUNKY HOLO HOLO BIRD’の演奏だけ無かったが、ライブ終了後、客席にBGMとして流されていた)

 

 

 

 

 

1つだけ皆さんに質問がある

 

この記事、長いですか?2回に分けた方がいいですか?

 

そんなことや、ブログを読んだ感想などをコメントして頂けると嬉しいです

 

 

最後まで読んで頂きましてありがとうございました

 

 

カッツ

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

イシバシ楽器さんへのリンク

高中正義さん ご来店

 

高中正義氏 独占インタビュー at イシバシ梅田店

 

 

                                                                

 

 

「歌っているヤツが女みたいで気持ち悪いけど、曲がカッコイイんだ」

 

 

小学6年生の時、隣に住んでいた3歳年上のお兄さんが彼のステレオの前

でこう言った後、シングル盤に慎重に針を落とした

 

1975年に発売されたQueenのシングル「Killer Queen(キラー・クィーン)」

は、それまでカーペンターズやビートルズしか知らなかった私の頭の中の

洋楽ロックエリアに旋風を巻き起こし、以降、青春期から現在までずっとそ

の旋風の中に滞在することになってしまったきっかけを作った曲だ

 

11月9日公開のこの映画、楽しみで仕方ない

 

 

 

 

お詫び

 

久しぶりにブログを更新すると必ず`お詫びの文面’を書かなければならないという繰り返しを何とかしたいとは思っているのだが・・・

 

年明けにでもゆるゆるとアップする、そう書いた「まさよしこの夜」についてのライブレポート記事は結局、書けないままでいる

 

あの記事を書いのは昨年の12月25日のクリスマス

 

はい、時効がきました(笑

 

どうして時効なのか?というと、もう今年のTAKANAKA SUPER LIVE 2018が始まってしまうからだ

 

今年は人見記念講堂とBRASILIAN SKIES 40th 野音 de カーニバルに参加する予定なので、こちらの方も今から楽しみにしている

 

もう’ライブレポートを書く’なんて言うもんかガーン

 

お詫びなんて書くものかアセアセ

 

アクセスしていただいた皆様、ごめんなさい 。:゚(。ノω\。)゚・。 ウワァーン

・・・のライブレポートを書く前に、自分にとって衝撃的なクリスマスプレゼントとなった出来事が当日のライブであったので、まずはその報告をしたいと思う

 

その衝撃的なクリスマスプレンゼントとは、アンコールで唐突にWillie weeks氏がベースを抱えてステージ下手から登場し、あの'Voices Inside(Everything is Everything)'を高中氏と演奏したことだ

 

たしか高中氏のHPで`Willie weeks氏が近所(軽井沢)に越してきた’そんな内容の記事は読んではいたが・・・

 

まさか・・・

 

まさか・・・

 

’Voices Inside`の生演奏を高中ライブで聴けるとは思ってもみなかった

 

今年最大の、いや、自分史から見ても5本の指に入る`ビックリ!度’だ!!

 

私はDonny Hathawayが好きで、彼の「LIVE(1972年)」というアルバムがコンサートやLIVEの原点だと思っている

 

2011年に高中氏が「40年目の虹」を発表した時、私は視聴後にこのブログで勝手な感想記事を書いた→「40年目の虹」

 

今、あらためて自分の書いた記事を読んでみると、???

 

なに言っちゃってくれてるの?コイツ・・・

 

そんな感想を自分でも持ってしまうのだが、以下、恥を忍んでアルバム4曲目`Alone’の感想を抜粋してみる

 

 

 

 

 

4 「Alone」


 

ギタマガフェスの音源を使用


 

ライブ盤の名盤は‘DONNY HATHAWAY LIVE’だと私は思っている


 

あのゲットーの小さなライブハウスの雰囲気は演出では出せないし


 

聴衆の熱気が手拍子や歓声や歌声にのって聴いているこちら側に激しく伝わってくる点を考えても


 

やはり‘DONNY HATHAWAY LIVE’は名盤中の名盤だと思う(天才は若くして亡くなってしまう、DONNY HATHAWAYがその定説を崩せなかったことを悔やむ)


 

ライブ音源には良い点と悪い点があると思う


 

良い点は綺麗な音に調整されて聴きやすくなること


 

悪い点は綺麗な音になると雑味が消されてライブ感が損なわれることだ


 

料理と同じように、雑味とは実は旨味だったりする場合もある


 

曲の終わりだけ聴衆の拍手を入れて‘ライブ感’を出そうとしても無理なことで


 

かと言って、雑味(ライブ感)を出そうとして広い意味合いでの聴衆のノイズを別に入れると


 

スタジオで録音した音源に別録りのライブノイズを入れたスモーク・オン・ザ・ウォーター(ディープパープル)になりかねない(笑


 

ライブ録音をCDに入れるなら、聴衆から出されるノイズはそのままにした方が良い


 

そう、いつもライブ後に発売されるDVDをそのまま音源化したような形がベストだと思う


 

アッ、もうひとつライブ音源の良いところがあった[E:sign01]


 

ギタマガフェスに来られなかった方が当日の演奏を聞けるところ[E:sign01]


 

やっぱり、ライブにはそのライブだけの音があるよね

 

 

 

 

 

ハイ、ごめんなさいアセアセお恥ずかしい限りでございます(笑

 

でも、このベーシストのことだけはわかって欲しい

 

Donny Hathawayの演歌のような歌いっぷり、その魂に響くような歌声のバックで素晴らしいベースを弾いているWillie weeks氏のことを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このアルバムに収録されている'Voices Inside(Everything is Everything)'を聞けば、高中ライブでWillie weeks氏がどのくらい忠実にVoices Insideを演奏していたかがわかるはずだ(ギター、ラリってるのか?ってくらい大失敗していてそこも好きだが・・・笑)

 

しかし、Donny Hathawayのヴォーカルとオルガンで一番好きなのは`What's Going On’

 

冒頭のオルガンの入り方からして好みだ(笑

 

 

高中ライブ当日、Willie weeks氏が演奏を終えてステージを去り、次曲の`嘉永6年6月2日(黒船)’が始まった時だった

 

そのスタート、出だしのタイミングが合わず、頭から演奏をやり直したひと場面があった

 

Willie weeks氏が作り出すベースのリズム感(いわゆる`ノリ’)があまりにも強烈で、ずっぽりとベースのリズム感に体が支配されてしまい、なかなかその呪縛から抜け出せなかったに違いない

 

よくある話で私は驚きもしなかったが、やっぱりWillie weeks氏の刻むリズムが魅力的で`魔力的’でさえあったという証拠なのだと思う

 

そんなWillie weeks氏の演奏中、ポイントポイントで人差し指を立てて両手を上に上げ、ドリフの真似をしていた高中氏

 

「Willie weeks氏はチョーさん(いかりや長介)じゃないだろーが!」と心の中で私が叫んだ「まさよしこの夜」についてのライブレポートは年明けくらいにでもユルユルとアップしたいと思います

 

 

毎回、何も更新していないのにこのブログを見て頂いてありがとうございます

 

そのアクセス数がなかなかのプレッシャーにもなり、励みにもなっていますアセアセ(笑

 

 

 

みなさん、どうぞ良いお年を!

 

素敵な2018年を!

 

そしてなによりもサンタメリークリスマス誕生日ケーキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高中ライブが始まる直前の転換作業中、ステージを覗き込んでみると昨年の高中正義45周年LIVE`Very Best’で使用した赤いSGがセッティングされていた

 

実を言うと`Very Best’ライブの後、私はこの赤いSGのことが気になって気になっていろいろと調べた結果、イケベ楽器さんのツィッターに行き着いたのだった

 

 

 

以下、2016年11月27日に更新されたロックハウスイケベ池袋さんのツィッターを引用させて頂く

 

 

 

【ファンならロックハウスに集合せよ!】

 

高中正義氏が45周年LIVE`Very Best’で使用した`SGT Red'実機展示中!

 

通称フリカケSGも復活した今回のツアー。その最終公演では何とあの赤のSGTが登場しました。このギターは30年程前にSGTフリカケ/SGTネイビーに続いて作られていたのもので、実際にその存在は知られつつも、殆ど使われていませんでした。

 

その為、98年に発売されたSGT2の際にラインナップされたものと勘違いされている方もいらっしゃるようです(原文まま)

 

 

 

見たい!もう一度、赤いSGが見たい!

 

でもなぁ~・・・

 

入店すると店員さんにギロっ目と見られたりして、行きつけの楽器屋さん以外、その他の楽器屋さんってなかなか入りづらい雰囲気なんだよなぁ~(笑

 

それでも私は意を決して見に行き、実機をまじまじと観察してきた

 

間近で見た赤いSGTは年月を感じさせず、フェラーリとは違う`赤’の美しさに輝いていた

 

ライブ当日、久々にこの赤いSGと再会したので弾くのかと思って期待していたら、とうとう使用されることはなかった(笑

 

 

 

 

 

高中正義 SUPER BAND

 

 

 

 

 

(川崎「GUITAR SPOT」にて2009年撮影)

 

 

21:00分ライブスタート

 

 

赤いSGTではなく、この赤いサーフギターを抱えて高中氏はステージに登場

 

大き目の♪♫マークが散りばめられたジャケットを着用し、インナーは白いボタンダウンシャツ、パンツは黒いベロア

 

 

 

聞きなれたパーカッションのショットが鳴り響く

 

 

1  Blue Lagoon

 

 

一瞬、テンポ遅くないか?とも思ったが、ん?これで良いのか、と思い直す

 

音はお世辞にも良いとは言えない、もしかしてこの赤いサーフギターのせいなのか・・・?

 

メンバーは舞台向かって左から小島良喜さん(Key)、岡沢章さん(Bass)、宮崎まさひろさん(Dr)、斎藤ノブさん(Per)、大島俊一さん(Key&Sax)

 

大島さんは6年ぶりの復帰

 

このことが当日の演奏曲に反映されていたと後で気づく

 

 

 

 

 

ギターチェンジ

 

 

以降、エンディングまでずっとブルーSGのまま

 

 

 

2  SAUDADE

 

 

 

楽曲の後半まで聞いた時、何だか大きな違和感があった

 

そして・・・あぁ、あそこのパート、今日は稲葉さんは弾いていないのか

 

稲葉さんは居ないのか、と

 

慣れや習慣というのは不思議だ

 

今まで高中氏が単独で弾いているSAUDADEを聞いてきた時間の方が遥かに長いはずなのに、この-(マイナス)稲葉感

 

今回のSAUDADEはひと味のスパイスが抜けてしまったような寂しさを感じた

 

きっと稲葉さんが弾いていたギターの音色を脳が覚えていたせいだ

 

稲葉さんのサイドギターのユニゾンやカッティング、好きだったんだけどなぁ~

 

 

 

 

3  EARLY BIRD

 

 

 

一音一音ブレイクするアレンジ・・・にしても音が悪過ぎる

 

サーフギターのせいじゃなく、やっぱり音響の問題だ

 

しかし`プロとして弾いているのが辛かった’とライブ後、ご本人様に言わしめた、あの中野サンプラザの惨劇を100だとしたら、こんなのは50~60くらいで大したことはない、まだ我慢出来る

 

それよりも音響の悪さに拍車がかかった原因は、高中氏が`トリ’を務めたという点だろう

 

これは昔から繰り返されていることだが、複数のバンドで構成されるイベントの`トリ’は特別な扱いを受けるというお約束事がある

 

海外のライブなどに多いのは、まず名前も知らない前座バンドがメインの前にライブを行い、最後に出てくるストーンズやボン・ジョヴィの時にグッと、ググググッと音響のボリュームが上がるのだ

 

高中氏のライブが始まった時、ググッとボリュームが上がったのを私は感じていた

 

この日に限ってはそれが諸刃の刃になってしまったのだが・・・・・

 

 

 

 

4  I REMEMBER CLIFFORD

 

 

 

2003年からスタートした`CROSSOVER JAPAN’

 

2003年~今年2017年までの間に惜しくも亡くなってしまったCROSSOVER JAPAN出演アーティストを、高中氏が一人ずつ名前を呼びながらこの曲で追悼した

 

この時はあまりに唐突で一瞬戸惑ったが、よくよく考えてみると当日に出演された他のアーティストも

 

MCの時に異口同音`ここまで長くやってこられて良かった’とか

 

`大切な音楽仲間をなくした’等の話をしていた

 

高中氏「松原正樹、まっつぁ~ん・・・」

 

2005年、高中正義夕天ライブでのRAINY DAY BLUE、松原さんの鳴きのギターは素晴らしかった

 

また松原さんの急逝によってか、CROSSOVER JAPANの常連`PARACHUTE’のエントリーが今開催は無かった

 

そのことは松原さんの存在の大きさを強く感じさせる

 

最後は「高中正義~・・・はまだ生きている」

 

悪い冗談(笑

 

 

 

5 READY TO FLY

 

 

 

30th VILLAGE VANGUARD presents V.V.Rocksで初お披露目された打ち込みによるイントロもなく、ごく普通のオーソドックスなREADY TO FLY

 

途中、あまりの音の酷さからか?高中氏がフットスイッチを次々と踏んでエフェクトをOFFにし、クリーンな音に戻す場面があった

 

音響が悪いとそのイベントを観に行ったオーディエンスは怒るけれど、いや、お金を払っているのだから怒って当たり前なんだけれど

 

演奏しているアーティストはオーディエンスの反応を伺いながら演奏しているわけで、それなりに出来るだけ努力しているということを忘れずにいたいと私は思う

 

先程の中野サンプラザの話ではないが`プロとして弾いているのが辛かった’と、どのアーティストも思っているに違いない

 

 

 

 

6  YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE~珊瑚礁の妖精~獅子座流星群~黒船

 

 

 

前述の大島俊一さん(Key&Sax)の復帰にあたって構成されたと思われる楽曲

 

大島さんが最後に高中バンドでプレイしたのは2011年だ

 

2011年は40周年記念の年で`40年目の虹’の年だった

 

大島さんは40周年記念ライブには参加していないが、その年の5月に行われたGuitar magazine Festivalに参加してこの曲を演奏している

 

後にも先にもこの楽曲が演奏されたのはギタマガフェスの1回限り、そう考えると感慨深い

 

聞いてる方は何の問題も無かったが、黒船へ移行する際に高中氏と小島さんの間で打ち合わせ通りにはいかなかった様子が伺えた

 

でもいい楽曲だと思う

 

YOU CAN ~のサビから珊瑚礁につなげて故大村憲司さんへの追悼の思いで作られた獅子座流星群、黒船は故加藤和彦さんへの思いだろうか?

 

4曲目はCROSSOVER JAPAN出演者への追悼、ラストは高中正義という人物に関わった人達への追悼なのかもしれない

 

 

 

 

アンコールなし、約40分間の高中ライブが終了した

 

 

 

前回のCROSSOVER JAPANで演奏された`21st Century SchizoidMan’などのサプライズは無かったが、それは今秋のSUPER TAKANAKA LIVEに期待することにしよう

 

 

 

アーティストも人間である以上、その日によってコンディションがある

 

そんなことはわっている、でもそのコンディションをライブ当日に最高潮にもってくるのが`プロ’ではないのか

 

その通りだと思う

 

しかし気力や体力のコントロールは年齢とともに難しくなっていくのも事実だ

 

以前、高中氏が久しぶりに`The Moon Rose’を弾いたことがあった

 

キチンとした音が出なくてカキン♪コキン♪みたいな音を出していた(笑

 

たしかその翌年?テンポを遅くして(←その手があったか!)`The Moon Rose’にもう一度チャレンジして見事に弾ききった

 

そんな時、私は客席でニヤニヤしながら高中氏に向かって拍手する

 

出来不出来、音響の良し悪しもライブのうち

 

減っていく仲間に思いを寄せるアーティスト同様、自分が好きなアーティス

トがまだ現役としてライブを続けているのなら、可能な限り、私はライブへ出向きたい

 

行かなければわからないこと、客席に座ってアーティストと同じ空気を吸わなければ楽しめないことがそこにはあるからだ

 

ライブとはそういうものだと思う

 

 

 

最後まで読んで頂きましてありがとうございました

 

 

                                                                                       カッツ

 

 

 

 

 

 

会場の入り口で貰った配布物にこんなものが入っていた

 

もちろんチケットは申し込み済みだ

 

 

 

 

 

2017年9月15日、東京国際フォーラム ホールAにおいて、前回の開催「LIVE IN TOKYO CROSSOVER NIGHT 2012」から5年の時を経て「CROSSOVER JAPAN 2017」が開催された。

 

 

 

 

このブログでは当日出演したバンドを出演順に簡単にご紹介し、次回のブログでは高中氏のライブレポートを書くつもりでいる

 

 

 

(いつもの様にすべて私の独断と偏見による感想に過ぎないことを最初にお断りしておく)
 
 

 

 
ステージの背景は何とも質素で、照明は通常のライブ仕様
 
2012年はヴァイオリンを使ったオープニングアクトがあったが、今回はそういった特別な催しはなく、定刻を3分ほど過ぎた18:03分にライブがスタートした
 
 
 
 
 
1 CASIOPEA 3rd
 
 
 
 
舞台左から鳴瀬喜博さん(bass)、奥に神保彰さん(drums)、大高清美さん(keyboard)、そして中央に野呂一生さん(guitar)
 
Domino Lineは演奏しなかった気がする・・・うん、ねっ
 
でも朝焼けは演奏した、そう、演奏した
 
(本当に申し訳ないのだが自分自身はカシオペアファンというワケではないので、当日、どんな楽曲が演奏されたのか?についておぼつかない部分がある。詳しくお知りになりたいカシオペアファンの皆様は、他の方のブログなり公式筋のサイトなりをご参考頂ければこれ幸いに思う)
 
2012年のCROSSOVERと同じように、カシオペアのファン数は絶大だ
 
私と連れは前から10列目前後の中央寄りの席に座って演奏を聞いていたが、ライブが始まって数曲すると周りが一斉に立ち始めるではないかっ!?
 
そしてHEY!HEY!HEY!と拳を突き上げるではないかっ!?!?
 
その間、私たちは席に座ったまま、私はメモに`カシオペアファン、拳を突き上げる’と書き入れ、連れはスマホをいじった後に綾鷹を飲んでいた(カシオペアファンの皆様、どうもすみませんアセアセアセアセアセアセ
 
しかしこの時に予兆はすでに始まっていた
 
トップを飾ったCASIOPEA 3rdの演奏は音圧が高く、破綻するギリギリ手前で辛うじてバランスを保っている状態に思えた
 
 
 
18時47分、ライブ終了
 
 
 
 
 
 
 
2 鈴木茂 BAND WADON
 
 
 
 
 
ステージ上の、それぞれのパートの配置が独特だ
 
舞台左から→ Key   Key  G(vo)  B   Drがステージ前方に一直線に並んでいる(Drだけは中央寄りに斜めに配置されていた)
 
鈴木さんの声はよく通り、その歌声が広がっていく様子が目に見えるような錯覚を起こすほどだ
 
オールドストラトを使っていたからそう思ったのか?は謎だが、鈴木さんに何故かCharを重ねて見てしまう
 
鈴木茂さんとChar、それぞれの楽曲には大きな違いがあるはずだが、にも関わらず・・・なぜだろう?
 
おそらく両氏の音楽の下敷きには、ブルース・ロックがあるのではないか?
 
ブルース・ロックの香りが鈴木茂さんとCharを結び付けたのだ
 
‘ティン・パン・アレーのメンバーを裏切るような形で渡米して作ったロック色の強いアルバム「BAND WAGON」’
 
鈴木茂さんの演奏をサポートしたのはハックルバックという名のバンド
 
そのハックルバックには「T-Wave」と「Rainbow Goblin 」で高中氏のアルバム参加した田中章弘さんがいた
 
とても素晴らしい演奏なのに、突然ストラトの高音部分がキンキンといい出し、ベースなどの低音域がなにかに反響したようにボーっと聞こえる
 
思わず右手で右耳を抑える
 
なんと残念なことだろう・・・
 
なお当日に演奏された‘八月の匂い’‘100ワットの恋人’は当時の空気感のままだった
 
それはその時代を包み込んでいた箱のふたを一気に開けたかのように客席の周りを色濃く漂い、私はついに胸が苦しくなってしまった
 
 
 
 
19時40分、ライブ終了
 
 
 
 
 
 
3 NANIWA EXPRESS
 
 
 
 
 
 
冒頭、清水興さん(bass)が「オリジナルメンバーですよ!」と言う
 
これはおそらく前回のスピンオフ企画、LIVE IN TOKYO CROSSOVER NIGHT(2012年)を指して発言されたことだと思う
 
そう、前回のCROSSOVERは直前になってNANIWA EXPRESSのドラマー東原力哉さんがホルモンを食べた後に痛風が悪化して出演出来なくなるというアクシデントがあった
 
そのため急遽、高校生ドラマーの平陸さんが変拍子を含むNANIWA EXPRESSの難しい楽曲を一晩で完璧にマスターし、本番に臨むこととなった
 
私は平陸さんのあの力強いドラムを忘れてはいない
 
またその時、ほとんどのオーディエンスは平陸さんに目が釘付けになっていたことも覚えている
 
そんな事情があったため、オリジナルメンバーとしてきちんと出演したのは2005年以来だ
 
うっ・・・ドラムセット、力哉さんのパワフルなショットと同調してタムやスネアのリムが赤→青→緑→黄色と変化を続け、点灯や点滅を繰り返している、LEDだ(笑
 
メンバーの中には高中ライブの常連、青柳誠さん(Pf、Sax)がいる
 
NANIWA EXPRESSでの青柳さんの演奏は高中ライブとは違う存在感を放つ
 
清水さんのキレッキレのトークとスラッシュ
 
また、岩見和彦さん(Gt)と中村建治さん(Key)がジェフ・ベックのFreeway Jamの1フレーズをユニゾンした時はゾワっと鳥肌がたった
 
名曲 BELIEVIN’ではメンバーとポゴダンス(親愛なるシド・ビシャスが考案したとされるピョンピョンと跳ねるダンス)を一緒にしたかった(笑
 
‘この後、ロビーでグッズの販売をします。握手や撮影などもしますのでどうぞおいで下さい’
 
清水さんのいつものステマ(笑
 
エンディングのバラードは残念な音響に少しだけ邪魔されたけれど、二手に分かれて客席に降り、堂々とロビーに向かうメンバーを見ていたら
 
観て、聞いて、ダンス出来るNANIWA EXPRESSのライブステージングは健在なんだなと思った
 
 
 
 
 
20時40分、ライブ終了
 
 
 
 
 
ここまで観てきて、各アーティストの演奏持ち時間は約40分間あり、その後20分かけてステージの転換作業を行い、キリの良い18時、19時、20時がライブのスタート時間になっていることに気づいた
 
21時、いよいよ高中氏のライブが始まる
 
その前にトイレへ行っておこうと席を立つと、ミキサーの方に話しかけている男性を見つけた
 
無言でパソコンの画面を覗き込むミキサーさん
 
 
 
高中氏のライブは良い音になりますように・・・
 
 
 
 
続く

 

 

4    ALONE

 

 

エロい

 

 

 

 

 

 

 

 

高音の、このフレットを抑えた時のこの音がこういう感じでとか・・・私は言えない

残念ながらそんなセンスも無いし感性も無い

 

SGとも違う、PRSとも違う、フェンダーとも違う

 

`こもっている’という意味ではなく、音の1つ1つが粒立って

 

クリアな音を何かで包んでいるような・・・

 

 

 

うん、だからエロい音なんだってビックリマーク(笑

 

 

 

ALONEゆえにエロ-ン

 

 

エンディングでのヴァイオリン奏法もいつもと違う音

 

今年のライブで確かめて欲しい、このエロい音を(笑

 

エロいって言い方がいけなければこう言おう、つまりそれはセクシーな音だ

 

 

 

 

 

 

 

5   Blue Lagoon

 

 

 

オーディエンスの中には初めてBlue Lagoonを聞く人も居るんだろうなぁ~と思ったら、なんだか妙に感慨深かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何かあったのか?ってくらいの気合の入った演奏スタイルに驚く

 

(音上げろ↑しばらくそのままで-下げろ↓)

 

高中氏のいつものサムアップ・サムダウンの指示に手を挙げて笑顔で応えるエンジニアが見える

タンタッタッタ タンタッタンを1回だけ音頭チックに弾いていた

 

 

 

 

 

 

 

6   Tropic Birds

 

 

音をねじ上げる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギターから出た音は人の耳に届いた瞬間に過去の音に変わる

 

だから次々と音をねじ上げていく

 

音は大きな熱量になり、やがて会場全体を飲み込む

 

そんな時だ

 

今、自分は熱のまっただ中に身を置いていると気づかされるのは

 

毎回、思うことだが、Tropic Birdsのスペクタクルさ加減は中途半端ではない

 

 

 

 

 

 

6   READY TO FLY

 

 

 

打ち込みによるイントロ、あの、音を重ねて重ねて繰り返していく感じは素晴らしかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところがまだ試行の初期段階のためか、実際の演奏に切り替わる部分がスムーズにいかず

 

その間を埋めるために少しフレーズを弾いては手を上にあげて・・・を何度かやっていたらウキウキした(笑

 

高中らしい

 

今年のライブでは今年バージョンの完成されたREADY TO FLYを是が非でも聞きたい、そんな気持ちになった

 

 

小島さんの大胆なソロの後、青柳さんがノンブレスチャレンジを始める

 

ワントーン・ノンブレス(息継ぎなし)でどこまで続くのか

 

ジャズのトランペッターなどが音を伸ばし始めた時、私には秒数を数えてしまうクセがある

 

もちろん青柳さんは循環呼吸演奏法(鼻から空気を吸って肺に送り込む間は息を吐き続けることが出来ないので

 

その間を埋めるため、あらかじめ頬の中に目一杯の空気を溜め込んでハムスター状態にしておき、それを小出しに吐いて音を続かせる演奏方法)を使っていなかった

 

 

 

その証拠に青柳さんはハムスターになっていなかったし、出した音は最初はフォルテ(f)だったが、やがてメゾ フォルテ(mf)→メゾ ピアノ(mp)→ピアノ(p)になって最後は聞こえなくなった

 

循環呼吸は弱い、小さな音を継続することには向いているが、フォルテを続けるなんて無理なことなのだ(その道の匠は出来るのかもしれないが・・・)

 

 

青柳さん、1息25秒

 

立派な記録だビックリマーク

 

また記録に挑戦して欲しい

 

 

 

 

 

 

アンコールなし、18時55分、50分間に及ぶ中身の濃いライブが終了した

 

 

 

 

 

 

今回のライブを観て、私は若い頃に野音で観た高中ライブを思い出した

 

ライブが始まるとみんな一斉にステージ付近にダッシュして、少しでも近くで高中氏を見ようとしたあのライブだ

高中氏が弾くギターのリズムに合わせて、ステージを両手でバンバン叩いたあのライブだ

 

 

自分の席が決まっているのに、結局オールスタンディング状態

 

ワーワーと歓声をあげ続けたあの懐かしいライブ

 

座ってなんかいられやしない、だって高中正義のライブなんだから

 

 

オールスタンディングはいい、そして倉庫も良かった(笑

 

 

 

 

 

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました

 

 

 

 

2016年5月22日、新木場 Studio Coastで行われたインスト・ライブ・イベントに高中氏が出演した

 

 

 

通年のSUPER LIVEとは違う場所、異なる雰囲気で演奏された当日の演奏曲などを、今回も私の独断と偏見のみでリポートしたいと思う

 

また、新しい試みとして、ライブで使用されたギターをイメージ画像として添付することにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブが始まる前のステージ転換作業中、ローディーさんがこのギターのチューニングをし、そのままステージの真ん中にセットしたので

 

今日はジェフベック・モデルビックリマークで演奏するのかと思ったら、1曲たりとも使われなかった(笑

 

 

 

 

ライブ会場、新木場 Studio Coastの前身は倉庫

 

その独特の雰囲気の中、18時05分にライブはスタートした

 

 

 

フェンダーOLDを抱きかかえ、高中氏がステージへ

 

 

 

 

 

 

 1   Star Wars Samba

 

 

オーディエンスは20代~30代が中心

 

いきなり21st Century Schizoid Manを演ったってわかるワケがない

 

オープニング曲はオーディエンスの年齢層に合わせて、誰でも知っている曲を選曲した

 

そういうことなのだろう

 

 

 

 

 

 

 

これ知ってるよ?スターウォーズだよね?私の後ろに居た、推定年齢22歳くらいの女性が私の考えを肯定してくれる

 

掴みはバッチリビックリマークってことだ(笑

 

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)」は昨年12月に公開され、大きな話題になったこともまだ記憶に新しいし(あぁ・・・ハン・ソロが・・・)

 

Star Wars Sambaってライブで演奏されることはないだろうなぁと勝手にそう思い込んでいた私みたいなファンにとっても

 

 

オープニング曲に?

 

Star Wars Samba?

 

思いっきり意表をつかれた感じでニンマリとした

 

「未知との遭遇(1977年)」の5音階 レ・ミ・ド・ド・ソ入り

稲葉さんのスタンディングウクレレも新鮮

 

 

 

 

 

2   Mambo No.5

 

 

 

Jump, Jive, Fly Calypso Tango
Let’s dance Disco 団子
Hot shot It’s Jingle Jangle (シャウト!) Mambo Magic
Roll, Ride, SIide Razzle Dazzle (Shake! ) Lovely Limbo
Kick, Click, Clack Bingo 番号 (GO!) Mambo Madness (TAKANAKA weblogより引用)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんか`団子’とか書き替えてるし(笑

 

自身のHPでシャウト!Shake!GO!と叫んで下さいと言っていたのにも関わらず、当日は歌の部分でマイクがOFF状態

 

ローディーさんが慌てて後ろから近づき、手で床のON・OFFスイッチをペチっと

 

けれど、時すでに遅し、シャウト!Shake!GO!のタイミングがわからずに演奏は過ぎていった

 

葉山で聞いた、いつ終わるのか予想がつかなかったポンタさんのドラムソロをこの曲で思い出す

 

 

 

 

 

メンバー紹介

 

青柳誠さん(key、sax)、稲葉ナルヒさん(guitar)、斎藤ノブさん(percussion)、宮崎まさひろさん(drums)、岡沢章さん(bass)小島良喜さん(Keyboard)

 

 

いつものメンバーがいつものポジションにいる

 

 

 

 

 

MC

 

今日のお客さんはほとんどが30代って聞いたんですが、そうは見えないですね

 

(注 ※このオールスタンディング・ライブで前の方に固まっていたのは20年くらい前に30代を過ごした方達ばかりだった、もちろん私も含めてね・笑)

 

 

ボクもこの間、誕生日で36になったんですけどね

 

それでは憧れのセーシェル諸島というのを演ります

 

 

 

 

 

3   憧れのセーシェル諸島

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曲の途中で今まで見たことのないギターに持ち替えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

周りがザワザワし始める

 

この工芸品のような特徴のある美しいボディ・・・

 

もしかしてイギリス製のハンドメイドギターZEMAITIS?

 

(後日、ご本人様がHPでゼマティス買うたったビックリマークと言うてはった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、新品状態で発売されているゼマティスではなく、トニー・ゼマティスさん(2002年他界)が生前に制作した本物のゼマティスなら軽く数千万円はするという、あのZEMAITIS?

 

(画像は楽器フェアへ行った時に撮影した現行品ゼマティス)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロン・ウッドもクラプトンも使っていたあのZEMAITIS?

 

(年頭にリフォームをしたら友人が「このリビングに似合うのはロン・ウッドだっビックリマーク」とワケのわからぬことを言い、30年くらい前に市販されていたロン・ウッド自身が描いた自画像をフレームに入れてプレゼントしてくれた。大きいのでなかなか迷惑ですビックリマーク笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現行品はおろか、私はピックしか持ってないあのZEMAITIS?

ギターの音の特徴もあまり良くわからぬまま、セーシェルのエンディングをキーボードが引っ張り

 

 

②へ続く