高中ライブは不思議なライブだ
ここ数年、ライブ会場に身を置きながら、私は以下のようなことを頭の中で考えている
・・・今年も同じ曲
ファンが聞きたいと思う曲ではなく、自らが演奏可能な曲を毎年ローテーションで演奏してないか?
・・・エンディングの曲も同じ
アンコールはまたしてもメドレー・・・あぁ(ガッカリ)
ライブ中は私自身も毎年同じ思考を繰り返している
そしてライブ終了直後は決まって満足感を得ることが出来ないでいる
ところが・・・
ライブ当日から日が経つにつれて、あれ?ライブの時のあの曲って、どんなアドリブを入れてたんだっけ?
ボトルネック、使ってたっけ?
突然、頭の中に湧き上がって来るライブの生音が私を戸惑わせる
‘思い出補正’と言われるものか?
とにかく、高中氏のライブは親の説教や冷酒と同じように、後からジワジワと効いてきて
やがては`今年のライブも良かったかも? ’に変わる
ライブ中は半ば不貞腐れて聞いているのにも関わらず・・・だ(笑
だから高中ライブは不思議なライブだと思う
まさに「マー君、神の子、不思議な子」
野村監督の名言は疑う余地がない(そのマー君じゃない・笑)
このライブの直後に取り壊しが決まっている渋谷公会堂に雨が降る
グッズ販売の列に並んでいる時に降っていた雨は、入場開始時間になっても止む気配がなかった
さて、ゆるゆるとライブ記事を書いていこう思うのだが・・・
10月1日(木)高中ライブ
10月3日(土)W杯ブレイブ・ブロッサム(ラグビー日本代表)✕サモア戦
10月4日(日)スプリンターズS(G1)
10月最初の週末は、楽しみにしていた3つの大きなイベントがあり、私にとってそれはもう楽しみで楽しみで夜も眠れないほどだった(笑
この3つのイベントは自分の中で連続性を持っていたため、ライブ記事中にラグビーの話や競馬の話が出てくるので、それはご容赦願いたいと切に思う
また、例年、ライブで使用したギターを「ブルーSG」、「高中ストラトキャスター2号機」と文字表記してきたが、今年は
故加藤和彦さんに借りパク・・・いや、河を渡って借りて来たフェンダー・ゴールド・ストラトキャスター
いつものブルーSG
一番好きな海の色仕様・フェンダー高中ストラト2号機
ジェフ・ベック・シグネチャーモデル(フェンダー)
今年は文字表記を止め、上記のようなイメージ画像として演奏曲の横に張り付けることにしたのでどうぞよろしく
そうしたのは特に深い意味はない。「あなたのブログの内容を盗んで、さも自分が書いたように盗作している人がいますよ!」という内容のメールが私に届いたワケでもない
例えそんなことをしている人が実際に居たとしても、私のブログに著作権なんて無いし、猿マネは猿に任せておけば良い、と私は思う
でもそんなことを言われて決して気分が良いものではないので、あえてこういう形にしてみた
この(ギターの)画像表現だって厳密に言えばかなり微妙な問題を含んでさえいるのだから(笑
10月1日、渋谷公会堂
舞台上手のパームツリーにハンモックが張られている
パームツリーは上手側・下手側に3本づつ、合わせて6本
上弦の月を右に45度だけ回転させた、簡潔に表現すると大きな円の下半分が布地の幕に貼り付けられている舞台背景
1 Thunder Storm
やけに演奏が早く終わったことに妙な違和感を抱く
それもそのはず、このThunder Stormではキーボードのソロが省略されていた
なぜ???
演奏曲をたくさん詰め過ぎて時間的な余裕が無いのか?
その理由は後になってわかる
2 GOLEM
ボトルネックを使用してかなり細かく弾いている
細かくというより、丁寧に弾いていた
座席のせいか(中段、右寄りに着席)音が小さく感じられ、なんかノレない感(笑
3 Blue Curacao
きたきた、小島さんのソロ
Thunder Stormで飛ばされたので心配していたが、気持ち悪く感じる一歩手前のソロは、今年も全開(笑
それにしても加藤さんに借りたゴールド・ストラトの音色の特徴がわからない
この曲に関しては高中氏の弾くギターの音色と稲葉さんが弾くギターの音色はよく似ていて、音楽的に聞き分けのセンスの無い私が目を閉じて二人のソロを聞いてみたら、今、どっちが弾いているのかさえわからなかった
・・・にしても、加藤さんに借りたゴールド・ストラトの音色がまったく際立たない
普通のストラトと大して代わらない音じゃないか
4 Desafinado
9月に発売された高中氏の新しいアルバム「MY FAVORITE SONGS」の2曲目に収録されている曲
前言撤回、加藤さんのギター、凄く良い音がする♫
ナチュラル系な音だとこんなにも違うのか?そんな新鮮な驚きがあった
このままこのまま・・・このギターはずっとナチュラルな、少しリバーブがかかったくらいの音色で聴き続けたい
気持ちの良い音だった