提灯記事は効果的?
誰しも悪くは書かれたくは無い、良く書かれたいとは思うもの。これは当然だと思います。
しかし悪いことは一切書かれたくないという方も中にはいます。では悪いことは一切書かれない、良い事ばかりの”提灯記事”が本当に良いのでしょうか?
提灯記事とは、持ち上げたい相手に媚びへつらう”提灯持ち”から来ている言葉ですが、良い事ばかりしか書かれていない記事が出た際、発信者側は嬉しいでしょうが読み手にとってはどうなのでしょうか?
悪いところは一切ない、100点満点と言われて100%受け入れる方は少ないと思います。逆にこの分野では多少劣るものの、この分野では群を抜いている。或いはこれらの課題があるものの、既に策を講じておりその効果も出始めていると書かれたらどうでしょうか。信用できる情報と思えるでしょう。
これらの違いは何かと言えば、”検証機能の有無”だろうと思います。
単に良く書かれただけの記事はあくまでも自己満足に過ぎず、効果的な記事は悪いところも含めて書かれた記事と言えます。記者の仕事は検証作業であり、下手に良く書かれたい、悪いことは書かれたくないと記者に働きかけることはこの検証作業を省くことであり、記事の信憑性を失うばかりか記者との関係も悪くなり、単なる自己満足だけでその他はなにも良い事はありません。
効果的な記事とは、”検証された記事”であることを再認識する必要があると思います。多少課題の様なことを書かれたとしても、数多くの取材対象の中から社会的に”検証する価値のある会社”と選ばれたという発想も重要だろうと思います。
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質問、疑問なきリリースを!
皆さんはリリースを書き上げた後、どれだけ確認作業に力を入れていますか?
ニュース性や切り口などを検証し、”記事が書けるか否か”ということは大前提ですが、もうひとつ掲載の確度を上げる(下げない)大きなポイントがあります。それは、「すっと読めて、すっと記事が書けるか」ということです。
リリースを書く際、如何に目を引くか、如何にニュース性を上げるかに集中しておられると思いますが、余りそこに固執してしまうと非常に読み難いものとなってしまいます。また言いたいことはあるけど全ては書けない、では触りだけ入れておこうなどという不完全燃焼型のキーワードも少なくありません。
記者はリリースを読んで記事を書こうと思った際、電話で質問をします。しかしそれが何カ所にも及ぶ場合、確認作業が面倒なため後回しになるでしょう。そうなると書類の山に埋め込まれ、報道の契機を逸してしまうものと考えます。もちろんん、面倒なため即刻ゴミ箱行きとなるものもあるでしょう。
リリースを一斉配布した場合、特に問合せも無く記事になったというケースがあると思います。これらの件数を増やしていくために、或いはこれらの記事の内容を充実させていくためにも”質問や疑問がない”ということが大きなポイントとなります。
その為には幾ら書きたくても現段階では中途半端にしか書けない、或いは文章量的に説明するのが難しいなどという場合は、”書かない勇気”も必要だろうと言えます。(添付資料を上手く活用する手もありますが)
リリースの一斉配布の大前提は、”読んだだけで記事が書けること”と言えます。そのためにはリリースを書き終えた後、すっと読めるかという検証や、専門用語や業界用語、社内用語などが使われていないかなども含めて見直す必要があります。
”読者が読んで解るリリース”を目指す必要があります。
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常識は変わる
常識とはなにか。
広辞苑によると、「普通、一般人が持ち、また、持っているべき知識。専門的知識でない一般的知識とともに理解力・判断力・思慮分別などを含む。」とのこと。
読めばその通りと思うものの、問題は”常識はひとつでない”ということ。人それぞれ、会社や業界が違えば常識は違います。その為、”相手にとっての常識と合致しているか”という検証が大事だろうと思います。
加えて言うと、”常識は日々変わる”ということ。
最近歴史の検証番組が増えていますが、子供の頃に習ったことが覆されることが少なくありません。
また子供の頃などの常識で現在覆されたものは他にもあります。
・背を伸ばす、骨太になるには牛乳を飲む
牛乳はカルシウムが豊富ですが、カルシウムの摂取=骨になるは違う
・貧血にはレバーが良い
確かに赤く血の様ですが、血を採るのなら輸血の方が早い
・母乳を出すには牛乳が良い
牛乳が直接出るなら母乳ではなく牛乳 などなど
常識は少なくとも自分自身の中ではひとつですが、相手とは必ずしも同じではない事と、研究や検証、時代の流れによりこれら情報も日々変化していることを認識しておくことが大事と言えます。
”検証”という作業が重要である広報担当者は、常にそのことを意識しておく必要があるようです。