①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪(限定)⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳ /21/22/23/24/25/26/27/28/29…の続き。今回も三人称です。
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「何でまたそんな変装なんかして、恋人同士のフリなんかしてたの?」
「それは、最…じゃなくて京子さんが明日の朝の便で日本に帰るので。今夜がグアムでの最後の夜ですからね、せっかくだから今まで俺のサポートをしてくれたお礼に高級レストランでのディナーをプレゼントしようと思ってこんな格好を。正装でないと入店できないお店だったんです。」
蓮は、近衛監督に説明すると…
「普通に二人の格好で行けばよかっ…ああ、そうか!この時期に敦賀くんが京子さんと一緒にグアムにいたりしたら、この映画と関連してると思われちゃうもんね。でもヒール兄妹で行けばよかったんじゃないの?」
またまた監督は、不思議に思い聞いてきた。
「ヒール兄妹のファッションだと正装しても入れない可能性が高かいし、それにヒール兄妹も終わりですからね。最後の夜くらい別の姿になって楽しもうって決めて、この姿に変装したんです。先日も気分転換にこの姿になって、一緒に遊んでたんですよ。まさか、そんな噂話が飛び交っていたとは知りもしなかったですね。」
するとキョーコも話に加わってきた。
「それに、この姿の時は兄妹ではなく恋人同士の役を演じてみよう。って話になってイチャラブの演技をしてたんですよね。もう内心ドキドキものでしたよ。でも、演技の勉強にもなったし楽しかったです!それに全て英語で通してたってのもあったし、この短期間で英語力もかなり極める事が出来たのでラッキーでしたね。」
「成る程ね~~楽しみながらも演技の勉強までするとは、二人とも本当に演技が好きなんだね。益々、気に入っちゃったよ。やっぱり次回作、本気で考えてみよう!」
近衛監督の頭の中では、最早決定事項になっている模様だ。
「その時は、お手柔らかにお願いしますよ監督。また素性隠して演じろなんて変な事考えないで下さいね。」
「私も普通に演じたいですよ💦もう大変なんですから。」
「ハハハ大丈夫だよ、その時は普通に敦賀くんと京子さんに演じてもらうから。」
3人が談笑してると、いきなり美容室の部屋の扉が開きミス・ジュリーウッズが驚いていた。
「ちょっと蓮ちゃん?なな何で近衛監督がここにいるのよ💦!?もしかしてバラしちゃったの?」
「あ、テンさんすみません。ちょっと流石にヤバい状況が生まれてしまいまして近衛監督には話しちゃいました。でも大丈夫ですよ、監督も秘密にしてくれるそうなので。ですよね?」
「え?ああ大丈夫だよ。この事は秘密にしとくんで。元々カイン・ヒールを産み出したのは僕なんだし!まさかそこから派生キャラが産まれるとは思わなかったけどね。でもそのお陰で、京子さんという思わぬ原石を見つける事も出来たし。本当にカインの妹の雪花として今まで、敦賀くんのサポートをしてくれてご苦労様でした。君も立派なトラジックマーカーのファミリーだよ。京子さん、ありがとうね。」
監督は、満面の笑みでキョーコに手を差し出し握手を求めて来たのでキョーコはそれに答え右手を出し握手した。
「いえ、こちらこそ。色々と迷惑かけてしまいすみませんでした。先に日本に帰りますけど、映画の大成功を祈ってます最後まで頑張って下さいね!」
キョーコは、近衛監督へ丁寧なお辞儀をして今までの無礼な行いを謝りつつも映画の成功を祈っていた。
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近衛監督ともちゃんと挨拶させないといけませんものね!
原作の方では描かれていなかったので想像で書いた次第です。シチュエーションはかなり違うと思うけど(笑)