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朝の小学生の登校に合わせて
横断歩道で旗振りをしている
おじさんの姿を見ていた
小学生だから
全員元気に挨拶をすると思いきや
目をあわせないように
下を向いたまま通り過ぎる子や
友達と話しながら通り過ぎる子が
けっこう多いことに驚く
この子たちを守るために
毎朝道路に立っている
このおじさんは
一体どんな思いでいるのだろう?
さらにしばらく見ていると
時々
それはそれは大きな声で
「おはようございまーす」
と元気に挨拶する子がいる
すると
そのおじさんも
「はーい、おはようございます」
うれしそうに応える
あんなふうに挨拶されると
おじさんも気持ちいいだろうな
どんなに
目の前の小学生たちが
下を向いたままや
知らんぷりで
目の前を通り過ぎようと
10人に1人くらいの割合で
気持ち良い挨拶を
する子がいるから
気持ちが萎えることなく
旗振りを続けていられるのかも
知れないな
挨拶しない小学生も
よく見てると
本当は挨拶したいのに
上級生がしていないからとか
一緒に歩く友達が
していないからとか
恥ずかしいからとか
勇気がなくてとか
いろいろありそう
しっかり挨拶する子は
普段から
大人に挨拶することに
慣れているのかもしれない
もちろん
全くのマイペースで
物おじすることなく
自然に挨拶する子もいる
子供は子供なりに
自分の心を扱うのに
精一杯なのだろうな
さらにしばらく見ていると
中学生の男の子が
小さく挨拶して
自転車で通り過ぎていった
きっとこの子が小学生のときも
このおじさんは
この場所にいて
当時は
挨拶できなかった(かもしれない)
けれど
今なら挨拶できる
といったところか?
自分軸で
行動している子
他人軸で行動している子
一人なら
自分軸で行動できる子
子供達を見ていると
自分軸を試される場面は
子供のころから
刻々とあったのだとわかる
挨拶したかったのに
できないまま
大人になって
今でも他人軸を
心の真ん中に置いて
自分軸を明け渡してしまい
辛さを感じている大人は
たくさんいる
自分軸は
いつでも試され
鍛えられる
だから
断捨離が
いいんだな
小学生の登校をみて
人生の縮図を垣間見た
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