豊岡地区の社寺巡りに来ましたが、最後に国の天然記念物玄武洞を訪ねました。160万年前の火山活動で、マグマが冷えて固まるときに作り出した規則正しいきれいな割れ目の景色が玄武洞です。六角形の無数の玄武岩(柱状節理)が積み上げられた不思議な美しさは目を見張る偉観で、圧倒的な迫力で人々を惹きつけています。
↓玄武洞一帯は、現在は「玄武洞公園」となっており、国道から写真の坂道を登っていきます。入場すると五つの柱状節理の洞窟があります。
↓まず一番目は「玄武洞」と呼ばれる眺めで、人工的に作られた洞窟と採掘されて掘り残された柱状節理が迫力をもって目の前に現れています。
↓上の写真をちょっと拡大してみました。
↓次の青龍洞へ続く道端のお不動さまにちょっと手を合わせて、汗をかきかき進んで行きます。
↓「青龍洞」。岩石の規則正しい割れ目を節理といい、それが柱のようになったものを柱状節理といいます。青龍洞は、一帯の中でもとくに美しい柱状節理見せてくれます。
↓青龍洞の柱状節理の美しい様子です。絵にかいたようにきれいです。
↓青龍洞前にあった「柱状節理ができる仕組み」の説明図です。
↓「白虎洞」。水平方向に伸びた柱状節理の断層を見せています。柱状の太さが他に比べると細目で、これは溶岩が早く冷えたためだそうです。
↓上の写真の部分拡大です。真横に柱状節理が走っているのが珍しいです。
↓「南朱雀洞」。入り口左右の石は節理が見られず岩石が積み重なって見えます。これは節理の先端部です。
↓「北朱雀洞」。五つ目の最後の洞窟です。