昨日(4月7日)、術前検査を受けるため整形外科を受診しました。



心電図検査で異常所見(心筋虚血疑い)が出たため、以前受診していた心臓外科併設の循環器内科病院にすっ飛んで行き、追加検査を受けるというオマケ付きです。



オマケの方が大掛かりでしたが・・・



『軽度の虚血性心筋症。心電図には軽微な異常所見が、冠動脈には軽度の狭窄が有るものの、脊柱管狭窄症手術には耐えられる』旨書かれた循環器内科の診療情報提供書を整形外科へ持参して術前検査完了となるため、



まだ確定している訳ではありませんが、検査結果に手術に影響を与えるような重大なものも無く、無事手術は受けられそうです。





整形外科の指示で急遽受診した循環器内科病院では、予約が無いにもかかわらず脊柱管狭窄症手術の術前検査(追加)ということで、全ての検査項目を午後に詰め込んでいただきました。(感謝)



ちなみに受けた術前検査は以下の通り。


◎整形外科(午前)
 ①採血(7本)
 ②脊椎レントゲン
 ③腰椎CT
 ④心電図
 ⑤血圧脈波


◎循環器内科(午後)
 ①採血(3本)
 ②胸部レントゲン
 ③冠動脈造影CT
 ④心電図
 ⑤心臓エコー


合計で10本の採血と、レントゲン✕2とCT✕2で被爆量が2倍になったのは想定外ですが・・・


⬇️冠動脈造影CTの説明書(3年前と同じ?)

⬇️造影CT検査前のロビーにて待機中の図




家内と一緒に受けた整形外科の主治医からの説明では、4番と5番腰椎(椎体)を削り、4番と5番の間の椎間板の一部も一緒に切り取るとのことでした。


てっきり椎体から後ろに飛び出た椎弓などを削ると思い込んでいましたが、変形している4番・5番腰椎の椎体を削るのがメインの手術になるそうです。


重症筋無力症のため使用出来る麻酔薬には制約があるものの、MG主治医と連絡を取り合い既に選定済とのこと。


1ヵ所の手術のため、通常は輸血不要とのことでしたが、念のため輸血同意書にサインしました。


また稀に脊髄を包む硬膜に穴を開けることもあるため、血液製剤(フェブリン糊)使用の同意書にもサインしました。


あちこち同時に手術してくれたら脳脊髄液減少症治療のブラッドパッチとフェブリン糊パッチが出来て一石二鳥と、不謹慎なことを考えながら・・・




椎間板ヘルニアは後天的になるのに反し、椎体変形による脊柱管狭窄症は先天的な要素が強いとのこと。


腰椎上部か胸椎下部かの椎体にも既に変形が見られ、脊髄側に張り出して来ており、このまま進行した場合、将来的には手術は不可避らしく、


更に予備軍がいくつか点在しているようなことを、サラッと伝えられたのには参りました。


もう既に手術予備軍が控えているのか?

手術を繰り返すことで広範脊柱管狭窄症(指定難病)に診断が変わって行くのか?

骨繋がりで先天性内反足とも関連があるのか?


などなどMRI画像を眺めて考えていたため、生まれつき椎体が変形しているのか、それとも変形しやすい体質なのか、先天的の意味を確認するのを忘れてしまいました。


機会を見て確認したいと思います。




ひょんなことからご無沙汰していた循環器内科病院を受診しましたが、


昨年受ける予定のはずが、新型コロナを言い訳にして伸び伸びにしていた冠動脈造影CT検査などの一連の検査をを受けられたので、結果オーライです。


3年前のこの病院での検査後に『冠動脈の2ヵ所に狭窄があり、定期的な経過観察が必要』と伝えられましたが、


当時の心電図検査でも心筋虚血を示す所見があり、軽度の虚血性心筋症との診断だったと、今回の説明時に知りました。(単に忘れていただけかもしれません。)


今回は『冠動脈の3ヵ所に石灰化による狭窄があり、心電図にも軽度の心筋虚血を示す異常が認められるが、まだ治療が必要な状態ではない。ただし、定期的な経過観察は必要。脊柱管狭窄症の手術には影響無いレベル。』との結果説明でしたが、


画像を見比べると狭窄箇所が2ヵ所から3ヵ所に、単なる狭窄を示す画像から白く輝く石灰化を示す画像に変わるなど、軽微ながらも進行しているのが素人の私でも判りました。


当然のことながら『何も症状が無くても2年〜3年毎に同様の検査を受けるように』と、医師に念を押されたことからして無罪放免とはなりませんでした。


あくまで仮説ですが、こちらの病院の指導でダイエットをして降圧剤と高尿酸血症治療薬を断薬、


人間ドックでも血液美人(男性であっても)の称号をいただくまでになっても狭窄が進行しているとすれば、ステロイドの影響があるのかもしれません。






検査室の引き戸をよろけながら開け、フラフラ、カクカク病院の中を歩くなど危なっかしい状態のなか、



胸椎・腰痛の痛みに加え、脱力・筋力低下で病院ロビーの椅子に座っているのも大変でしたが、



どうにかこうにか一日がかりの濃い検査をこなすことが出来ました。



狭心症予備軍であることを思い出した一日でもありました。




複数の疾病を抱えていると、単純なことでも複雑になるため、本当に厄介です。



いずれも現状維持を目指すための治療ばかりで完治寛解は望み薄のため、一生こんなことが続くのかもしれません。


直近の経験から、今の私にとってステロイドは減らした方が良い、太らない方が良いというのは確かなようです。


では、皆様もどうぞご自愛ください。