指定された時刻、朝8時に病院へ入る。


ロビーで血圧を測った後、問診票、血圧手帳とお薬手帳を受付に渡す。


ちなみに血圧は上155、下105で少し高め。


程なくして診察室に呼ばれる。


医師から、人間ドックで腹部大動脈の石灰化が指摘されているので、採血の後、心電図、胸部レントゲン、冠動脈と大動脈の造影剤CT、心臓エコー検査で精検するとの説明あり。


下は、造影剤CTの説明資料。


すぐさま診察室を出て、検査着に着替え、バタバタと検査を受ける。


造影剤CTは初めての経験。
何かが血管に入ってくる感覚があり、また、体が熱くなるが、何事もなく終了。


全ての検査が終わり1時間ほど待合室で待っていると、診察室に呼ばれる。


CT画像を見ながら、心臓の冠動脈の、ここと、ここの2ヵ所が狭くなっていると、医師。


確かに血管が細くなっている所が、素人の私にも判る。


もう少し狭くなれば父のような狭心症?


今すぐの処置は不要とのことだが、大抵は加齢とともに進行するので経過観察が必要らしい。


血圧手帳とお薬手帳をパラパラめくりながら、『危険リスク排除のため、高血圧症と高尿酸血症の治療を当医院で始めます。』と、爽やかな笑顔で医師が伝えてくれる。


直近に服用していた(勝手に断薬した)降圧剤のアジルバ40mg(最大量)と、高尿酸血症のフェブリク10mgが、あっさり再開。


とりあえずの処方で、経過を見ながら薬を替えていくとのこと。



診察室を出た後、看護師さんから『当医院は24時間対応なので、心臓に何か症状が出たら電話してください。』と、


【24時間対応】と【緊急時の電話番号】が強調された【持ち歩き用】と【自宅用】2枚の名刺を渡される。


冠動脈が少し狭くなっただけのオヤジには、一瞬、大げさなのではと思ったものの、新患に対する等しいサービスと察し、有り難く受け取る。


会計を済ませたのが12時。ちょうど4時間の滞在で病院を出た。




どんな検査でも、やはり疲れるものです。


疲れたといえば、また1ヵ所、通院先が増えてしまいました。(元に戻っただけですが。)


今度は【冠動脈の経過観察】という人質を取られているため、勝手に通院を止め、降圧剤を断薬するなどの荒業は出来ないようです。


それにしても、血液検査の数値は短期間で変わるものだと初めて知りました。


ちなみに去年5月、今年の5月11日、25日、今日6月8日の数値を並べてみます。


中性脂肪                     313→ 245→ 317→ 490
総コレステロール     224→ 222→ 208→ 217
悪玉コレステロール 130→ 144→ 126→ 111
善玉コレステロール   34→ 38→ 35→ 42
空腹時血糖                 106→ 89→ 92→ 107
HbA1c                          5.5→ 5.5→ 5.1→ 5.6
尿酸                              7.0→ 8.2→ 7.2→ 7.8


今日は中性脂肪が490、尿酸が7.8と基準値を超えていましたが、他は大丈夫でした。


神経内科の主治医がこの中性脂肪の値を見ただけで『どこの病院で治療を受けているんだ。』とお怒りになるところですが、医師の専門・立場が異なれば、見方も変わるのでしょうか。


これでオーバーホールはひとまず終了です。


それぞれの主治医にも伝え、それぞれの治療に励むこととします。


では、皆様もどうぞご自愛ください。