先日(2月28日)、整形外科を受診しました。



歩けば両脚太腿に締め付けられるような感覚が以前からあったのですが、ここに来て太腿から脛へのジーンとした痺れが急に強くなり、歩いては休むを繰り返す間欠跛行が頻繁に起きるようになりました。


間欠跛行は重症筋無力症(MG)の易疲労性との区別が自分でも難しく、従来、その多くは痺れを伴っていなかったため易疲労性による脱力の中に紛れていたのだと思います。


今では歩くのが辛くなった時、立ち止まって前屈みの姿勢になると脊髄への圧迫が緩和されて(たぶん)、痺れが消えるのがハッキリ判るほどで、


MGの日内変動と重なった夕方以後の外出時の歩行は、昨年12月にアップした「通勤はアスレチック」という記事の時よりも更に厳しく辛いものになりました。




が、自虐的に楽観的に「まだ大丈夫!」と根拠の無い自信で乗り切ろうと考えていた矢先、


益々歩行が怪しくなって行く私に見かねた勤務先の医務室から自宅療養を打診されたことがきっかけでその薄っぺらな自信が脆くも崩れ去り、1年振りに整形外科を受診したというのが本当のところです。


遅ればせながら『耐えられない痛みや痺れを感じるようになったら受診するように』との整形外科医の言いつけを守ることが出来ました。




肝心の受診結果ですが、脊椎と腰のレントゲンでは1年前とさほど変化が無いとの診断でしたが、


明らかに間欠跛行と思われる症状が出ていること、筋萎縮が1年前の受診時より進んでいることから、来週、MRIで脊髄の圧迫状況を調べることになりました。


痛みはまだ我慢出来るレベルのため、鎮痛剤の処方は今回も丁重にお断りしています。


有り難いことに前回受診時同様、整形外科医は筋萎縮・筋力低下が進んでいることをとても気にされていました。


『重症筋無力症の治療をしている病院は、胸椎骨折の合併症を認識しているのに何故脊椎の検査をしないんだ』というようなことを、整形外科医がブツブツ呟いているのを聞き流しながら、


今後もこちらでの経過観察、治療をお願いしつつ、来週の予約を入れて診察室を後にしました。





2020年8月に胸部脊柱管狭窄症、側彎症、椎間板ヘルニアとの診断を受けたものの、


痛みや痺れが軽かったこともありますが、筋萎縮・筋力低下がMGとの鑑別が困難であるとして、今まで整形外科では積極的な治療を受けていません。(MG主治医が積極治療を渋る理由の一つでもあります。)


正しくピンチがチャンスと言うところでしょうか。




ちなみに脊柱管狭窄の診断は馬尾型です。


骨折した5〜7番胸椎の直下、8〜10番胸椎あたりが狭窄しているため、2015年5月の階段転落が原因だろうと考えられています。


下図の左端が馬尾型です。


(↑聖路加国際病院さんのHPから借用させていただきました。)


今回は医師に伝えませんでしたが、筋萎縮・筋力低下の原因が脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアと想定して、診断的治療で手術を受けることが可能かを機会を見て確認したいと思います。


脊柱管狭窄症手術による出血が脳脊髄液減少症のブラッドパッチの代わりにもなるのでは(素人考え)、との悪巧みも仕込まれていますが・・・


痺れの原因が整形外科で判別出来なければ、眼科で判別出来ていない歪みなどの変視症もあるため、脳神経外科を受診するのも選択肢の一つと考えています。


重症筋無力症と脳脊髄液減少症の鑑別診断・治療の臨床研究の対象から外れたため(たぶん)、自由度が高まったメリットを最大限活用して、今まで遠慮していた他科、他病院の受診も積極的に取り入れて行こうと思います。


再来週には白内障手術での入院、5月には胃ポリープの経過観察のための内視鏡検査が控えており、また、緑内障も白内障手術後の眼圧低下が芳しくなければ手術が予定されていますが、隙間を縫ってこなして行きたいと思います。


一昨年春に降圧剤を断薬した際の条件であった、昨年春に受ける約束でまだ受けていない冠動脈軽度狭窄の経過観察(造影剤検査)はどこに入れようか・・・


では、皆様も、どうぞご自愛ください。