ガノタなモノづくりママの日常 -13ページ目

行動し発信し、また行動することの大切さ

東大阪の中辻金型工業
こちらで総括部長をされている戸屋加代さんは、わたしの大事なお友達なのです。
彼女は創業者の娘さんなんだけど、その属性だけじゃなく、どうやら「金型」という世界に生きることにプライドを持っているんだな(・∀・)

彼女はすごくマメにブログを更新していて、わたしも読むのが追いついていないんだけど、そこで書かれている内容は、従業員への思い、会社への思い、仕事への思い…いろいろにあふれているのですよ。

経営者が、会社の利益のため、他人を自分の思うように働かせたいという気持ちはわかるし、それが上手くいかないのも当たり前。
経営者だって人の子だから、そんな愚痴文句をどこかにぶちまけたくなるでしょ。でも、従業員が会社や経営者の愚痴を言うのと同じ感覚で、経営者が従業員の愚痴をこぼすのは間違っていると思う。そういうマイナスな言葉は、巡り巡って自分に還ってくると思ったほうがよいかも。
たまに「社員は社長の鏡」なんて言葉も聞くし、つまりそういうことなんだと思う。

彼女の場合は、決して上から目線ではなくて「うまくいかない時、自分にはなにが足りないんだろう」ということを真っ先に考えるのですよ。
こういうマインドって、従業員への接し方や仕事への取り組み方におのずと表れるもんね。
そうして従業員の心が満たされていれば、「この経営者についていこう」という気持ちになるんじゃないかなーと思います。もちろんお給料も大事ですけどね。大事なんですけれど、それだけじゃないと思う。だって信頼関係だもの。

そして彼女は日々、金型屋という事業の存続をかけて、常に動き、情報を発信して人とつながりを作って新しい道づくりに積極的に取り組んでいる。
この様子を見ていると「現状を変えたい!」と思ったら、まず行動して、情報を発信する。そしてまた行動する…ということが、いかに大切なのかを考えさせてくれるのです。

で、最近立ち上げられたプロジェクトが素晴らしいのでご紹介します!

「東大阪にこども金型職人を生み出す発信基地を作りたいねん!」

伊那市の「完全地産プロジェクト」の輪もジワジワ全国に浸透中ですし、この「こども職人生み出しプロジェクト」の輪もどんどん広がるといいな!
 ヽ(´ー`)ノ

アニメ「アルドノア・ゼロ」メイキングセミナーに行ってきた件

このごろの天候は荒れ続きで、せっかくの桜を堪能する機会もなく…
気づけば葉桜へと姿を変えつつある今日このごろです。
(´・ω・`)

そんな季節の移り変わりにまったく関係ない話ですが、去年の夏からハマっているアニメ作品があります。

それは、ALDNOAH ZERO(アルドノア・ゼロ)

2014年7月から9月までの第1クールと、今年1月からの第2クールの計24話。
作品は3月28日の放映をもって完結しています(たぶん。一応。)

地球から火星へ移住して超テクノロジを手に入れた「火星人」は、その力を武器に地球のもつ豊富な資源を求めて侵略を図ります。
その超テクノロジ「アルドノア」を動力にしたスパロボに対抗すべく叡智を結集した地球人の奮戦と、火星と地球それぞれの人間ドラマを描いたものがアルドノア・ゼロです。

なにがハマった要因なのかと言われればいろいろ挙げられるんですけど、まずはやはりこのストーリーですね(゚∀゚)
わたしは昔からヒマがあると、「人類はどこからきたのだろう?」とか、「ダーウィンの進化論ってウソっぽいわよね」といったことを考え、その延長で宇宙や天体について妄想するクセがありました。
その中のいくつか。たとえば、

「月には秘密基地があるんだ」
「地球上の人類は月を経由して他の星から移住してきたんだ」
「太古の火星にはいまの地球のような濃い大気と海があって、ヒトが文明社会を営んでいたんだ」
「火星からヒトが消えた原因は、行き過ぎた文明による自滅じゃないのか」

これらの妄想がアルドノア・ゼロのストーリーと重なるところがあって引き込まれていったのでした。

で、回数を追うに連れて作品中のCGや作画のクオリティにも注目するようになり、番組が終わってからも設定資料集を読んだり、メカニックデザインやギミックの設計といった細かい部分が気になってしょうがありませんでした。
そんな折、制作サイドのエピソードを直接聞ける機会に恵まれたのです!




アニメーション制作は、わたしたちの仕事とよく似ているのです。
特にこのアルドノア・ゼロに関しては、少数精鋭+超短納期+コストダウンというハードルを超えた、知恵と努力と体力の結晶なのだということがよくわかりました。
AUTODESK社、Adobe社等の最新の制作ツールを使い倒し、オンエアではコンマ数秒しか映らないカットにも妥協をしない。
出来ないことは出来ないと見切る勇気も大事。ただし、代替プランも準備して作品のクオリティを落とさない。
仕事なんだから当たり前といえば当たり前ですが、実際にCG制作を触った方ならその大変さがわかると思います。
実例を挙げると、

ただの正六面体の全体にマスク(テクスチャ)を貼る

正六面体を平面展開する
(実はここでマスクがずれる)

展開したものを再度折りたたんで正六面体に戻す

マスク、ぐだぐだになる。
~からのリテイクで一日かかる。

ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!


こうしてみなさんに歓びと感動を伝えるために、クリエイターは今日も戦っているのです。
こういった舞台裏を知ると、作品への愛着が増しますね~。

いい勉強になりました( ^ω^)おっ

あの「ねじや」さんが覗きを…(ry

かねてからたびたび話題にさせて頂いている埼玉の浅井製作所さん
工場はしばしばテレビドラマのロケで使われたり、地元だけでなくもう全国レベルでカナーリ有名になりました~(゚∀゚)!

ねじ。ねじ。。ねじ。。。
それは、地味な存在ながらも製造業には決して欠かすことが出来ない産業の「塩」。
わたしも、日々大変お世話になっております。
もちろん、浅井製作所オリジナルの特殊なねじも使わせて頂いております!

ねじって、切削加工じゃないんですよ。
だから製造過程で切り粉が出ない、非常にムダのない加工法で出来ているのです。
わたしは機械商社にいてダイヘッドやらチェザーやらを取り扱った経験があるので、圧造とか転造ってのはなじみがある工法なのですが、一般の方にはいまいちピンと来ないかもしれません。
とにかく、金属が一瞬で形を変えてポンポンポンポン飛び出していく様は見ていて楽しいもんですよ♪

ほーらね!工場を見たくなったでしょ(・∀・)ニヤニヤ

浅井さんは、ねじの魅力を多くの人に伝え興味をもってもらおうと、昔からいろんな工夫をしてこられています。
ねじ=機構部品という括りを超えて、アクセサリーの分野を開拓(あえて進出とは書かない)。
浅井さんは根っから職人さんなので仕事が丁寧なんですよ。だからアクセサリーの出来栄えもとてもきれいです。

さらに、ご自身の時間が許す範囲でいつでも工場見学を受け入れてくれたり、工場の窓に「覗き見コーナー」を設けて、子供でも気軽に工場を覗いてねじが出来る様子を見学できるようにと頑張っているのです。

そして、もっと多くの人に足を止めてもらえるようにイメージを変えてみたい…
そんなふうに考えるようになったみたいです。

そこで!!!
ねじこうばを覗いてみよう!「のぞき穴」開発プロジェクト
発足です!

これは、もっとたくさんの子供達に工場を覗いてもらえる環境を作るための、クラウドファンディングです。

「クラウドファンディング」ってなんぞや?(。・_・。)?
うーーーーんとわかりやすく言うと「カンパ」ですね。
ただ、クラウドファンディングは資金を募るだけではなく、額に応じた資金提供者へのリターンがあります。
今回のねじこうばを覗いてみよう!「のぞき穴」開発プロジェクトでも様々なリターンが用意されているようですよ。

ご興味がわきましたら、まずプロジェクトの内容を覗いてみてくださいね。

ではでは(((((((((((っ・ω・)っ