アニメ「アルドノア・ゼロ」メイキングセミナーに行ってきた件 | ガノタなモノづくりママの日常

アニメ「アルドノア・ゼロ」メイキングセミナーに行ってきた件

このごろの天候は荒れ続きで、せっかくの桜を堪能する機会もなく…
気づけば葉桜へと姿を変えつつある今日このごろです。
(´・ω・`)

そんな季節の移り変わりにまったく関係ない話ですが、去年の夏からハマっているアニメ作品があります。

それは、ALDNOAH ZERO(アルドノア・ゼロ)

2014年7月から9月までの第1クールと、今年1月からの第2クールの計24話。
作品は3月28日の放映をもって完結しています(たぶん。一応。)

地球から火星へ移住して超テクノロジを手に入れた「火星人」は、その力を武器に地球のもつ豊富な資源を求めて侵略を図ります。
その超テクノロジ「アルドノア」を動力にしたスパロボに対抗すべく叡智を結集した地球人の奮戦と、火星と地球それぞれの人間ドラマを描いたものがアルドノア・ゼロです。

なにがハマった要因なのかと言われればいろいろ挙げられるんですけど、まずはやはりこのストーリーですね(゚∀゚)
わたしは昔からヒマがあると、「人類はどこからきたのだろう?」とか、「ダーウィンの進化論ってウソっぽいわよね」といったことを考え、その延長で宇宙や天体について妄想するクセがありました。
その中のいくつか。たとえば、

「月には秘密基地があるんだ」
「地球上の人類は月を経由して他の星から移住してきたんだ」
「太古の火星にはいまの地球のような濃い大気と海があって、ヒトが文明社会を営んでいたんだ」
「火星からヒトが消えた原因は、行き過ぎた文明による自滅じゃないのか」

これらの妄想がアルドノア・ゼロのストーリーと重なるところがあって引き込まれていったのでした。

で、回数を追うに連れて作品中のCGや作画のクオリティにも注目するようになり、番組が終わってからも設定資料集を読んだり、メカニックデザインやギミックの設計といった細かい部分が気になってしょうがありませんでした。
そんな折、制作サイドのエピソードを直接聞ける機会に恵まれたのです!




アニメーション制作は、わたしたちの仕事とよく似ているのです。
特にこのアルドノア・ゼロに関しては、少数精鋭+超短納期+コストダウンというハードルを超えた、知恵と努力と体力の結晶なのだということがよくわかりました。
AUTODESK社、Adobe社等の最新の制作ツールを使い倒し、オンエアではコンマ数秒しか映らないカットにも妥協をしない。
出来ないことは出来ないと見切る勇気も大事。ただし、代替プランも準備して作品のクオリティを落とさない。
仕事なんだから当たり前といえば当たり前ですが、実際にCG制作を触った方ならその大変さがわかると思います。
実例を挙げると、

ただの正六面体の全体にマスク(テクスチャ)を貼る

正六面体を平面展開する
(実はここでマスクがずれる)

展開したものを再度折りたたんで正六面体に戻す

マスク、ぐだぐだになる。
~からのリテイクで一日かかる。

ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!


こうしてみなさんに歓びと感動を伝えるために、クリエイターは今日も戦っているのです。
こういった舞台裏を知ると、作品への愛着が増しますね~。

いい勉強になりました( ^ω^)おっ